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白井市の事業を紹介します

スクールサミット~伝え合おう、わたしたちの思い~

SDGsなふるさと白井を

令和3年8月26日、白井市文化会館なし坊ホールで、市内小中学校の代表児童・生徒が「SDGsなふるさと白井を」をテーマにプレゼンテーションを行う「スクールサミット」が開催されました。このスクールサミットは白井市教育委員会が主催で白井市市制施行20周年記念事業も兼ねて開催されました。

文化会館なし坊ホール(大ホール)外部リンクしています

多目的:3,622平方メートル
客席数:802席(1階席 622席、2階席 180席)
残響時間:音響反射板使用時(500ヘルツ) 空席 1.8秒
舞台:間口14.0メートル、奥行13.0メートル、高さ8.5メートル

SDGsなふるさと白井を

児童・生徒のスピーチ能力・プレゼンテーション能力の向上や、他校の児童・生徒の考えを聞き、有意義な情報交換ができることを目的として、「SDGsなふるさと白井を」をテーマに、市内小中学校の代表児童・生徒がプレゼンテーションを行います。(出典:白井市報道資料より)

持続可能な開発目標SDGs エス・ディー・ジーズ
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、

2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs) の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。「出典:外務省ホームページ」(外部リンクしています)

笠井白井市長より、スクールサミット開催にあたりご挨拶がありました。

「本日は初めての開催となるスクールサミットにお越しくださり、先生方、保護者の方々に心より感謝申し上げます。児童・生徒の皆さんには夏休みの貴重な時間を使って仲間といろいろことを考え、そして今日まとめて発表していただきます。本当にありがとうございます。これからの将来は、地球温暖化や今の新型コロナウイルス感染対策など、様々な課題が乱立しています。さらには30年以内に、大きな地震があると日本は言われています。しかし暗い話ばかりではありません。明るい未来のために若い皆さんと一緒に協力して、少しでも良い社会を築き、良いまちづくりをしていきたいと思っています。皆さんの発表、本当に楽しみにしています。自信を持って発表してください。そして、いろいろな学校の方たちがいろいろなテーマで問題解決に向けた、取り組みについて、耳を傾けて一緒になってできることについては進めていただきたいと思います。 皆さんの考えることが今後のまちづくりのヒントになれば参考にさせていただきたいと思います。」

※全小・中学校の発表内容はとても素晴らしい発表であったため、まとめたかったのですが限りがあるため一部抜粋して紹介いたします。何卒ご容赦ください。

市内中学校(5校)の発表

【第一部】

1. 白井中学校「サスティナブルな街しろい市へ」

 

2. 大山口中学校「白井市を魅力ある街にするためには」

 

3. 南山中学校「原動力が湧き出る白井~誰もが住みやすい白井~」

 

4. 七次台中学校「七中の生徒会活動とSDGsのつながり」

 

5. 桜台中学校「住み続けられるまちづくりを」

 

 

私たちの提案で白井市が、よりよい街になっていることを期待しています。

●白井市の人口は2020年をピークに減少して行きます。 また、年齢別人口を見てみると高齢者の割合が増えています。人口が減ると産業にも影響がでます。特に農業では2015年より約8割も減少すると予想されます。

 

●人口を増やして経済を回すという考え方から、白井市を魅力のある街にする為には、どうすればいいかというテーマで考えていきました。

 

●家の蛇口から梨のジュースが出てくるようにするのですが、この時に使用する梨は、出荷できなくなってしまった梨を農家さんから安く譲っていただき、それらを使うことで資源を無駄にすることにはならないと思います。

●なし祭りでは、梨に関する様々な体験や、白井市のマスコットキャラクターであるなし坊がモチーフとなったグッズなどを販売することを考えています。市内のみならず、市外や県外からの観光客を増やし、資産性という面で、プラスの方向に持っていけたらと思っています。

 

●白井市についてどれぐらい知っていますか?少子高齢化が進む白井市で、若い人と高齢者に向けて白井市に、もっと興味を持って欲しくて考案しました。しかし、高齢者の方はスマートフォンを持っている方は少ないと思います。

