イベント取材に行ってきました!
不登校の子供たちを持つ親たちが、お互いにありのままを語り合い、聞き合うことで思いを共有し合い、支え合う場になること。それが「ハートの会」の目的なのです。
ハートの会事務局 水崎明代さん(ご本人から→ミズちゃんって呼んでね!)。取材日はハートの会代表の松本京子さん(まっちゃん)はご不在でした。
ハートの会について紹介いたします。
ハートの会は、2017年度まで白井市適応指導教室(ヤングハートしろい)の行事の一つとして教室を会場にして活動をしてきました。
2010年1月15日、ヤングハートしろいに通う子ども達の保護者の方に「新年茶話会」としてお知らせし、旧教室1階の相談室に集まったのが最初でした。
2018年からは、独立した団体として公民館などを会場にに活動する事になりました。
3ヶ月に一度集まることから始めましたが、親からの希望で月に一度行うことになりました。会が始まる前に必ず3つの約束を確認します。
「ここで話されることは他言しません」
「話したくない方は聞くだけでもいいです」
「思いを共有することを大事にしたいので意見や過度のアドバイスはしません」
苦悩を抱える皆さんが、安心して参加できるようにしています。誰かにありのままを聞いてほしいと思った時に、自分の意思で参加する場ですから毎回メンバーは変わります。
多い時は15名、少ない時は2名、平均5名~6名が集まり泣いたり笑ったりしながら和やかな時間を過ごしています。
辛いのは自分だけではない・・・
なんとかなるな・・・
渦中にある方は毎月参加することで「辛いのは自分だけではない」「なんとかなるな」。正直な自分の思いを語り少しだけ気持ちの整理をして帰られます。卒業生のお母さん達の参加も多く、かつて自分の通った道なので、共感しながら聴いています。それが渦中にある方の光にもなっています。
この会では「ヤングハートの卒業生から話を聞く会」や「子どもたちを応援して下さる先生と話し合う会」なども行ってきました。
子どもが学校に行かないということで悩み苦しんでいる方が、この親の会に出会うことで、それまでなかなか口にできなかった事を語り合い信頼関係で結ばれていきます。
そして、じっくりと聴きあい想いを共有し合うことの心地よさを感じ、自分の居場所になって行きます。時間をかけて親自身が自分の生き方や考え方を改めて問い直していく中で着実に変わっていきます。
そして親の変化を支えにしながら家族も変わり始めます。家族が変わると子ども自身が家族の中に自分の居場所を見つけて、自らを落ち着いて見つめていく事かできるようになります。このように長い時間をかけて連続的な変化が起こっていきます。
その出発点となるのがこの「ハートの会」であると感じています。
「出典:ハートの会 提供資料」
不登校に悩むのは親だけではないと思います。渦中にいる子供たちを支えてあげられるのは、私たち親でしかないと思います。子供たちの最後の砦は、絶対に崩れる訳にはいきません。どうか、お一人で抱え込んで悩まず、ハートの会の扉を開いて下さい。代表のマッちゃんを始め、事務局のミズちゃんも嘗ては、学校の教壇に立っておられた、言わば教育現場のエキスパートの方々です。大きく両手を広げて、聞いて下さいますよ。
お問い合わせしてみてくださいね!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。