一度は読んでほしい本特集
白井市立図書館の司書の皆さんに「これ絶対読んでほしい!」というおすすめの本を教えていただくこのコーナー。
第11回目は、ヤングアダルト向けの本を2冊ご紹介いただきました。
2冊の主人公は同年代。境遇は違えど、自分を見つめてまっすぐに生きて成長していくさまが描かれています。
佐渡が舞台の青春水泳小説
シリア難民の少女 再生の物語
小学6年生の向井航は、東京の強豪スイミングクラブで速くなることだけを目指して頑張っていましたが、ある事がキッカケで挫折し、水泳から遠ざかっていました。
そんな時、引っ越した佐渡で、地元のプール存続の危機を救うため、海人・信司・龍之介の3人から水泳に誘われたことで、航の止まっていた時間が動き出します。
11歳のアーヤはシリア出身の女の子。
内戦の続くふるさとから避難する途中で父親が行方不明になり、母親も心身が弱ってしまいます。たどり着いたイギリスで、幼い弟の世話をしながら、難民支援センターに通う日々でしたが、ある日そこでバレエ教室があることに気が付きます。
シリアでバレエに夢中だったアーヤは、バレエ教室で出会った人々に支えられ、自分の居場所を見つけていきます。
図書館の詳細は下記からご覧ください。