 

●アプリを使うことで、毎日味覚嗅覚の異常や頭痛などさまざまの項目で記録ができることが重要だと思い考案しました。 記録を毎日行うことで、その人に何かが起きたなどを確認することができます。

 

●食べられるのに捨てられてしまう野菜や果物を持って行けたらいいと思っています。 本来廃棄されてしまう野菜や果物の食品ロスを抑えるため、 安くて美味しい野菜をたくさん買ってもらうためです。

●目の不自由な方や身体の不自由な方にも共通していることだと思います。 今まであまり深刻な問題にはなっていませんが、今から少しずつでも向き合って考えていくことが大切だと思います。

●みなさんは白井市の豊かな自然が、充分に生かされていると思いますか?

 

●自然と一体化したカフェを作るなど、自然を生かした魅力的な施設の建設などが挙げられます。

 

●白井市について調べてみて、見えていなかった課題が見えてきました。課題から目を背けずに、小さなことから課題解決に向けてお互いに協力し合っていきたいです。 1人1人が協力をすれば、より良い白井市にできると思います。

小学校(9校)の発表

【第2部】

1.白井第一小学校「パートナーシップ」

 

2.池の上小学校「いつまでも白井市に住める町づくりを~未来のために~」

 

3.白井第三小学校「三小とSDGs17の目標」

 

4.桜台小学校「食品ロスの削減と白井の梨のブランド化」

【第3部】

1.大山口小学校「伝え合おう、わたしたちの思い SDGsなふるさと 白井を」

 

2.南山小学校「SDGs~未来のために~」

 

3.七次台小学校「みんなで達成!SDGs~七小学区を見直そう!~」

 

4.清水口小学校「住みよい街 白井をめざせ」

 

5.白井第二小学校「私たちの町でみつけたSDGs」

●白井市全ての小学校が賑やかになって欲しいです。そして白井市が賑やかになったらとても楽しくなると思います。そのような未来にするために2つのことを考えました。

 

●みんなが国籍、性別、年齢にとらわれずジェンダーフリーができるように目指して行きます。ひとりひとりが意識を高め、より良い白井市にしたいと思います。

 

●私たちは実際に写真を撮影していて、汚れた未来を思い浮かべました。このようなことにならないために、私たちはポイ捨ての問題について考えました。

●クラスで給食を残している人を見かけますが、農林水産省によると1人当たり132g、ご飯茶碗一杯分の量を毎日捨てているそうです。

 

●地球の資源がなくなるのはわかっています。そんな世界にしたいですか?したくないですね。食品ロスとはまだ食べられるのに捨てられると思う食べ残し、賞味期限切れで捨てられる。 もったいないですよね。でもそれだけではありません。これを見てください。

 

●本当に出来るのでしょうか? それよりもまずは自分たちも何かやりたいと思いませんか?今、自分たちに出来ることは何か考えてみましょう。

●低学年におすすめの本を紹介したり、勉強を教えたりして本が好きになったり、わかった時の喜びを分かち合えたりしたらいいなと思いました。学校の畑で育った野菜を使って家庭科の授業で調理したりすることでSDGsに繋がると考えました。

 

●白井市の課題は、資源には限りがあることから、今後ずっと続けられる生産や消費をすることだと考えます。そのために私たちができることは・・。

謝意:市内小・中学校の代表の発表スキルの高さに感銘を受けました。謝意で記述している事以外は、全て小・中学校代表の皆さんが発表した極々一部の内容です。

SDGsで掲げる17のゴール・169のターゲットをキーワードに各校の発表には具体的な提案も多く、確かに!と思える意見の数々は、大人の方にこそ聞いて頂きたい内容でした。スクールサミットは今回初めての事業との事ですが、プレゼンテーション能力は現代社会には今や必要不可欠なスキルです。小・中学生からこの様な大舞台で発表できる環境はぜひ続けて頂きたいです。スクールサミットを取材させて頂き心より御礼申し上げます。次回もとても楽しみです。