イベント取材に行ってきました!
特命全権大使であるマヌエル・エストゥアルド・ロルダン・バリジャス駐日大使が、グアテマラについてさまざまな内容を講演
特命全権大使:マヌエル・エストゥアルド・ロルダン・バリジャス閣下(中央)
とてもフレンドリーで気さくな閣下です。撮影にお応え下さり、ありがとうございました。
2024年2月10日、第32回大使講演『グアテマラ共和国大使講演会』が白井市文化会館かおりホールにて開催されました。
高品質なコーヒーの産地で古代マヤ文明の遺跡があることでも有名なグアテマラ。マヌエル・エストゥアルド・ロルダン・バリジャス駐日大使は文化や歴史、伝統についてなどを教えてくれました。
受付開始早々から続々と来場者が入場してきます。
入場無料で会場は超満員!
主 催:白井市企画政策課
企画運営:白井国際交流協会
(左から)白井国際交流協会 林会長、駐日グアテマラ特命全権大使マヌエル・エストゥアルド・ロルダン・バリジャス閣下、笠井市長、山下副市長
【面積】108,889平方キロメートル(北海道と四国を合わせた広さよりやや大きい)
【人口】1,711万人(2021年世界銀行(推定))
【首都】グアテマラ市
【民族】マヤ系先住民41.7%、メスティソ(欧州系と先住民の混血)・欧州系56%、その他(ガリフナ族、シンカ族等)2.3%(2018年 グアテマラ国勢調査)
【言語】スペイン語(公用語)、その他に22のマヤ系言語等あり。
【宗教】憲法上宗教の自由を保障。主にカトリック及びプロテスタント
【主要産業】農業(コーヒー、バナナ、砂糖、カルダモン、食用油脂)、繊維産業
※出典:外務省ホームページ
世界遺産や農作物、歴史、政治、経済、食文化についてなどをテーマに講演されました。
ペテンの世界遺産ティカル遺跡(古典期マヤの大都市)
グアテマラの始まり、古代マヤ文明について
ひと言でグアテマラコーヒーといっても産地が8エリアあります。産地によって味わいが異なり、それぞれ自信と誇りをもって先進的な技術で生産しているそうです。
色彩豊かな動物たちも生息
グアテマラシティにあるナショナル・パレス。19世紀に建てられた元大統領官邸で現在は国立博物館として利用
1.国名の由来
現在の有力な説(マヤ言語アカデミー)は、ナワトゥル語で「森林の大地」を意味する「グアテマヤン」という先住民語が変化して「グアテマラ」になったというものである。
2.常春の国
首都グアテマラ市は標高1,500mの高原に位置する中米最大の都市である。首都グアテマラは一年を通じて温暖な気候であり、色とりどりの花が咲き乱れることから「常春の地」とも呼ばれている。
3.マヤ文明の国
グアテマラは、マヤ系先住民民族が紀元前より居住しており、3世紀から9世紀にかけて、建築、彫刻、数学及び天文学を中心に稀に見る高度な文明を築き上げた。特に、天文学、数学、建築等に優れ、インドと同じく「0(ゼロ)」の概念を発見していたことは特筆される。現存するティカル遺跡(世界遺産)やマヤ暦は同文明の粋。
4.多文化国家
グアテマラでは人口の約半数をマヤ系先住民が占め、22の言語集団が居住する。マヤ以外にもガリフナ(アフロカリビアン系)、シンカというグループも存在、言語や文化の多様性という点で際立つ。
グアテマラについて詳しく知りたい方へ、二次元バーコードの紹介がありました。
スマホで読み込むことができますが、こちらからサイト(スペイン語)にリンクします。
講演の後、白井国際交流協会の案内で白井市の企業を訪問されました。
白井そろばん博物館は、世界各国のそろばんが一堂に展示されている博物館です。
閣下を囲んで、白井そろばん博物館 石戸謙一館長と(左から2人目)白井国際交流協会のみなさん
※写真提供:白井国際交流協会
博物館の裏庭にあるマヤ遺跡の「ティカール神殿のピラミッド」を模した石造を興味深くご覧になっていました。
遠山克利社長とコーヒータイム。もちろん、グアテマラコーヒー。
講演会が始まる前に昼食をとられた閣下は「とにかくコーヒーが飲みたい」と嘆願されたそうです。
グアテマラ産コーヒーを飲みながら、遠山社長はグアテマラでの思い出や珈琲産地を訪問したときのことなどを話題に談笑されていました。
店内の香ばしい珈琲の香りに、終始とても嬉しそうな屈託のない閣下の表情が印象的でした。
取材日:2024年2月10日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。