イベント取材に行ってきました!
「神崎川を守るしろい八幡溜の会」主催の「メダカ田んぼ稲刈り2021」が開催されました。
神崎川を守るしろい八幡溜(はちまんだめ)の会は、神崎川上流のメダカ等の生きものと江戸時代の牧の遺構の八幡溜野馬除土手(のまよけどて)を残そうと活動を続けています。
西白井の競馬学校の横を流れる神崎川にはメダカやタモロコ、スジエビなどのたくさんの生き物がいます。水路横に江戸時代に作れらた「野馬除土手(のまよけどて)」もあります。5年前から地主さんのご協力をいただき、メダカを増やすための田んぼ作りに取り組んでいます。
「出典:神崎川を守るしろい八幡溜の会提供資料」
神崎川を守るしろい八幡溜の会は活動を通して、白井っ子たちに身近な自然に親しめる環境づくりを目指しています。
種別:史跡名勝
所在地:根(七次)
概要:江戸時代、白井市冨士地区周辺には幕府が設置した馬の放牧場である中野牧(なかのまき)が広がっていました。白井市根字溜にある土手と堀は野馬除土手(のまよけどて)と呼ばれ、牧の馬が逃げ出さないように築かれたもので、17世紀から維持管理されてきたと考えられます。野馬除土手は白井市の歴史上重要な遺構であり、また、八幡溜野馬除土手のように低地にあり、堀が水路となっている野馬除土手は千葉県内でも数少ないものです。「出典:白井市ホームページ(外部リンクしています)」
八幡溜野馬除土手(市指定文化財)
神崎川を守るしろい八幡溜の会で育てたお米は「緑米」という古代米で、乾燥に強いもち米です。
参加された皆さん全員、検温してマスクも着用し受付を済ませます。
足元は相当ぬかるみ、長靴をはいていないと泥にハマってしまいます。
このぬかるんだ土地も、子供たちには最高の遊び場になりますね!いい笑顔ありがとうございました!
西白井の競馬学校裏、野馬除土手近くの田んぼで、たわわに実のった「緑米」というもち米を収穫していきます。
足元は泥んこ!でも楽しそう!!
開始時間まで、手遊びに夢中!晴天にも恵まれ、豊かな自然の中で気分も晴れ晴れ!
稲刈りをした後、玄米が精米になるまで、どのようにして処理されていくのか説明がありました。
稲刈りのコツも教えて頂きました!でも、聞いただけでは、教えて頂いた通りにはなりません ( ;∀;)
白井市環境課職員さんの稲刈りをする手さばきの良さにみんなで拍手! そして「お~~!!」と歓声に変わりました!!
苦戦するかと思いきや、とても上手に鎌を扱える子供たちにビックリ!
ヒザ辺りまで沈み込む田んぼには、たわわに実った緑米の稲。
安全のためにゴーグルを着用しています。
子供たちの頑張りで、瞬く間に稲刈り終了!
白井市環境課の職員さん、刈った稲をハザ干しするためにどうやって束ねるのかも、手際よく分かりやすく説明くださいました。が、見るとやってみるでは大違い!稲を持って、藁を、あれ?どうするんだっけ??
女の子も田んぼに生息する昆虫たちを捕まえて観察していましたよ!
編集者も稲刈り初体験させて頂きました。手ほどきを受けたのですが、持ち手が反対だったり、鎌で適当に切ってしまい他の稲と長さが合わなくて、理解と行動が全く伴いません(^_^;)
刈った稲を束ねて、先ほど教えてもらった「ハザ干し」をしました。ありがとうございました!
横木は最下段でも作物が地面につかない程度の高さになっている。地方によって稲掛け(いねかけ、いなかけ)、稲機(いなばた)、稲架(はさ、はざ、はせ、はぜ、はで)、牛(うし)など異称も多い。
稲穂などがかけやすい身長より少し上程度のものがほとんどであるが、中には梯子を使って掛けるような大掛かりなものも作られ、主に収穫後の田畑に作られることが多い。地域によっては特殊な形状のものもある。例えば風の強い島根県石見地方では「ヨズクハデ」(ヨズクはミミズクの意)と呼ばれる特殊な三角錐の形状をした稲木が用いられる。
毎年作るのではなく近くに備え付けしてある地方もある。稲木に干す作業及びその干した状態は稲木干し、または地域によっては稲架掛け(はさかけ)などとも呼ばれる。
特殊な例では稲架木(はざぎ、はさぎ)と呼ばれるものがある。農地近くに等間隔に植えられたハンノキなどの生木の間に挟み込むようにして稲を乾燥させるものである。これは特に新潟県に多く見られ、古くは埼玉県など関東地方にも見られた。「出典:ウィキペディア一部抜粋(外部サイトへリンクしています)」
ハザの呼び方が日本の地域によって呼び方が違うことも今回取材して初めて知りました。このような体験会に参加させて頂くと、幾つになっても勉強になることばかりです。
近所にある大日神社氏子総代の先代総代岩佐さんと、現総代の宇賀さんも今回の活動を見学に来られました。
地権者でもいらっしゃる、お二方に感謝のお手紙とミニアルバムを、
この一年間を通して田植えに参加していた、ガールスカウトの皆さんから手渡しされ、
お二方も、とても嬉しそうにされていらっしゃいました!
お二方からは子供たちへ「ありがとう!よく頑張ったね!これからも仲良く、楽しくメダカの面倒も見ながら田んぼ稲刈りも挑戦してください。」と、労いの言葉をかけられました。
「去年も稲刈り体験したから難しくなかったし、楽しかった!」
「他でも体験したことがあって、その時を思い出したから難しくなかった!」
「鎌も上手に使えた!楽しかった!」
「田んぼの中は歩きづらかった!泥にハマって靴が脱げちゃった!」
「田んぼの水の中は暖かかった!鎌の持ち方で手の向きが難しかった!」
と、感想を聞かせてもらいました。答えてくれた皆さん、ありがとうございました!
謝意:神崎川を守るしろい八幡溜の会が主催する、メダカ田んぼ稲刈り2021に取材でお邪魔し、稲刈りを初体験させて頂きました。
稲刈りでは、後先考えずに鎌で切ってしまい、さらにハザ干しという次の工程も考えず、バッサリ刈ってしまいました。わずか数束しか刈っていませんが、実体験して大変な作業であることを実感。難しさに、もっと上手く刈れるようになってみたい!という思いが残りました。
一年間つくり手さんにより懸命に育て上げられたお米…有難く頂かないといけないと改めて思いました。
参加者の皆様にはとても温かく、そして快く取材を受けてくだり、心より厚く御礼申し上げます。
~取材日:2021年11月7日~
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。