きらめく人たちにインタビュー
白井市立南山小学校に通う吉岡4人兄妹が、第48回千葉県空手道選手権大会に出場。それぞれ優勝や準優勝、入賞を果たしました。
左から、吉岡 洋祐(よしおか ようすけ)選手、優里子(ゆりこ)選手、愛里子(えりこ)選手、祐輝(ゆうき)選手
2023年5月3日、第48回千葉県空手道選手権大会が船橋アリーナで開催されました。この大会に南山小学生の兄妹が4人そろって出場し、4人とも見事な戦績をあげたとの情報を聞きつけ、練習道場へ取材に伺いました。
取材させていただいたのは日本空手協会北総支部所属の
吉岡 洋祐選手(小学6年生)
吉岡 祐輝選手(小学4年生)
吉岡 優里子選手(小学2年生)
吉岡 愛里子選手(小学2年生)
です。
優里子選手と愛里子選手は双子だそうですよ。
千葉県空手道選手権大会会場にて(ご家族提供)
◆洋祐選手
小学1年の大会時は、まだ空手を始めて1ヶ月で不出場。
小学2年から新型コロナ感染禍で中止された2020年大会を除き連続出場。毎回入賞。
小学6年形の部 8位敢闘賞
小学6年組手の部 7位敢闘賞
◆祐輝選手
小学1年から新型コロナ感染禍で中止された2020年大会を除き連続出場。毎回入賞。
小学4年男子組手の部 5位敢闘賞
※8月初旬に福岡で開催される全国大会への出場権獲得
◆優里子選手
小学2年女子形の部 準優勝
小学2年女子組手の部 敢闘賞
◆愛里子選手
小学2年女子形の部 優勝
小学2年女子組手の部 優勝
※両部門でのダブル優勝
千葉県空手道選手権大会会場にて(ご家族提供)
第48回千葉県空手道選手権大会の試合結果はこちらからご覧いただけます(日本空手協会 千葉県本部ホームページにリンクします)。
洋祐選手と祐輝選手は二人とも兄弟妹思いで優しくて、とても仲の良い兄弟
Q:第48回千葉県空手道選手権大会に兄妹4人で出場おめでとうございます。
洋祐選手:僕は県大会へ小学1年生の時から新型コロナ感染禍の中止期間を除いて毎年連続で出場しています。
小学6年形の部8位敢闘賞、小学6年組手の部7位敢闘賞を受賞しました。昨年度は組み手で7位以内になって全国大会出場権を獲得できました。今年は6位以内が出場枠で、残念でしたが全国大会への出場権は獲得できませんでした。
祐輝選手:小学1年生の時は中止になりましたが、その後は毎回出場しています。僕は小学4年男子組手の部で5位敢闘賞を受賞して、今年8月初旬の全国大会(福岡県で開催)に2年連続で出場が決まりました。
優里子選手と愛里子選手は双子です。試合によっては決勝戦で一歩も譲らない双子決戦になることもあり、どちらかが負けてしまうと大泣きするんだとか。
優里子選手:小学1年から出場しています。小学2年女子形の部で準優勝、小学2年女子組手の部では敢闘賞を受賞しました。
愛里子選手:小学1年から出場しています。小学2年女子形の部で優勝、小学2年女子組手の部でも優勝して、両部門でのダブル優勝することができました。
Q:練習で一番頑張ったところを教えてください。
洋祐選手:僕は形より組み手のほうが得意なので、組み手で色々な技やバリエーションを考えながら稽古に取り組みました。形でも入賞できたらすごく嬉しいので同じように頑張ります。
祐輝選手:形はまず平安初段から鉄騎(てっき)まで練習して、指定形から自由形を練習しました。足の向きや手先までの形を鏡で見て、立ち方を変えたりして細かいことに気をつけて頑張りました。
優里子選手:引手やかかとを浮かせない基本的なことや、力強さが出せるように気を付けました。力強さと綺麗さを出せるように、お兄ちゃんに見てもらって練習しました。
愛里子選手:スピードと力強さが足りなかったので、とにかくスピードと力強さが出せるようにお兄ちゃんと練習しました。
小学2年の女の子は稽古が始まった途端、
技を極めたいアスリートへと変貌します。
Q:洋祐選手は来年中学生ですが、空手について目標はありますか?
妹たちに初段を取らせることが夢であり目標です。弟には全国大会で勝って良い成績を取らせることです。関東大会にも出場するので関東大会で良い成績を取らせることです。
自分自身の目標は組み手でもっと強くなれるように練習したいです。
僕は理論的に考えるタイプで、弟妹だけではなくて他の選手とも空手練習の動画を送りあって、それを見てオンラインでいつも練習しています。スマホに動画を送ってもらって、僕が動画を見ながら練習を見せ合って、動画を送ってみたいなのをやってます。
Q:祐輝選手の目標を教えてください。
目標は全国大会で優勝することです。開催されるかは決まっていないのですが、関東大会もあるので優勝を目指してがんばります。開催されれば2年生も関東大会出場権があるので妹2人も出場します。
洋祐選手は弟や妹たちを優しく見守る長男でした。とても立派な少年です。
稽古では一変。凛々しく素晴らしいアスリートの表情へと変貌します。
Q:空手のどんなところが好きですか?
洋祐選手:みんなで助け合ったり、心も鍛えられるところです。
祐輝選手:練習を頑張れば勝てるところです。練習や練習試合をするときに強い選手と当たって、引き分けたり勝てたりできることが嬉しいです。
優里子選手:トーナメントで別々のブロックから勝ち進んで、決勝で双子対決することがあります。双子対決して勝ったときが楽しいです。双子で対決するのは楽しいです。
愛里子選手:男の子も女の子も関係なく、みんなで空手ができるところです。
祐輝選手は稽古に入ると、別人のように鋭い技を繰り出し眼力も一変します。
全国大会での優勝が目標という、これからの祐輝選手にも注目したいですね。
吉岡兄妹は、いつもお互いを想いあう素晴らしい兄妹でした!
Q:お父さん、お母さんに一言お願いします。
いつも教えてくれてありがとう。
空手だけじゃなくて食事とか家のことをやってくれて、ありがとう。
いつも空手の練習に付いてきて見てくれて、いつもみんなのために家のことや食事を作ってくれてありがとう。
いつもみんなに優しくしてくれて、食事を作ってくれてありがとう。
洋祐選手、祐輝選手、優里子選手、愛里子選手、ありがとうございました。
取材日:2023年5月27日
取材後日・・・
お母様より、6月11日(日)に「北総空手道選手権大会」が行われたとのご連絡をいただきました。
「長男洋祐はサッカー大会で出場できませんでしたが、愛里子が組手で優勝、優里子が形で3位、祐輝が組手で優勝と、全員メダルをいただく事ができました。」
ありがとうございました。そして、おめでとうございます!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。