白井の史跡・文化財
1月26日の文化財防火デーに合わせ、白井市でも文化財を火災・震災から守るための訓練が行われました。
市指定有形文化財『木造観音菩薩立像』と『木造地蔵菩薩立像』を有する東光院(白井市名内545)にて、実際に消防車が放水活動し実践さながらの防災訓練となりました。
主催:白井市教育委員会
協力:宗教法人東光院
白井市消防署
白井市消防団
東光院(とうこういん)は、千葉県白井市にある真言宗豊山派の寺院である。正式名は茲眼山東光院観音寺。
由緒等詳細は不明だがかつては柏市手賀の興福院の末寺であった。 安置されている木造地蔵菩薩立像は白井市指定文化財で、胎内墨書から元亀2年(1571年)に鎌ケ谷市佐津間の仏師により製作されたことと宝永2年(1705年)に修理が行われていることが判明している。
※出典:ウィキペディア
1月26日「文化財防災デー」の一環として行われた防災訓練。文化財を火災・震災から守り、市民のみなさんに文化財保護に関心を持ってもらうためでもあります。
白井市 笠井市長、白井市教育委員会 井上教育長、白井市消防団 中村敎雄団長、印西地区消防組合白井消防署 篠田一彦所長が参加
白井消防署職員から直々に教わる消火器訓練もあり、消火器の使用方法や消火器の基礎知識がレクチャーされました。
参加した市民のみなさんも、実際に水の入った消化器を使用して訓練にのぞみます。
「消火薬剤の有効な射程距離は約5メートルです。 消火薬剤の有効な噴射時間は、粉末消火器で15秒程度です。なかなか消火できず天井まで火が届いてしまったときは、消火を諦めてすぐ避難してください。」
東光院檀家さんから「建物から出火しています!」と白井消防署へ通報。
市有形文化財を建物から持ち出したことも、通報時に伝えていました。
白井市消防団第三分団が真っ先に到着。すぐさま消火ホースを伸ばしていきます。
白井消防署の消防車も合流し、さらに消火ホースを増やしていきます。指示系統と号令が飛び交い、緊迫した空気になりました。
途中でホースを分岐させ、消防職員のみなさんの動きはとても素早いです。
邪魔にならないように撮影させていただきました。
日頃から訓練を重ねる白井消防署職員、白井市消防団員の方々はとても機敏に動き、とてもかっこよかったです。
訓練終了後に整列。無事故で消火作業できたことを確認します。
白井市消防団 中村団長のあいさつ。
印西地区消防組合白井消防署篠田署長からの講評で訓練終了。
消火作業に当たる消防署員と消防団員の方々のキビキビとした行動は、とても勇ましく、心から敬意を表します。
自分たちのまちは自分たちで守る
消防団は地域防災の要として災害から人命・財産を守り続けてきた、歴史ある有償ボランティアです。
火災・地震・台風などの災害が発生した場合に、消防署と協力し迅速な消火・救出活動を行い、また地域での火災予防活動やそのための教育・訓練などを行っています。
身分は非常勤特別職の公務員となり、火災などで出動した場合には手当が支給され、また5年以上勤務し退団した場合には退職報償金が支給されます。
また、消防団活動を通じて地域で多くの仲間と知り合うことができます。
入団できる方は、18歳以上で市内に居住、勤務または近隣に居住している方で消防団活動ができる方です。
興味を持たれた方、詳しくは以下からご覧ください。
(白井市のサイトにリンク)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。