きらめく人たちにインタビュー
令和5年4月23日、「令和5年執行白井市長選挙及び白井市議会議員一般選挙」が行われ、白井市長選挙は立候補者が1人であったため無投票当選となりました。
白井市職員の皆さんが出迎える中、花束を受け取る笠井市長
2期目を迎えた笠井市長が、市役所本庁舎正面玄関前に到着しました。
市職員の皆さんが出迎え、笠井市長が市職員の皆さんに挨拶されました。
4月25日(火)に初登庁し、各報道機関から取材を受ける笠井市長
笠井 喜久雄(かさい きくお)
住所:白井市神々廻
生年月日:昭和34年9月14日【主な経歴】
昭和53年3月 習志野高等学校卒業
昭和57年3月 中央大学商学部卒業
昭和57年4月 白井町役場入庁
平成27年4月 総務部 参事
平成29年4月 総務部長
平成30年12月 白井市役所退職
令和元年5月 白井市長就任
令和5年5月 白井市長(2期目)
家族 父母、妻、こども1人
趣味 スポーツ鑑賞、旅行
※出典:白井市ホームページ
2023年4月25日、市庁舎内で執り行われた「当選証書授与式」に立ち会うことができました。
終了後に公務でお忙しい中、しろいまっち編集部のインタビューを快くお受けくださいました。
選挙管理委員会委員長より当選証書を授与され、笠井市長の2期目が始まります。
このような瞬間に立ち会わせていただいたことを心よりお礼申し上げます。
Q:これからの白井市政について教えてください。
「地域づくり・まちづくり」をオール白井で取り組もうと呼びかけています。従来は「地域づくり・まちづくり」は行政(白井市)が主体でした。しかし本来まちづくりはその土地に住む方たち、そこで働く方たちが主体となって活動し、それを行政(白井市)がサポートするという発想です。それぞれの立場の「つなぎ役」を担っていくことが、行政である白井市役所の本来の仕事なのではないかと考えています。
自治とは本来、自分たちが住んでいる地域を良くしていきたいという活動で、あくまでもまちづくりの主体は地域にお住まいの皆さんにあると思っています。行政は、それを金銭面でサポートするのか、それともアイデアでサポートするのかを判断する公助機関であります。これからの時代は各々が自立しながら地域を作っていく発想に変わっていきます。
Q:白井市の財源増収のためには何が必要ですか?
自治体が増収益を図る目的は、市民サービスを拡大していきたいからです。潤沢に財力があればいろいろなサービスができますが、財政が厳しいと手厚いサービスが難しいために、増収のためのさまざまな取り組みをしなければならないのです。
私が活動を続けていきたいのは「地域コミュニティ」の活性化を進めることです。
「まちづくり協議会」もしかりで、原点回帰をして本来地域が持っている力、基本的な力をしっかりと固めてから取り組んでいかなければならないものです。その地域コミュニティが確立されたのち、道路整備やまちづくりの絵を皆さんと書いていきたいのです。
白井の在来地区は色々な仕組みがあります。PTAがあれば子安講があったり消防団もあります。それぞれの世代に、横の繋がりもあれば縦の繋がりもあります。千葉ニュータウンにはPTA、自治会や市民サークルはありますが、もっと違った仕組みがあっていいと思うのです。
地域という考え方はもっと広いですから、そこにPTAや自治会、地区民生委員などの皆さんが結集して「地域みんなのこと」を解決する仕組みをつくればいいんじゃないかという発想です。
それができればニュータウンの中にも、もっと新しいコミュニティが生まれると思います。
Q:今回統一地方選挙で白井市は女性議員10名、男性議員8名という結果になりました。
過日の記者会見での質問に「なぜ白井市は女性議員が多いのですか?」という質問がありました。白井市は、女性が取り組みを考え市民活動をされている人たちが特に多いまちです。そこで得た経験値を議員として活かしてみたいと考えるからだと思います。白井のまちはどんなこともオープンにし「市民の声は聞きます。」という体制を整えています。そういう素地があるからこそ、結果的に女性議員が多くなっていると分析しています。
朝日新聞紙面には全国で千葉県白井市は女性議員率が一位になりましたと掲載されていました。これから若いファミリー層へ移住を呼びかける時に、女性議員が全国で一番多いので女性ならではの視点が政策に反映される期待があると話をしていきます。女性はこれまで育児のみならず、介護などいろいろな分野で活躍していただいています。若い人たちにとって、またこれからの「人生100年時代」と言われる現代で、幅広い年齢層の女性議員がおられることは非常に好ましい事です。
今の世の中は多様性とよく言われています。各政党において、様々な議員が当選されたことで、多様性のある議論が交わされる事になりますので良い構成になったと思います。
現在は日本国籍を有しない外国人の方には参政権がありませんが、今後さらに発展すると外国人議員も当選してくることになりますので、これこそ本当の意味で多様性になってきます。
※報道機関の取材内容とは異なります。
Q:白井市では外国人の方を比較的積極的に受け入れているのですか?
白井工業団地で就業される中国籍やベトナム籍の方々などを含め、市民の2%は外国籍の方です。中国籍の方はご自分で店舗経営等をされていて、ベトナム籍の方たちも日本文化を理解し、工業団地の従業員として会社内でも大切にされています。
さらにはスリランカ籍の方々も白井市に在住されています。言語の壁があるところですが、企業の社員の皆さんがフォローしてくださっていると聞いています。
白井市在住の外国の皆さんとの交流を進め、さらに「白井国際交流協会」の皆さんと一緒に、白井市を世界に向けてPRするような仕組みがあってもいいと思うのです。観光PRに注力している自治体では、外国の方を雇用して、その目線で発信されています。我々にはない視線で、白井市を紹介してもられるような事ができればと考えています。
笠井喜久雄市長、お忙しい中ありがとうございました。