小学校区単位のまちづくり
白井市では第5次総合計画の重点戦略事業として、小学校区を基本的な単位としたまちづくり協議会の設立を目指しています。
第二小学校区でもまちづくり協議会設立準備会が開催されました。地域を街を良くしようと白井公民センターに集い地域課題などについて話し合いされました。
小学校区まちづくり協議会とは?
小学校区単位のまちづくりに取り組んでいく母体となる組織です。地域の特性に合わせて、主に自治会、地区社会福祉協議会、民生委員・児童委員連絡協議会、青少年相談員連絡協議会、PTAなどをはじめ、地域で活動する各種団体や市民などで構成します。地域の課題を話し合い、協力・連携と役割分担のもと、課題解決に取り組み、住みよい地域をつくっていきます。「出典:白井市役所ホームページ」
白井第二小学校区まちづくり協議会設立準備会会場となった、白井市公民センター多目的ホール
冒頭、小林正継会長のあいさつより開会となりました。
最も関心の深い地域課題として挙げられたのは、
●交通安全(43.6%):公共交通が少ない。路線バスが少ない。交通の不便。大型車の問題。雨水で氾濫。道路が狭い。・・・等々。
●生活マナー(41.5%):畑へのポイ捨てやゴミが多い。不法投棄が多い。自然の中にゴミが多い。・・・等々。
●防犯(38.0%):防犯灯が少なく暗くて怖い。消防団のなり手がいない。地域は顔見知りだが、地区外の人が増えて治安に不安がある。農機具の盗難。
人口が減ってきていて、過疎化している。
子どもの声が聞こえない(小学生が減ってきている)。
若い人にも住んでもらいたい。
若い人の定住促進。
白井第二小学校区まちづくり協議会設立準備会は、3グループに分かれてそれぞれの課題について意見を出し合いました。
●交通安全・防災・防犯
●生活マナー・環境美化・景観・ごみ減量化資源化・地域環境
●伝統文化・景観・福祉・高齢者障がい者支援・地域活性化・住民同士の交流・外国人との共生・その他
以上の3グループに分かれて、討議されました。
ホワイトボード一杯になるほどの意見や対策案などが出され、時間の限り討議を重ねました。
第二小学校区を住みやすくしたい!
もっと、もっと良くするために!!
まちづくり協議会設立準備会の皆さんの
想いの全てが書き出されていきました。
課題解決策と魅力創出策の結集です。
【交通安全・防災・防犯】
●PTAの協力で月1回程度登下校見守り、交通安全指導
●学校と連携した防災訓練、防災・災害学習会
●第二小学校区防災パンフレット作成、防災訓練
●災害時の救援体制、防災マップ作成
●仕事・散歩中の(ながら)見守り隊、防犯パトロール実施
●空家マップの作成、防犯カメラの設置・・・等々の討議が交わされました。
【生活マナー・環境美化・景観・ごみ減量資源化・地域環境】
●ゴミの減量、分別の徹底・資源化、通行中にゴミのポイ捨て、マチピカ大作戦の活用
●景観づくり(カンナ街道とその他の花植物、下手賀沼の土手整備・金山落の土手草刈り)、花の街道づくり
●沿道みどりの推進事業(範囲をひろげてほしい)・・・等々の討議が交わされました。
【伝統文化・福祉・高齢者障がい者支援・地域活性化・住民同士の交流・その他】
●寺社仏閣の森の景観のために協議、ほっこり市(公民センターでの事業)
●耕作放棄地を減らす(新規営農者を支援・窓口設置)夫婦移住環境
●第二小学校区カレンダーの作成を公募写真で
●居住を訪問し把握する、第二小学校・白井中の訪問見学、会社訪問、農業体験(休耕田畑・家庭菜園体験・梨農家見学)
●空き家の活用(歴史発表・展示)
●交流(夏祭り・工業団地自治会・協議会・まち協)・・・等々の討議が交わされました。
白井市役所職員の方からも、白井第二小学校区まちづくり協議会設立準備会への取組みに、敬意を表された挨拶がありました。
白井市公民センター長からのご挨拶で、第5回白井第二小学校区まちづくり協議会設立準備会は閉幕しました。
謝意:第5回白井第二小学校区まちづくり協議会設立準備会の取材をさせて頂き、この地域の事は自分たちが誰よりも知っているとの想いに共感しました。そして討議を重ねられる参加者の皆さんの地域への想いや、熱意そして愛着の一端を垣間見えた気が致しました。その思いをほんの少しでも、代弁できている記事になっていれば嬉しいです。
白井第二小学校区まちづくり協議会設立準備会の皆様、今回取材を快くお受け下さり、厚く御礼申し上げます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。