白井市の事業を紹介します
白井市役所で詐欺の被害に合わないよう、印西警察署と協力し「電話de詐欺」の被害防止活動に関する協定締結式を執り行いました。
この協定は白井市と印西警察署が相互に連携協力し、電話de詐欺に関する情報の共有や予兆電話発生時等における情報活動、また電話de詐欺の被害防止に関する広報啓発活動に協力関係する内容になっております。
白井市笠井市長と印西警察署戸田署長が、揃って協定書にサインされました。※撮影時のみマスクを外して頂きました。
白井市笠井市長
ご承知の通り電話de詐欺の被害は、全国的にも社会問題となっております。
市内の被害状況では、令和3年9月現在で11件、被害額3,957万円に上り、昨年令和2年1月から12月までの被害は17件、被害額3,171万円も発生しており昨年度を上回っている状況にあります。
隣接市と比較しましても、白井市内の被害が多く非常に懸念しております。被害に遭われた方の年代を見ますと、60歳代から80歳代のご高齢者が多く、今後の白井市は高齢化が進みますので、被害者が多くなることが想定されております。印西警察署の皆さま、そして市民の皆さまと一緒に注意喚起そして広報などの活動を行ってきましたが、依然として被害が減らない状況にあります。
印西警察署戸田署長をはじめ、生活安全課また地域課のご協力により今後さらに被害防止のための対策を強化していくために、この協定書の締結に至った次第です。安全で安心なまちを作るためには、行政だけの力では達成できないと思っております。地域の力、印西警察署の皆さん、様々な関係者が一緒になって、安全安心のまちを築いていく事は非常に重要だと考えております。
今回の協定というのは非常にありがたく、また感謝を致しております。この協定を契機に、さらに市民の被害を防ぐため一緒になって協力をお願いしたいと思っております。
印西警察署戸田署長
白井市の皆さまには平素から警察活動について、深いご理解とご協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。白井市市民環境経済部の皆さまには、多大なるご尽力をいただいたことに対しまして重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
協定締結式に当たりまして、電話de詐欺の概況について少しご紹介させていただきます。9月末現在の暫定値ではございますが、千葉県下における認知件数は809件、被害額については、約20億超にもなり昨年から1.4倍にも上っています。この被害額については、全国でワースト2位となり非常に残念な事態になっております。
印西警察署管内におきましては14件、被害額4,267万円にも上っており、昨年を大幅に上回る厳しい情勢にあります。予兆電話についても入電件数も増加傾向で、このまま状況が続きますと年末に向け極めて深刻な状態になる事が予想されております。各種の政策を展開しておりますが、さらなる効果を発揮するには行政をはじめ関係機関、団体連絡、協力が重要であります。
白井市におかれましては、笠井市長を初め白井市の皆さまには大変ご理解いただき、北総線の駅への横断幕の掲載等迅速に対応して頂くなど、効果も現れております。その一例を申し上げますと、広報しろいを読まれた白井市民の方が、電話で詐欺の予兆電話を看破し、被害を未然に防止したという事例を数多く報告を受けております。
印西警察署は引き続き、安全で安心な県民生活の確保に向けて取り組んで参ります。今回の協定締結式を契機にぜひ今後とも、協力連携の程お願い申し上げます。
白井市笠井市長を初め、市民環境経済部の職員の皆さん
印西警察署戸田署長を初め、印西警察署職員の皆さん
協定書にサインする笠井市長
協定書にサインする戸田署長
「電話de詐欺」の被害防止活動に向けて
白井市役所東庁舎内に併設されている、
印西警察署白井分庁舎前から車両が出動してきます。
印西警察署は引き続き、安全で安心な県民生活の確保に向けて取り組んで参ります。
今月10月は電話de詐欺被害防止強化月間として取り組んでいます。印西警察署管内9月末現在の発生件数14件で前年比プラスマイナスゼロと同水準ではありますが、例年年末に向け、電話de詐欺は増加している傾向になります。
警察としての防犯抑止としての活動のほか、白井市の皆様のご協力も必要不可欠となります。怪しい電話で詐欺に関する電話かかってきた際は、印西警察署に110番をして頂き情報提供をお願い致します。ご協力よろしくお願いいたします。
現在印西警察署管内では、自動車・自転車等の乗り物等に関する防犯を強化しております。自動車等につきましては、月末現在で29件、前年比マイナス6件減ってはおりますが、まだ高い水準であり、抑止活動にも力を入れております。
傾向としまして、高級な自動車が駐車場や自宅車庫から盗難にあう傾向もあります。最近ではリレーアタックといって微弱電波を増幅して、車を傷つけることなく盗難にあうケースもあります。鍵の保管は玄関先に置くことなく、屋内に置いておくことも1つのポイントだと考えられます。
自転車等につきましては、駅の駐輪場だけではなく、大型商業施設の駐輪場、またマンションの駐輪場、個人宅等様々なところで被害に遭っているところが見受けられ、いずれも無施錠であることがほとんどです。必ず自転車を止める際は、施錠をした上でお出掛けされる様によろしくお願い致します。
白井市内の電話de詐欺の被害は、令和3年1月から9月末まで3957万円に上り、大変深刻な状況にあります。これまで白井市では、市民の皆様に様々な機会を通じて啓発活動を行っておりますが、この協定締結を契機に印西警察署と更なる連携を取り、市民の皆さんの安全安心のまちづくりに努めていきたいと思います。
市民の皆様のご家庭に電話de詐欺と思われる不審な電話が入った場合には、すぐに印西警察署、もしくは白井市役所市民活動支援課までご連絡を頂ければと思います。
地域の皆様が声を掛け合って、電話de詐欺の被害に遭わないよう協力をいただければと思います。是非、私たち市役所と市民の皆様、そして警察署の力で電話de詐欺を防止していきましょう。
(2021年10月22日取材)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。