きらめく人たちにインタビュー
春高バレーの千葉県予選大会で8強入りを達成
高校バレーボール部の誰もが目指す頂点の大会といえば通称「春高バレー」と呼ばれる全日本バレーボール高校選手権大会。その県代表のキップを目指し、強豪校ぞろいの千葉県大会でベスト8をもぎ取った白井高男子バレーボール部を取材しました。
向左:キャプテン 西島武蔵(にしじま むさし)選手、向右:副キャプテン 谷越晴至(たにこし はるのり)選手。真っ直ぐに目標に向かって挑戦を続けるチームを支える柱です。
Q:白井高男子バレーボール部を紹介してください。
西島キャプテン:白井高男子バレーボール部は、全員で楽しく集中して練習しています。のびのびと「やってやる!」と思える環境で練習に取り組んでいます。県内のバレーボール部の中でも、練習内容も豊富で「楽しんでバレーボールをやる!」をモットーとしたチームです。選手全員が仲良くて、とにかくバレーボールを楽しんでプレーしています。
谷越副キャプテン:チームのみんなが、素直で真面目です。人が嫌がる事を積極的に取り組む選手が多くて、例えばトイレ掃除も誰もが嫌がらず進んで取り組んでいます。
Q:春高バレーにつながる県大会、ベスト8まで勝ち進んだそうですね。
県大会は地区大会を含めて5~6試合戦いました。県選手権最終ラウンドは八千代松陰にフルセットで敗北してベスト8でしたが、白井高バレーボール部なら勝てるチャンスは絶対あります。次こそ絶対勝ってやる!と決め、チームで一丸となって勝ちたいです。
ベスト8が決まったときは、選手全員が楽しそうで、涙を流すほど嬉しかったです。白井高バレー部は殆どの選手がバレー未経験で、入部して練習を重ねた小さなチームが県大会ベスト8に入れた!という達成感で選手全員が喜びました。
Q:県大会を振り返っていかがでしたか
谷越副キャプテン:今回の大会でチームが一丸となってやりきったと思えるので、次はベスト4に入るぞと決めています。
西島キャプテン:今回県予選でベスト4に入れませんでしたが、負けた時には”悔し涙もでないくらいやりきった!”と3年生の先輩方に思ってもらえたことが嬉しかったです。
Q:来年に向けて頑張っていこうと決めていることはありますか。
西島キャプテン:県大会に出場した経験のある3選手が今の2年生に残っていて、その選手が今年のスタートメンバーになっています。新体制で他校と練習試合で勝てたりして、いい雰囲気でスタートを切れています。この良い雰囲気を壊さず、去年出来なかった事を目指して頑張っていきたいです。
Q:練習内容でチームとして注力していることを教えてください。
谷越副キャプテン:選手全員がバックアタックを打てるようになることです。チャンスボールから速い攻撃の中にバックアタックを織り交ぜながら攻撃できることを目指して、同時多発的な攻撃ができるように取り組んでいます。
西島キャプテン:去年はオープンバレーという速いスピードのバレーをしていなかったので、今年はバックアタックを織り交ぜて、速い攻撃を使うコンビバレーで同時多発的なバレーを目指しています。今年のスタートメンバー全員バックアタックができます。
Q:目前にある大会はいつからですか。
1月末から新人戦の県大会があります。目標としては、取れなかったベスト4を勝ち取りたいです。そして、目標のベスト4に入って、決勝まで勝ち進みたいです。目標をどんどん上げていきたいです。
Q:白井市は農業も盛んな街ですが、野菜はよく食べますか。
谷越副キャプテン:ゴーヤがキライです!匂いがちょっと・・・。一番好きな食べ物は、お母さんがつくってくれる「餃子」で、たまに一緒につくってます。
西島キャプテン:アスパラガスがキライです!一番好きな食べ物は、やっぱりお母さんがつくってくれる「から揚げ」が好きです!
