白井市の事業を紹介します
2025年5月15日、白井市と包括連携協定を締結している大塚製薬株式会社より提案され、健康課題を市と関係する事業者が連携して、解決に向け取り組むため「白井市健康会議」が開催されました。
【設定背景】
近年の気候変動の影響が大きく夏の間の気温が非常に高くなっており、熱中症率が高まっておりますので、事業者の皆さまと一緒に考え取り組みを進めればと思います。
皆さまには、日頃より白井市のまちづくりに対し、さまざまなご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。今年度は「熱中症」をテーマに、健康会議を開催いたします。3年前にも熱中症を取り上げ、市民の皆さまに対する啓発活動を通じて、対策の成果が大いに見られたと記憶しております。
メディアでも報じられているとおり、今年も猛暑が予想されており、例年以上に暑い日が続くと見込まれています。このような中で、子どもや高齢者の健康を守るためには、熱中症対策の重要性が一層高まっています。
現在白井市には約1万8千人の高齢者がおられ、人口の約29%を占めています。高齢者の中には、暑さを実感しにくく「まだ寒い」と感じられる方もおられますが、実際には気温が高い中で日常生活を送らなければならない状況です。
熱中症対策は行政だけでなく、地域の住民や企業の皆さまとともに取り組んでいくべき課題です。たとえば、薬局や郵便局といった日常生活に密接した場所でも、共通の知識を持ち、対策を実施していくことが極めて重要です。また、地域の中に「休める場所」があることは、住民の健康づくりにおいても非常に有益な環境だと考えております。
皆さまの店舗や施設をはじめ、知識や物品などをお借りしながら、私は市民の健康を守っていきたいと考えています。皆さまが日頃お考えになっていることや、「自社・事業所でこのような応援ができる」「このような提供が可能である」といった忌憚のないご意見をお寄せいただき、健康会議全体で市民の健康づくりをさらに進めてまいりたいと存じます。
なお、今年度より熱中症対策の所管が従来の健康課から環境課へと変更となりました。これは、熱中症対策を地球温暖化という広い視点から捉える必要があるためです。白井市は2050年にゼロカーボンシティの実現を目指しており、その観点からも、今後は環境課が中心となって取り組んでまいります。皆さまにおかれましては、この点についてもご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
先ほど笠井市長からもお話がありましたとおり、本会議では、第1回目に熱中症対策を取り上げ、第2回目にはフレイル対策、第3回目には女性の健康に関するテーマで会議を実施してまいりました。そして本年は、再び「熱中症対策」に取り組むこととなりました。
近年、熱中症に対する関心はますます高まっており、対応に関する情報も日々アップデートされています。たとえば、今年6月からは職場における熱中症対策が罰則付きで義務化されるなど、新たな動きも見られます。こうした最新の情報も踏まえながら、さまざまな視点で議論を深めていければと考えております。
白井市に関わる事業者の皆さま、そして市民の皆さまの健康を守るための取り組みは、非常に意義のある活動であると確信しております。本日の会議が、活発な意見交換の場となることを願っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年度のテーマは「女性の健康」であり、プレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)に取り組みました。
女性はライフステージごとに身体的・心理的な変化に直面するため、健康課題は非常に多様かつ重要です。近年では就業率の上昇に伴い、晩婚・晩産が進み、社会的・経済的な背景も影響して健康課題が複雑化しています。
こうした背景を踏まえ、白井市では市内の事業者の皆さまとともに「女性の健康」を支えるための取り組みを議論しました。プレコンセプションケアの一環として、妊娠を希望する方に向けた情報提供とともに、栄養補助のための葉酸サプリメントを配布しました。対象は白井市に住民票がある50歳未満の女性で、これは県内でも先進的な取り組みとして公式SNS等で周知し、多くの方から申込みがありました。
サプリメントの配布に加え、食事からの栄養摂取の重要性についても周知した結果、市民の皆さまから好評をいただいております。
熱中症予防対策所管が環境課へ移行しました。
熱中症はもはや個人の問題ではなく、気候変動に伴う深刻な社会課題であることから、今年度より熱中症対策は環境課が担当することとなりました。今回は、その経緯と今年度の主な取り組みについてご説明いたします。
白井市では平成28年度から、健康課において「ひと涼みスポット」や熱中症警戒アラートの情報提供、予防啓発活動を実施してきました。令和5年5月には「気候変動適応法」が改正され、重大な健康被害を防ぐための熱中症警戒アラートと、市町村長による『クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)』の制度が法的に位置づけられ、令和6年4月に施行されました。
今年度、白井市では以下の3つの柱で熱中症対策を進めてまいります
1.指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の設置
2.熱中症警戒アラート・特別警戒アラートの発令対応
3.熱中症予防に関する啓発活動
このうち、児童や高齢者への健康啓発については引き続き健康課が担当し、アラート発令に伴う周知などは環境課が担います。
また、昨年度からは熱中症特別警戒アラートが新設され、千葉県内の観測地点で暑さ指数(WBGT)が35℃に達する際に発令されます。これは、通常の警戒アラートよりもさらに高いレベルで、最大限の予防行動が求められるものです。これらの状況から、熱中症への予防や適応策の重要性は年々高まっております。本日の会議では、皆さまの現場での取り組みやご意見を伺いながら、共に課題解決に向けた方向性を考えてまいりたいと存じます。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
テーマ『熱中症』について、情報共有が進み各事業者の持つノウハウを活かした周知・啓発活動や測定会実施など、一体となって取り組んでいきます。
敬称略・順不同
・大塚製薬株式会社
・あいおいニッセイ同和損保
・ウェルシア薬局株式会社
・株式会社千葉薬品
・一般社団法人白井工業団地協議会
・日本郵便株式会社
・明治安田生命保険相互会社
・北総鉄道株式会社
・株式会社健栄
各事業者から「熱中症」への取り組みについて、発表され情報交換しました。
取材日:2025年5月15日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。