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白井の史跡・文化財

散歩の達人と行く「木下街道 白井 根 三天神社」巡りと史跡調査

「しろいふるさとガイドの会(会長:市川善美)」は白井市の歴史や文化・自然や生活・地形や地名の生い立ちなど、白井の魅力を学び伝える活動をされています。今回、市内に鎮座する「白井 根 三天神」を紹介していただくと共に、馬頭観音や競走馬の墓碑調査に同行しました。

天神信仰(てんじんしんこう)とは。

日本における天神(雷神)に対する信仰のことである。特に菅原道真を「天神様」として畏怖・祈願の対象とする神道の信仰のことをいう。

本来、天神とは国津神に対する天津神のことであり特定の神の名ではなかったが、道真が没後すぐに、天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)という神格で祀られ、つづいて、清涼殿落雷事件を契機に、道真の怨霊が北野の地に祀られていた火雷神と結び付けて考えられ火雷天神(からいてんじん)と呼ばるようになり、後に火雷神は眷属として取り込まれ新たに日本太政威徳天(にほんだいじょういとくてん / にほんだじょういとくてん)などの神号が確立することにより、さらには、実道権現(じつどうごんげん)などとも呼ばれ、『渡唐天神』『妙法天神経』『天神経』など仏教でもあつい崇敬をうけ、道真の神霊に対する信仰が天神信仰として広まった。「出典:ウィキペディアより一部抜粋」外部リンク

【目次】

天神社(白井市根417)
天神八幡神社(大日神社境内…白井市根1388)

天満宮(白井市根95-2近接)

名馬生食の活躍から始まった?競馬界の歴史に名を刻んだ名馬たちの碑

天神社(白井市根417)

白井木戸天神社は、木下街道沿いJRA競馬学校入口に鎮座しています。幹線道路に面していますが境内はとても厳かな雰囲気があります。この神社はJRA競馬学校騎手過程の生徒さんが「騎手免許合格祈願」に参詣するそうで、競馬学校との関わりも深いのです。

白井木戸 天神社(てんじんじゃ) 「出展:天神社境内資料」

御祭神:菅原道真公

白井木戸天神社は、菅原道真公を祭る神社です。創建は、享保15年(1730年)と伝えられています。

境内中央左手には「子安様(こやすさま)」も祭られていて、子供の成長を見守っています。

また、手水舎の裏手に建立されている開拓記念碑には、江戸時代初期からこの地が開拓されて来た歴史が刻まれています。

現在の神殿は、昭和50年に築造されました。

【主な御神徳】

天神社:合格祈願・学業成就・五穀豊穣・厄除け

子安様:子授かり・安産祈願・子育ち

年中行事については、地区の代表者が境内に集まり、年中行事として祭事を行っています。

●七月二十五日 夏祭り(天王様)

※疫病払い、辻切りを行う

●十月十九日 秋祭り(マーチ)※一年の感謝と収穫を祝う

●一月十八日 初ばやし※悪魔払い、辻切りを行う

●一月二十五日 天神御歩射(てんじんおびしゃ)※厄災払いのための祭り

●お焚き上げ※古札、しめ飾り等を焚く

●二月二日 ほうそう歩射※疫病払い、女性が行う祭り

※十二月三十一日深夜から一月一日

特別行事として平成十八年より地区の有志が協力し合って、初詣参拝客のお迎えを行っています。

 

「天保十三年九月吉日」と読めそうですね。

天神社

根村字上ニアリ菅原道真ヲ祭ル享保十五年九月十五日根村番神社ト共ニ勧請社殿間口一間境内四百坪共有地后藤后左衛門外二十四人持アリ氏子三十七戸ヲ有シ管轄廰マデ七里七町十二間三尺ナリ(神社明細帳)「出展:白井市郷土資料館白井村誌」

天神八幡神社(大日神社境内…白井市根1388)

大日神社境内の右手に天神八幡神社はあります。

大日神社

根村字小山ニアリ日之御神ヲ祭ル延寶五年九月十五日元七次村々社ト勧請ノ処明治八年一月白井木戸新田輕井沢新田七次新田合併根村ト改稱ニ付方今村社ノ一ニ候社殿間口一間二尺五寸奥行一間二尺二寸境内五百五十二坪官有地第一種アリ神官ハ小松嘉治ニシテ氏子三十七戸ヲ有シ管轄廰マデ七里十二間三尺ナリ境内四社アリ(以下省略)(神社明細帳)「出展:白井市郷土資料館白井村誌」

大日神社(おおひじんじゃ)

御祭神: 天照坐皇大御神

劣化を防ぐために神殿には屋根が設置されていました。後世につなぐための大切な史跡です。

訪れられた際は装飾もお見逃しなく!

天神八幡神社

天神八幡神社

根村字八幡ニアリ菅原道真公生食名馬ヲ祭神トス征夷大将軍源頼朝公平治追討天下平治ノ末生食名馬東葛飾郡深井村字小袋地ノ辺ニテ出生セシ故元野へ御放シ相成候処其ノ節ハ右深井村ヨリ房州峯岡迄一馬城ナルガ故ニ當根村地内元七次新田字野中清水ト申辺ニ立居土人其ノ馬ヲ八幡ト呼ビ該馬ノ呑水溜ヲ八幡溜ト今ニ其ノ名存ス(以下省略)「出展:白井市郷土資料館白井村誌」

源平時代の“元祖勝ち馬”名馬生食(めいば いけずき)を祭る神社です。

天神八幡神社の御祭神は、菅原道真公 八幡(名馬生食)

天満宮(白井市根95-2近接)

国道16号線と木下街道の交差する白井交差点の南東部にある白井天満宮は、少し注意しながら見渡すと鳥居が目に付きます。

石碑なども探しましたが近年(昭和期)のものしか見つかりませんでした。この神社を守り続けるご当主にお会いしてお話しを伺うことができました。鳥居は近年(昭和期)に建立されたものですが、残念ながらご当主も知りたいと思われるほど、文献や書物などの情報は残っていないとの事でした。しかし、この天満宮も白井天神社を司る社であることは間違いないのです。

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。