白井高バレーボール部のみなさんは、ホントに仲の良さが垣間見える事ばかりです。
Q:白井高バレーボール部のみんなへ
最初はまとまっていないこともあるかもしれないけど、練習を重ねていくにつれてチームが一つになって、まずは目標のベスト4を必ず達成したいです。そして誰よりも、最後の最後まで、できるだけ勝ち続けて、できるだけ長く白井高バレー部のみんなとバレーをしたいので、目標を目指して一緒に頑張っていきましょう。
練習途中の休憩時間は、マネージャーがつくってくれたおにぎりを、とても美味しそうに食べていました。
Q:白井高バレーボール部のユニークな取り組みを教えて下さい。
練習途中の休憩には、マネージャーがおにぎりを握ってくれます。その他、たまに全員で掃除をしたり、学校の近くの畑に行ってみんなで伸び放題の雑草を刈って開墾して畑をつくり、ジャガイモなどを育ててみんなで食べたりもしました。部活動だけではなく、ものづくりに取り組んだりもしています。みんなで作るからとてもおいしいです!
監督からの指導に真剣に耳を傾ける選手たち。
みんなの目標が一緒だからです。
いつまでも、みんなと一緒に・・・
このチームでゼッタイにテッペン取るんだ!!
Q:バレーボールにはジャンプ力は必要だと思いますが、どんなトレーニングをするとジャンプ力が身につくのでしょうか。
リングジャンプやひたすら飛ぶことで、飛べる気がしてきますよ!白井高バレーボール部にはジャンプ力を鍛える秘密のトレーニングもあります(笑)
県大会ベスト8のチームワークとパワーは、とても豪快です。
Q:ご両親にメッセージをお願いします。
西島キャプテン:練習できるのも、遠征に行けたりすることも、大会で勝って喜べるもの全て両親の応援があって出来る事です。これからも大変だと思いますが、サポートをよろしくお願いします。いつも、ありがとう!
谷越副キャプテン:いつも迷惑かけたり、遠いところまで送り迎えしてくれたり大変で、3年間わがままもあるかもしれないけど、これからもよろしくお願いします。あ、あと美味しいごはん待ってます!いつも、ありがとう!
選手の邪魔にならないように動作は機敏に!
ボール拾いやボールが円滑に回せるように、
一つ一つ練習メニューのタイムキーパーも務めてました!
目立つことはなくても、選手のみんなが練習しやすいために、
何をするのかを自ら判断し即行動!頼もしい姿に敬意を表します。
白井高男子バレーボール部を陰で日向で支える頼もしい4名のマネージャーさん達。(※撮影時のみマスクを外して頂きました。)
『私の大好きなバレーボールを一緒にやってくれている選手のみんなに、とても感謝しています。
私自身が人生を賭けてやっている事を、私のイメージするチーム造り・私の表現したいバレーボールを一緒に模索してくれている、信頼し合っているチームだと思っています。
私の全ては、バレーボール部の皆がいてくれる事で、私の人生の質が高まっている事は間違いなく、そして誰よりも選手やマネージャーのみんなに心から感謝しています。
選手はもちろん、マネージャーも含め「タフな漢(おとこ)」を常に念頭に置いています。
「漢(おとこ)とは寧ろ、勇猛さ、大胆さ、潔さ、堅い信念など、古来より男たるものが持つべきとされている美徳を備えている男前に対して贈られる称号であり、男女問わず学ぶべき」と考え、今年選手たちとテーマとしています。
苦しいキツイ練習なども、楽しく笑い合いながら笑顔で乗り越えられるような力強さがカギなのではないかと思っています。身体を大きくするということではなく、身体のキレを出して、自分の本来持っているパフォーマンスを最大限に引き出せる身体づくりや心づくりを心掛けています。
キレのある神経づくり、キレのある動きのできる選手を育成するためのトレーニングを処方しています。重いものを持ち上げる筋力は必要なくて、苦しいギリギリのところで耐えることであったり、体幹にしても何回・何セットと決めるのではなく極限状態を見極めて個々の限界に挑戦して新たな領域を開拓するようなトレーニングです。
昨年も目標としていたのですが惜しくもベスト8となりましたので、今年度の目標としてはベスト4を達成する事です。ベスト4を目指すためにテーマを設けていて、今年は「タフさ」です。ハードな練習を質を高めながら乗り越えていく「タフさ」ももちろんですが、人間的な「タフさ」が何よりも重要だと考えています。バレーボール部創部当初から理念として掲げているのですが、精神的な鍛練を培うことで、自分本位な考え方ではなく他人のために努力できるような、人が嫌がることを率先して取り組む姿勢を身に付けたいと考えています。
白井高バレーボール部の選手たち、マネージャーたちを育てて下さっている保護者の皆様に、心からの敬意を申し上げます。』
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「取材日:2021年11月24日」
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。