しろいの仕事人
千葉県白井市は、日本梨の栽培面積・収穫量・産出額において全国でもトップクラスの名産地です。
風間農園の梨を「甘く食感が良い梨を新鮮なうちにお届けします」と話された風間光雄さん。※写真撮影時のみマスクを外して頂きました。
日本屈指の生産量を誇る「しろいの梨」はみずみずしく甘みがあるのが特徴です。「幸水」「豊水」「あきづき」「かおり」が順次出荷・販売されます。甘く食感が良い梨を新鮮なうちにお届けします。
風間街道沿いにある白井幼稚園の向かいにある脇道に入ったところに風間梨園はあります。
取材に応じてくれたのは、梨園を始めた先代から技術を引き継ぐ風間光雄さんです。
生産している梨の種類は、幸水・豊水・あきづき・かおりの4種類。寡黙に育てられる風間農園の梨に根強いファンは多く、遠くは東京・八王子市から20年以上通っておられるそうです。
「うちは街道からちょっと入ったところにあるからね。分かりにくかったでしょう」
やってくるお客さんは昔からの常連さんがほとんど。時折、ふらぁっと迷い込んできたご新規さんが味に惚れ込んで常連になってくれることもあるそう。風間街道の隠れた果樹園ですね。
風間さんは、風間農園の二代目として先代から大切に受け継ぎ、そして三代目も控えていることに目を細められていました。
生産しているのは、幸水、豊水、あきづき、かおり。取材時には摘果も終わり、大きくなるのを待つ果実がたわわに実っていました。梨特有の赤みを帯びた色が乗っているものもありました。こだわりは美浦トレーニングセンターの競走馬の糞を使った肥料。使うと味のノリが違うと光雄さんは話します。
光雄さんの経営は頼もしい後継者である昌弘さんが手伝っています。昌弘さんは梨のインターネット販売や風間街道に面した新しい直売所の構想など、風間梨園の販路拡大に尽力しています。若手としてできることはないか常に模索しているチャレンジャーな方です。
園主である光雄さんの印象について、昌弘さんに尋ねると、「親父は梨園のすみずみまで目を配って、異常がないかいつも確認をしている。形の良い果実を選ぶのも上手いし、病害虫にも迅速に対応できる。なにより、親父のつくった梨はうまい。甘くて、口に広がるジューシーさがたまらないよね。熟練した技術を習得するのはなかなか難しいけれども、自分もその味を再現できるように精進したい」と話してくれました。
今年は降雹の影響もあり、市内の農家では梨の問い合わせが多く集まっていることを耳にします。風間梨園でも、インターネット注文が多く入り、取材したときには注文を一時的に止めているとのことでした。最新の販売状況は下記連絡先よりご確認ください。
幸水がそろそろ終わり、豊水が顔を出し始めるころ。
今年の梨は風間梨園で購入してみてはいかがでしょうか?
風間農園
生産者:風間光雄
住所:白井市根1793-9
TEL:047-491-1741
FAX:なし
メール:kazama.nashien@gmail.com
ホームページ:k-nashien.shop-pro.jp
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。