きらめく人たちにインタビュー
ものがたりクリエーター「かがやく星へのたび」が話題になっています!
動画「かがやく星へのたび」の制作をされた
りなさん(左)、そうすけさん(右)
初めて出会ったときは、そうすけさん2年生、りなさん1年生でした。
性別も年齢も違う相手に「ちょっと…えー」と思ったけれど、真面目に取り組む姿に、いつしか一緒に頑張りたいと思うように・・・。
作品を作りながら約3年間の歳月が流れ、そうすけさんは5年生、りなさんは4年生になりました!
そうすけ さん
市内小学校に通う5年生。体育や運動会、走ることが好き。学校では新聞係で毎日発行している。暇なことが苦手。よく見るテレビ番組は「ニュース7」。このものがたりの推しキャラはドラゴン。実は弱いところが魅力的。苦労したところは、かがやく星での出来事をおはなしにするところ。
りな さん
大山口小学校に通う4年生。好きな教科は図工と国語。嫌いな教科は算数。好きな食べ物はチョコレート全般。嫌いな食べ物は「なす」。好きなものは後から食べる派で、片付けは苦手。このものがたりの推しキャラは自分で作った きつねのアンナ。おはなしの一番最初に出てくるし、かわいい。
Q:自己紹介をお願いします。
そうすけさん:学校では新聞係で、毎日発行しています。アニメなどの都市伝説(サザエさん症候群など)などを紹介しています。日曜日に人気アニメを見たあと、月曜日は仕事や学校に行きたくなくて、憂鬱になるという記事を書きました。インターネットで調べながら記事を書いています。
りなさん:チアダンスを2年生から毎週通いながら、スイミングにも通っています。工作などが大好きで、先日も白井駅前センターで万華鏡を作りました。チアダンス練習中でも、「『かがやく星へのたび』見たよ!」って声をかけてくれるようになって嬉しいです。5ミリ方眼ノートに趣味でファンタジー小説を書いたりすることも好きです。
Q:「かがやく星へのたび」は、どんなものがたりですか?
どんどん仲間が増えていく白井から始まるものがたりです。主人公のキャラクターが最初に森を抜け出すところから始まり、その後、傷ついたキャラクターに出会っていきます。そしてみんなで「かがやく星」に行こうと話し合います。星に行く途中で、色々なできごとが起きますが、困難を乗り越えていきます。
Q:どうして、2人で製作することになったのですか?
りなさん:そうすけさんとは、白井駅前センター児童館事業の「ものがたりクリエーター」に初めて参加した日に会いました。参加したのは、そうすけさんと私の2人だけでした。
Q:ものがたりのアイデアはどこから生まれたのですか?
そうすけさん:2年生の時から「ものがたりクリエーター」に参加して、白井市の歴史や場所を調べることから始めました。キャラクター案を10体以上考え、ものがたりを2人で話し合って決めていきました。
りなさん:ものがたりのテーマを考えて、キャラクター同士が合うかどうかや、また、ものがたりの中に合うかどうかなども考えて、登場するキャラクターを決めていきました。
ものがたりクリエーター「かがやく星へのたび」の創作が始まった時、そうすけさん小学2年生、りなさん小学1年生
Q:この作品を仕上げるためにどの位の期間がありましたか?
そうすけさん・りなさん:そうすけさんが2年生、りなさんが1年生の時から始めました。その間新型コロナウィルスで1年間活動できなかったこともありましたが、その後に再開して夏休み中も何度か集まって・・・長い期間がかかりました。そんな事を考えると総制作期間は約3年になります。
ゲームし過ぎのドラゴン
さみしがり屋さんだけど、仲間思いなオオカミのガウガウ。
Q:キャラクターに声を吹き込む作業もしたのですか?
そうすけさん・りなさん:キャラクターに声も入れるためにオーディションをしました。私たち2人はキャラクター通りですぐ決められましたが、お手伝いしてくれた白井駅前センターの先生たちでは人数が足りなくなって、地域のみなさんにもお手伝いしてもらい、担当するキャラクターを決めるためのオーディションをしました。
オーディションをしても決められない事もありました 笑!
配役は、私たち2人で決めました。延べ10名以上の方々が撮影に関わって下さいました。
Q:ものがたりを作る上で、一番難しかったことは何ですか?
そうすけさん:ストーリーを考える事は難しくありませんでしたが、動画を作るために、フィギュアを作ることが一番大変だったと思います。元々は「着ぐるみ」を着て、どこかで発表会をしたかったんです。でも新型コロナウィルスで開催することが難しくて、動画配信してみようと考えてフィギュアを作ることにしました。ものがたりは、2人で意見交換をしながら作りました。
きつねのアンナ(右)と、小さなライオンのミカ(左)
Q:撮影はどこでしましたか?
白井駅前センターの先生方が、白井総合公園や神社で、絵コンテを元にキャラクターを配置して撮影してくれました。
Q:元々は劇をするために考えたものがたりですか?
りなさん:元々はものがたりをつくる事から始まり、劇で発表したいと思っていました。途中新型コロナウィルスで劇での発表が難しくなり、動画制作に切り替えました。
3350年生きている、酔っ払いさん。起死回生の活躍もお楽しみに!
Q:アテレコはどんな事に気を付けてもらいましたか?
りなさん・そうすけさん:泣き虫なキャラクターがいて、泣き始めのタイミングも見ていました。録音前から泣いているようにアドバイスしました。
Q:「白井からはじまるものがたり」とありますが、白井のどんなところを観てもらいたいですか?
りなさん:森です!キャラクターが動物なので、白井の自然を観てもらいたいです。
あ!カメンボの足が遅い 笑 !
ちょいちょい遅れるんです。
そうすけさん:ストーリーを楽しんで、全体を観て欲しいです。
Q:将来の夢を教えてください。
りなさん:小説家になりたいです。個人的に既に作品にも取り組んでいます。
そうすけさん:宇宙に関わる仕事がしたくて、天文学者になりたいです。
※「ものがたりクリエーター」は白井駅前センター主催、白井市・白井市教育委員会後援のもと行われた事業です。
謝意:ものがたりクリエーター「かがやく星へのたび」の、そうすけさんとりなさんは既に立派なクリエーターでした。お二人に話をお聞きしながら、ものづくりをするためのポイントの着眼点の完成度も高く、小説家を目指す「りなさん」と、天文学者を目指す「そうすけさん」がとても立派で逞しく見えました。将来が楽しみな、そして素晴らしい逸材にお会いできました。そうすけさんとりなさんの御両親、白井駅前センターの皆様の取組みに心からの敬意と御礼を申し上げます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。