白井市の事業を紹介します
オオハクチョウ飛来の地、西白井の清水口調整池
これまでは「白鳥の会」の皆さんが清掃活動などを行っていましたが、今年の白鳥の北帰行をもって解散をされました。今回は白井市が事前に市民の皆さんの参加を募り、調整池の清掃をしてオオハクチョウを迎える準備が行われました。その様子を取材しました。
「広報しろい」等で呼びかけられた「オオハクチョウを迎える準備をしよう」に申し込まれ参加された市民の皆さん
白井市環境課職員の方から作業内容についての説明です。
入口付近は、乾燥させてかさを減らすため、白井市環境課職員の方が事前に雑草を刈られていました。また、池の周囲の雑草は千葉県が刈っていかれたそうです。その雑草をトラックに載せます。
雑草を載せるため市役所のトラックも来ていました。スゴイ量の雑草を一気に載せていきます。
残った雑草除去に取り掛かります。
水面近くの草木は、オオハクチョウがブロックに登って来ないようにするためです。
フェンス付近の雑草は綺麗に撤去!う~ん、スッキリしてきました!!
白井市環境課職員の方にお尋ねしたところ、『市では「白鳥の会」の皆様がなさっていたようにエサをあげる事は、白鳥が野鳥であるため行いません。ただ安全に羽を休めに飛来してくれる環境を整え、用意してあげる事しかできません』と、残念そうに仰っていたことが強く印象に残りました。
ここから周辺の雑草除去作業です。
参加された市民の皆さんは、手際よく雑草を除去し運んで行きます。
たくさんのダンボールをどのように使うのでしょうか???
溝にダンボールを敷き詰めています。
ブロックと溝の高さを均一にしています。
雨水が調整池に流れる溝でオオハクチョウが足を痛めないようにするためだったんですね!
この場になぜ?ガラスの破片や鉛のような破片まで・・・。
ガラス破片は至る所に落ちていました。オオハクチョウが誤飲してしまいます。
プラスチックゴミも目立ちました。
ペンのふたでしょうか?この場に似つかわしくないものもたくさん落ちています。
道路フェンスに近いブロックの水面近くは草木を多く残して、安全のためブロックにオオハクチョウが登れないように環境改善しています。
一方で、道路フェンスから遠いブロックは、上部に休憩場所となる平らな場所があるため、オオハクチョウが登れるように環境整備。
予定していた時間よりも早く作業が終了し、オオハクチョウを迎える準備が整いました!
謝意:全てをボランティア活動で運営されていた「白鳥の会」の皆様へ、心より敬意を表します。
今年「白鳥の会」の皆さんが解散されたことによって、今までのようにオオハクチョウの安全を見守り飛来数を数えて下さる方も、エサを運ぶ方々も、いらっしゃらなくなりました。年々少しずつ飛来数も増えていたそうですが、専門家からはエサが与えられなくなる事で今後は減少していく予測もあるそうです。
※元白鳥の会の方からのお願いです。
オオハクチョウにエサを与えないでください。清水口調整池にエサ等を投げ込まないようにお願いいたします。