イベント取材に行ってきました!
「市P連写真展示会 白井殿の14人 ~え!?PTAってこんなことやってたの?~」が白井市役所で開催されました。
白井市には市内14校の小・中学校からそれぞれ選出されたPTA会長が集まる会として、白井市小中学校PTA連絡協議会(通称:市P連)があります。この会は日本PTA全国協議会、千葉県PTA連絡協議会、印旛郡市PTA連絡協議会の下部組織として活動しています。
あれ?PTAって、なんだ!楽しい場所なんだ~!
子どもを通じて近所のコミュニケーション!
【白井市小中学校PTA連絡協議会活動内容】とは
年8回程度の定期的な会議を通して
・白井市内各校からの危険個所の取りまとめ、並びに市への要望書提出・白井市全体での「こども110番」事業
・長期休業(夏休みなど)対策
・視察研修事業
(一例:放射能問題の際には、東海村で原燃からの説明ならびに、原子力発電反対派からの説明を聞き、各校の放射能対策への指針とするための視察研修など)・活動支援研修事業
(一例:自転車と自動車の事故などを再現し、危険を学習するスケアードストレイト)・印旛郡市PTA連絡協議会への出席(市P会長)
※出典:白井市小中学校PTA連絡協議会(外部リンク)
この展示会では、市P連の今までの活動を分かりやすく楽しく展示されていました。
Q:写真展示会を開催した目的などを教えてください。
新型コロナウィルス感染拡大の緊急事態などがあり、なかなかPTA活動ができないと言うような形に今なってきています。PTAではイベント開催だけじゃなく、小学校では子どもの見守り活動という、子ども達が安全にどのように生活ができるのかという活動が中心になっています。
イベントをやらないとどうしても「PTAって何やってんの?」という疑問だけが先行してしまいがちですが、子供達にとっては見守り活動は必要になってきています。我々保護者(PTA)が活動しているという事を皆さんに知っていただきたいという思いから始めました。
Q:皆さんの笑顔が素敵な写真ばかりですね。
仕方なくやらされてるのではなく、みんなが楽しんで活動してる事をご理解いただきたいと思ってます。今回のこのパネルの構成も、年間通して春夏秋冬で分かりやすく構成をしています。
白井市役所東庁舎1階ホールで開催された「白井市P連写真展示会 白井市殿の14人」開催期間:2022年2月25日(金)~27日(日)
市民の皆さんにPTAは「こういう活動してるんだな!」と分かって頂ける様、イベントやスポーツだけではなく、子ども110番会議であったり、夏休みの前の長期休業対策検討会議や研修会といった勉強会などもあり、みんなで子ども達が安心して安全な生活を送ってもらうために活動をしています。
Q:「P連」とはどういう意味なのですか?
白井市には中学校5校、小学校9校あります。各学校の会長が集まって「白井市小中学校PTA連絡協議会」を組織しています。それを私たちは通称「P連」としています。掲示しているそれぞれのパネルはすべて手作りで、写真展示会を企画させていただきました。
歴代のP連会長を始めとして延べ100名の皆さんによって開催を迎えられた、全てが手作りの写真展示会。
とても温かみのある会場になっています。
Q:今回の写真展示会制作には何名の方が参加されたのですか?
今までのこの5~6年間で活動させて頂いた時の写真を使って、このような構成にしています。この写真展示会を開催できるまでの準備期間で手伝って頂いた人は、写真を提供してくださった方も含めれば、延べ100名にはなりますね。歴代の会長さんや、過去に参加してくださった方や市職員さんも協力してくださいました。
子ども達は親の姿を見て育ちますね。親がこのような活動をしてるとか、大人も楽しく頑張ってるんだよ!っていう姿を見てもらうことって大事なのかなと思っています。
とにかく写真に写る皆さんが笑顔ですよ!なんか、いいなぁ・・・。
PTAって堅苦しく考えすぎなのかもしれません。めっちゃ楽しそう!
誰でも昔は子どもだった!あの頃の記憶が蘇りませんか?
防災リアル訓練もそうですが、池の上小学校では子どもたちのためにというの活動も、学校施設を使って校長先生や教頭先生にも参加頂く活動になりました。
活動内容がわかりやすく写真にまとめられ、
様々な活動を通じて、PTAという組織で仲間や友人ができそうです。
Q:お仕事との両立は大変ではありませんか?
現代は子育てで忙しいですし、お父さんは仕事、お母さんも仕事の方もいらっしゃいます。そんな忙しい中で、家庭と会社の往復だけの生活になってると思うんですね。
PTAは参加すると横のつながりや、年代を超える縦の繋がりなど色んな繋がりが出来てきます。もし親である自分たちが定年でリタイアした時に、周り見て誰も知り合いがいないっていうことじゃなくて、今のうちからそういうコミュニティを作っておく事も、今後の自分たちの地域での住みやすさにもなるのかなと思ってます。
Q:PTAって良く分からなかったのですが、とても素晴らしい活動をされていますね。
白井市P連の活動の形を作ってくれたのも活動の仕方でも、一番勉強になったのは、2021年6月26日に急逝された石川さんの活動です。石川さんを見て習い、私たちも頑張らなければと思えた存在でした。そういった活動を教えて頂き要望書を提出できるんだっていう事を知りました。
Q:市へ要望書を提出し、回答書を得らているのですか?
通学路の危険個所を、毎年10箇所については毎年PTAから通学が危ないことを、以前は市に対し「要望」を提出するだけで終わっていました。それを石川会長の時代に直接手渡しをする事や、その年度中に回答をもらうなど、対話での回答会を行い目に見える活動になりました。
PTAの活動は子ども達が中心です。子どもを持つ親として、この白井市をどのように、住みよい地域にしてもらうかをお願いすべきことはお願いしていこうと、直接要望書を提出しています。
今まで提出された要望書(上段)に対する回答書(手前)も公開されていました。
取材をさせて頂きました白井市P連近藤会長(中央)と役員の皆さん。ありがとうございました。
※写真撮影時のみマスクを外して頂きました。
Q:子どもを持つ皆さんにメッセージをお願いします。
PTAで何かしらの「役」をやらされるのが嫌だから、入りたくないとか思われる方が多いとは思います。
現代のPTAの存在意義を問われていると思います。入ってしまうと「あ!こんなに楽しんだ!」「子ども達にこういうことができてるんだ!」という内容が分かるかなと思ってます。
やっぱりわからないと怖いとか、何をやらされるか分からない怖さはありますね。今回のこの展示会を通じて「PTAってむつかしくないんだな!」「なんだ!楽しい場所なんだ!」という事をわかっていただきたいです。
白井市P連写真展示会の開催を祝し、最高の功労者である前P連会長 故石川史郎氏(2021年6月26日急逝、65歳)に心より敬意を捧げます。
取材日:2022年2月25日