しろいの仕事人
最高賞である「農林水産大臣賞」受賞者の中嶋智彦さんをインタビューしました。
「千葉なし味自慢コンテスト」は、7月29日(土)・30日(日)に習志野市にあるイオンモール津田沼において開催されました。
『農林水産大臣賞』を受賞した中嶋智彦さん(後列右)と中嶋梨園のみなさん。
「千葉なし味自慢コンテスト」は、昭和45年から開催されている歴史あるもので、日本一の生産量を誇る千葉県内の産地から厳選された梨が集まります。
令和5年度は県内17団体から120点の『幸水』が出品され、果実の糖度・色沢・熟度・玉揃い・食味について研究・生産・流通・販売等の見識を持つ専門家が総合的に審査を行った結果、『しろいの梨』を生産する中嶋智彦さんが最高賞である『農林水産大臣賞』を受賞しました。
中嶋さんは過去にも千葉県知事賞や千葉県果樹園芸連合会長賞の実績があるとのことです。
他にも、千葉県果樹園芸組合連合会長賞や奨励賞を『しろいの梨』生産者が受賞しています。
『中嶋梨園』3代目園主の中嶋智彦さんを訪ねると、丸々と肉付いた幸水梨が『しろいの梨』の化粧箱に納められて、次々とトラックで運ばれていました。
4代目の息子さんを始め、ご家族総出でお客さんの対応をしており、梨の注文から出荷まで2週間待ちという盛況ぶりです。
中嶋さんにお話しを伺うと、「今年は天候に恵まれて、糖度が高く、みずみずしい梨をつくることができました。家族とパートさんの頑張りと、お客様に支えられて頂けた賞だと思います」とのことでした。
品質の高い『しろいの梨』を作るコツとしては、「冬場の剪定がとても大事です。枝の間隔をしっかり開けて、太陽光がまんべんなく当たるようにしています。私は背が高いので作業の合間に腰を伸ばして休憩をするスペースにもなるんですよ」と教えてくれました。
今後の『しろいの梨』については、「白井市が産地として残っていくためにも、みんなで技術を共有して、『しろいの梨』を守り育てていきたいです」と意気込みを語ってくれました。
堂々の農林水産大臣賞受賞、誠におめでとうございます。
「農林水産大臣賞」を受賞した『中嶋梨園』3代目園主の中嶋智彦さんの梨です。
チーバくんも祝福してますね!
▼農林水産大臣賞
中嶋 智彦さん
『中嶋梨園』
▼千葉県果樹園芸組合連合会長賞
橋本 哲弥さん
『橋本梨園』
▼奨励賞
白井市中央選果場組合A
▼奨励賞
伊藤 隆弘さん
▼奨励賞
秋本 貴之さん
(いずれも白井市梨業組合所属)
『しろいの梨』はあきづき、新高とまだまだ収穫が続きます。
かおりや秋満月、新興といった直売所でしか売っていないような幻の梨もあります。
天高く馬肥ゆる秋も、『しろいの梨』を楽しんでみてはいかがでしょうか?
取材日:2023年8月3日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
しろいの梨が「千葉なし味自慢コンテスト」農林水産大臣賞を受賞しました!
最高賞である「農林水産大臣賞」受賞者の中嶋智彦さんをインタビューしました。
しろいの仕事人~しろいの梨を支える女性のてのひら②~
ほのかな赤みが梨の表皮に色づく頃、白井運動公園の近くにある梨畑に6名の女性農家さんが集まりました。
しろいの仕事人~しろいの梨を支える女性のてのひら①~
梨の実が赤ちゃんの握りこぶしほどの大きさになった頃、白井運動公園の近くにある梨畑に6名の女性農家さんが集まりました。