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一度は読んでほしい本特集

6月の図書館司書さんおすすめ本 ~認知症の世界~

白井市立図書館の司書の皆さんに「これ絶対読んでほしい!」というおすすめの本を教えていただくこのコーナー。第12回目の6月は、認知症に関する本を2冊ご紹介いただきました。

 

「認知症」とはさまざまな脳の病気により、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。超高齢社会の日本では65歳以上の高齢者の約15%(約460万人)が認知症を患っているとされています。高齢者だけでなく、65歳未満の若い人が発症する若年性認知症もあります。

※出典:認知症について知っておきたい認知症の基本

 

自分ではなくても家族や身近な誰かが患うかもしれない…もはや他人事とは言えない認知症。住民みんなでご近所の認知症の方を見守っていこうという活動を進めている地域もあるほどです。

 

今回の2冊は認知症を負のイメージとして捉えるのではなく、認知症を理解し前向きに向き合えるように導いてくれる本です。

認知症世界の歩き方
~認知症のある人の頭の中をのぞいてみたら? ~

認知症のひとから見えている世界を歩いてみよう

認知症世界の歩き方

 

認知症のある人の頭の中をのぞいてみたら? 

 

認知症がある人が生きている世界を実際に見られるように作られている本です。

 

彼らが経験する出来事が「旅のスケッチ」と「旅行記」になっていて、興味深い13のストーリーを読みながら、認知症について楽しく学べるようになっています。

 

「旅のガイド」では認知症とともに生きる知恵、心がまえ、ツール、情報がわかりやすくまとめて書いてあります。

 

人生100年と言われている今、他人事ではなく、自分に起こる未来であることを実感しながら読んでみて欲しいです。

 

「認知症の歩き方」の情報をみる

「スイマー」の書影

筧裕介/著 認知症未来共創ハブ/監修

ライツ社/出版者

認知症世界の歩き方 実践編

 

対話とデザインがあなたの生活を変える

 

前作の実践編です。

新作を含む14 のストーリーで認知症世界を楽しく学び、10の生活ケース(10個の謎)と5の生活環境(リビング、トイレ・お風呂、寝室、鉄道駅、スーパーマーケット)を舞台に、本人が抱える認知機能の障害を推理し、その解決アイデアを考える実践ワークブックとなっています。

 

認知症の方と向き合い、より良い生活を送るための実践的スキルが紹介されています。

 

認知症世界の歩き方 実践編

「シリアからきたバレリーナ」書影

筧裕介/著 issue+design/著

ボーダレス/監修 認知症未来共創ハブ/監修 樋口直美/監修

issue+design/出版者

図書館のホームページから蔵書の検索と予約ができます。

図書館では、図書館に行くことが困難な方にはご自宅に届けてくれたり、書かれた文字や印刷物を読むことが困難な方には代読もしてくれます。

 

いよいよ梅雨の季節。雨の日は読書をして過ごすのも粋ですよ。


図書館の詳細は下記からご覧ください。

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