まちの話題
「スマート農業の実証実験」の概要説明および現地見学会を取材しました。
市内にデータセンターを有する株式会社インターネットイニシアティブ(以下「IIJ」)と株式会社ほくつうが実施する「スマート農業」の効果を検証するため、市内農家さんと協力して実証実験が進んでいます。
白井市役所で行われた説明会には、白井市笠井市長・山下副市長を始め市議会議員、各報道関係者が集まり、白井市で始まっているスマート農業の実証実験への関心度の高さがうかがえます。
IIJと株式会社ほくつうの担当者から、市内の水田で実施しているセンサーやIoT機器の技術、新しい通信規格の試験について説明がありました。
IIJ、株式会社ほくつうの皆さん
IIJの取組みや、市内にある同社データセンターキャンパスについても紹介がありました。
笠井市長より「これを契機に農業の働き方改革、農業の未来のためにも日本の農業が盛んになる事を期待したいと思います」とのあいさつがありました。
白井市笠井市長
山下副市長
各報道関係者からの質問も相次ぐ中、実証実験を進めている水田へ移動しました。
笠井市長始め、多くの報道関係者も引き続き参加し、田んぼで実施しているセンサーやIoT機器の技術を見学しました
水田への“水”を遠隔管理できる優れもの2機種「Paditch Gate」と「水まわりくんシリーズ」です。
Paditch Gate(パディッチ ゲート)
スマホ・タブレット・PCを使用して、スマートな水管理を実現する製品です。paditch(パディッチ)の水位調整機能を使うと、田植え後の水管理を遠隔で行う事ができ、あらかじめ水位・水温を設定しておく事により、自動で開閉を行う事もできます。
出典:株式会社笑農和ホームページ
水まわりくんシリーズ
広範囲・多数の圃場の水管理を、簡単に正確に行うことができます。
本体上部にあるソーラーパネルで発電した電力を内蔵バッテリーへ蓄電し、夜間も休まずに電力を供給し続けます。これまで長時間かかっていた水管理が短時間で済むようになり、高品質な作物の生産を図ることも可能です!
水まわりくんシリーズ
この日に先駆けて装置の設置時を、取材し記事にしています。下記からご覧いただけます。
笠井市長も、IIJアグリ事業推進部と株式会社ほくつうの方へ幾つも質問し、企業の持つ先端技術の情報共有をしていました。
市内で進んでいくスマート農業がとても楽しみですね。
取材日:2024年5月30日
【最後に】今回の「スマート農業の実証実験」には参加者全員が興味を持ち、矢継ぎ早に質問や取材をしていたことから、スマート農業という技術には深い関心があることが伺えました。しろいまっち編集部も見識を深めつつ、引き続きスマート農業を取り上げていきたいと思います。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。