イベント取材に行ってきました!
最後の講習 “そば打ち”を体験します。
しろい環境塾主催の「そばの栽培とそば打ち講習会」は8月の種まきから始まり、雑草取り・土寄せ、そば刈入れ・乾燥、そば脱穀・乾燥、そして今回収穫したそばが「そば粉」となり旧平塚分校内で、そば打ち体験会へと進みました。「TOTO水環境」の助成を受け、2020そばの栽培とそば打ち講習会は無事に終了しました。
旧平塚分校校舎内(6年生・5年生の教室)で開催されました。
NPO法人しろい環境塾は、緑豊かで安らぎのある景観や豊かな生きものに恵まれた貴重な里地里山を復元・維持して、次世代に引き継いでいこうと毎週3日間、樹林地の手入れをはじめ、耕作放棄地のの農地への復元、環境に優しい農法による農地の維持管理、生きものに優しい冬水田んぼ、景観植物や景観作物の栽培、間伐材の有効活用(炭焼き、竹細工、キノコ栽培)などの活動を展開しています。
しろい環境塾が管理を任されている田畑や樹林地などは総面積約13ヘクタールにわたります。これらのフィールドを活用して「田んぼの学校」など子どもの環境教育や食育、企業のCSR(社会貢献活動)の受け入れ、一般市民対象の各種「農業体験講習会」、地元農家地元農家などと協働した食と音楽の祭典「里山まつりin平塚」の開催、地域の歴史や伝統を体感する「ぐるっと一周・平塚の里」、市民団体への流しそうめんの場提供などを行い、市民交流の面でも幅広く取り組んでいます。(出典:NPO法人しろい環境塾ホームページ)
しろい環境塾の拠点となっている旧平塚分校は、校内は廃校当時のままで、時間がピタリと止まったまま。
校門の石柱を通ると、なんだかノスタルジックな気分になります。
旧平塚分校 沿革[編集]
1873年(明治6年)3月10日 - 平塚学校開設[2]。
1885年(明治18年)5月 - 平塚学校は中村小学校の分校となる[2]。
1887年(明治20年)3月 - 村小学校の廃校により、平塚尋常小学校となる[2]。
9月15日 - 平塚尋常小学校は、浦部尋常小学校平塚分校となる。和泉尋常小学校は、浦部尋常小学校和泉分校となる[2]。
1893年(明治26年)5月18日 - 平塚分校が独立して平塚尋常小学校となる[2]。
1908年(明治41年)2月8日 - 浦部、平塚、和泉の3小学校と永治高等小学校を廃し、永治尋常高等小学校を開校。平塚に分校を置く[2]。
1941年(昭和16年)4月1日 - 永治村国民学校と改称[2]。
1947年(昭和22年)4月1日 - 永治村立永治小学校と改称。高等科は新制中学校に編入[2]。
1954年(昭和29年)12月1日 - 町村合併により印西町立永治小学校と改称。平塚分校、谷清分校の2分校は白井村に編入[2][1]。平塚分校は白井町立白井第二小学校平塚分校になる。
2003年(平成15年)平塚分校を本校の白井第二小学校に統合する[1]。「出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」
時折、テレビロケ現場として使用される旧平塚分校。校舎が持つ雰囲気は小学生当時を、昔走り回っていた頃の事を思い出さずにはいられません。
本来であれば、そば打ちをしてこの場で茹でて試食する予定でした。この企画運営をされた興津さん。
そば打ちに限らず、様々な農について教えて下さいます。しろい環境塾事務局長です。
そば打ちの講師もしろい環境塾のスタッフの方です。とても丁寧な説明で分かりやすく教えて下さいました。
そば粉320gと小麦粉80gを計量器を使って分けていきます。
そば粉を計量器で正確に測ります。
この粉をふるいにかけていくんですね。
個々でふるいにかけていきました。
ふるいにかける経験もしっかり伝えてくださいました。
とても微粒なそば粉になりました。
そば粉と小麦粉をしっかり混ぜ、水を3回程度に分けて注ぎ込みます。
徐々に小さな団子状に固まり始め、難しさが見え隠れする状況になっていきます。
“そば粉に挑む”という言葉が適当な気がしてきました。
参加者の皆さんも講師の先生に教わった通り実践!
水の入れすぎや水不足で粉も変わるそうです。
そば粉も混ぜていく内、このような団子状に固まっていきます。
塊になってくると粘りを出すためにしっかりと練っていくのですね。
ここまでの工程でも、大変さがわかってきますね。
丸まってきましたよ!
表面もきれいな状態です。「そば玉」というそうです。
更に広げていくために作業が続き、
しろい環境塾の方々もアドバイスを下さりながら、
中央は盛り上がったまま、押し広げていくんです。
めん棒にも、のし板にも打ち粉をしっかりふりめん棒を回転させながら、ひろげていくんですね。なかなか難しそうです。
めん棒の使い方もそう簡単にはいかないようですね。
徐々に板状になってきました。
三分の一に折り曲げて、打ち粉をしっかりふりましょう!
大きな蕎麦包丁も立派で、そば職人になれた気になれますね。
講師の先生は、リズムもよく統一感のある、麺になっていきます。
見ると実行には隔たりが・・・。
そば打ち体験された方であれば、難しさがよくお分かりになると思います。
参加者の皆さんも、ようやく切り終わりました!
麺が切れていない事が発覚!このような失敗を積み重ねていくんですね。切りきれていない蕎麦は、揚げると美味しいそうです。
参加者さんが自宅で造った「そば粉シフォンケーキ」は、とてもフワフワでしっとり感、微かなバニラ風味の絶妙なバランスでした。
とっても美味しかったですよ!ごちそうさまでした!
しろい環境塾主催「2020そばの栽培とそば打ち体験会」は全行程5回を通じて終了されました。来年開催される事と思います。平塚の自然と穏やかに流れる空気、そして自然に対する恩恵を、改めて思い知るきっかけになったのが「しろい環境塾」取り組みを取材させて頂いた事でした。活動にご興味のある方は、しろい環境塾が発信する情報をご覧になってみてはいかがでしょうか。
【しろい環境塾の乾麺そば】
しろい環境塾では、5割そば乾麺200gを250円で、そば粉500gを300円で販売中だそうです。今年の年越しそばに「しろい環境塾の乾麺そば」はいかがでしょうか?
お問合せ・購入希望は、NPO法人しろい環境塾へ直接お電話ください。047-404-3298
今回の取材を快諾下さいました、渡邉理事長を初め、後藤様、興津様、しろい環境塾の皆さまには大変お世話になり、心より御礼申し上げます。
NPO法人しろい環境塾(ホームページにリンクします)
【事務所】白井市平塚960(旧平塚分校内)
【活動拠点(ベースキャンプ)】白井市平塚945 延命寺北側の林内
【活動日】月・水・土曜
【営業時間】10:00~15:00
【連絡先】047-404-3298・メール
~取材日:2020年12月12日~
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。