まちの話題
春から夏にかけて黄色い花を咲かせる大金鶏菊は、環境省が特定外来生物に指定している植物です。
大金鶏菊(オオキンケイギク)は春から夏にかけて道端などに鮮やかな黄色い花をつける北アメリカ原産の多年草です。繁殖力が強く、家の庭先や空き地・道端などあちこちで生えています。
特定外来生物に指定されているこの花は、根から抜き取り燃えるごみの袋に密封し枯死させたうえで、可燃ごみとして処分しなければなりません。
白井の街にはびこる大金鶏菊を駆除するため「ひよこ児童公園の環境を守り地域協力を促進する会」と「白井市高齢者クラブ連合会」が市民の皆さんに参加を呼びかけて「住みよい街作り-特定外来生物(大金鶏菊)の駆除」が5月19日(木)に行われました。
大金鶏菊によく似たハルシャギク。これは特定外来生物ではないそうです。
道を歩いていると、よく見かける黄色が鮮やかな可愛い花です。が!「大金鶏菊(オオキンケイギク)」という駆除対象となっている特定外来生物です!
特定外来生物の大金鶏菊の駆除には白井市役所職員さんも参加され、市民の皆さんと合わせ総勢18名となりました。
特定外来生物について(白井市役所ホームページに移動します)
ひよこ児童公園の環境を守り地域協力を促進する会の加藤恵泉さんから、大金鶏菊の生息場所を教えて頂き、早速駆除現地へ皆さんで移動します。
市役所出発ー!
移動中も大金鶏菊などの特定外来生物駆除について意見交換する場面もありました。
今回の駆除エリアは、白井市役所前の千葉ニュータウン北環状線から国道464号線にかけての片側二車線道路(中央分離帯を含む)および空き地です。
大金鶏菊の新芽。この場所も数年前から続けて駆除している空き地ですが、既に大きく育ち始めています。
繁殖力がとても強い大金鶏菊。空き地の至る所に群生しています。新芽もあちこちに。
この空き地にも大量の大金鶏菊が生息していました。
至る所で新芽や成長した大金鶏菊が大量に駆除されていました。近隣にお住まいの方から「気になっていたから、駆除しましたよ」とお聞きしました。
大金鶏菊は蕾や新芽・成長したものまで至る所に生育しています。根絶させようと皆さんで眼を凝らして探し回りました。
少しでも多く特定外来生物を駆除しよう!
この日駆除された特定外来生物の大金鶏菊は23袋にもなりました。
大金鶏菊(オオキンケイギク)は、日本の生態系に悪影響を及ぼす恐れがある植物として、平成18年に環境省が「特定外来生物」に指定し、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。
きれいな花だからといって、持ち帰ったり、園芸用として庭などで栽培しないよう注意してください。庭などで生育しているのを見つけたら飛散に注意しながら抜き取りましょう。(※出典:白井市役所ホームページ)
見た目はとても黄色が鮮やかで綺麗な花です。
来年も大金鶏菊の駆除が行われる予定だそうです。次回は皆さんも参加してみませんか。
白井の住みよいまちづくりのために。
謝意:特定外来生物の見分け方(同定マニュアル)を解説するサイトです。環境省ホームページからご覧になれます。
知る事も中々チャンスがない生態系の事ですが、昨年初めて取材させて頂き、最近は大金鶏菊が至る所で目につきます。知識として無駄ではない生態系、少しずつ学んでいけたらと思います。取材をさせて頂きました白井市ひよこ児童公園の環境を守り地域協力を促進する会と白井市高齢者クラブ連合会の皆さまに心から御礼申し上げます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。