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きらめく人たちにインタビュー

重量挙げ・安藤美希子選手と鈴木梨羅選手が笠井市長と井上教育長を表敬訪問

白井の星・安藤選手&鈴木選手がパリ五輪への意気込みと白井っ子へのメッセージを語ってくれました。

左より笠井市長、安藤選手、鈴木選手、井上教育長

2023年6月14日、白井市出身で2024年のパリ五輪を目指す女子重量挙げ59キロ級の安藤選手(FAコンサルティング所属)と、49キロ級の鈴木選手(ALSOK所属)が白井市役所を訪れました。

現状報告とパリ五輪に向けての想い

安藤美希子選手「鈴木選手とともにパリ五輪出場を勝ち取りたい」

 

安藤選手は今年4月に行われた全日本選手権で、他の階級と合わせて12回目の優勝を飾る偉業を達成、5月のアジア選手権では、総合5位入賞を果たしました。

東京五輪銅メダルを胸に笑顔の安藤選手

「年齢が一番の壁。一番調子が良かった時の記憶が先行してしまい、自分の精神的な部分と身体的な部分のバランスがみだれ、去年ごろからパフォーマンスが上手く発揮できなくなりました。あえて多めに休養を取りながら練習をすることにより、今年は調子が上がってきたと感じられましたので、9月の世界選手権で鈴木選手とともに五輪出場権を勝ち取りたい!」と抱負を語りました。

笠井市長は安藤選手に対し、「現役生活の中で日々いろいろな課題が出てくると思いますが、何よりも競技を楽しんでください。競技と向き合いながら悔いのない人生を送ってほしいです。また、けがの無いよう体調管理に気を付けてください」と激励の言葉を贈りました。

鈴木梨羅選手「安藤選手とメダル獲得を目指したい」

 

鈴木選手は今年5月に行われたアジア選手権で日本記録を更新し総合5位入賞、クリーン&ジャーク部門では銀メダルを獲得しました。

アジア選手権銀メダルを胸に思いを語る鈴木選手

「私は安藤選手のように経験も場数も多くないですが、私の強みは減量の必要がなくトレーニングできていて、まだまだ強化できる部分があると思っています。常に攻めの姿勢で限界を決めず、安藤選手とメダル獲得を目指していきたい」と決意を語りました。

笠井市長は鈴木選手に対し、「期待しています。本当の敵は自分だと思いますので負けずに頑張ってほしいです。また白井市63,000人弱の人口の中で、オリンピック日本代表候補者が二人もいることがとても名誉なことですし、周りの方にはぜひ注目と応援をお願いしたいと思います」と激励しました。

市長と教育長から、なし坊とかおりの特製ステンレスタンブラーがプレゼントされました。

笠井市長と井上教育長からの質問に答えて

笠井市長:2024年7月26日から8月11日までのパリ五輪ですが、出場の感触はありますか?

 

安藤選手:前回の東京五輪は上げた重量に対してのポイント制でした。今回のパリ五輪はまた違うシステムになっていて、来年の4月に世界ランク10位以内に入っていると自動的に出場権が得られます。幸いなことに現在私は10位、鈴木選手に至っては6位にいます。私としては、もう少しランキングを上げて余裕をもって出場したいと思います。

 

笠井市長:鈴木選手は初めてオリンピックに出る可能性が出てきましたが、意気込みはいかがですか?

 

鈴木選手:私が頑張れる原動力は、安藤選手のような憧れの選手の背中を見てきたことと、チームジャパンとして、全員でオリンピックを目指し競い合う仲間の存在です。私が選出された際は感謝の気持ちを持って全員の思いと共に胸を張って戦いたいです。

 

井上教育長:安藤選手は白井中学校ご出身、鈴木選手は桜台中学校のご出身ですが、同じ市に同じ競技の選手がいるという状況についてどういう思いがありますか?

 

鈴木選手:私が安藤選手とお話しさせていただくようになったのは記録が少しずつ伸び、高校生の全国大会で優勝を目指している頃でした。その時に一緒に練習させてもらえたことが思い出に残っています。今こうして隣に並んでお話できているのが感慨深いです。同じ白井市の選手として近くで見てきたので、私も安藤選手と同じように頑張りたいなと強く思います。

 

安藤選手:彼女が松戸国際高校でウエイトリフティングを始めたころ、前々回のリオ五輪で他の選手からすごい子がいるんだよと教えてもらい、上げ方が上手な子だなと思っていました。松戸国際高校で実際に会った時にやっぱり上手いなと思い、後々話をして初めて白井市出身で、しかも近いところに住んでいると知り、ご縁を感じました。

白井市の小学生・中学生に向けてのメッセージ

最後に井上教育長から、市内の小学生、中学生へのメッセージを伺いました。

 

安藤選手:私の小中学時代は友だちとよく遊んでいて、思春期には友だちも自分も色々な思いを抱えていました。でも何よりも、いかに素直に話せて楽しく過ごせるかというのが後々生きてくるかと思います。制限の多い世の中で、息苦しく感じることもあるかもしれませんが、それでも毎日楽しく過ごしてほしいと思います。

 

鈴木選手:可能性は無限大です。私は高校で重量挙げという頑張りたいものに出会いました。それは偶然ではなく自分の選択してきた結果だと思っています。色々な問題にぶつかると思いますが、自分が輝ける場所を見つけてほしいと思います。

 

井上教育長:白井の子どもたちも応援しています。パリに向けて頑張ってください。

表敬訪問終了後、本庁舎ロビーにある「しろいガチャ」で遊びました!

実は鈴木選手、2回目までじねんじゃーバージョンしか出ず、3回目でやっとなし坊バッジが出ました!

 

じねんじゃーと気が合うのかもしれませんね♪

 

「ねばーぎぶあっぷ」といっているじねんじゃーの声が聞こえるような気がした一幕でした。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。