イベント取材に行ってきました!
2022年12月10日(土)、「ソーラーシェアリングしろい富塚発電所見学会&収穫祭」が開催されました。
白井市で農作物を栽培しながら、その農地の空中を使って発電事業を行うソーラーシェアリングを実現し運営する「白井再生可能エネルギー協議会」。その施設の見学会と作物の収穫祭を取材しました。
白井再生可能エネルギー協議会とは
2012年に東日本大震災に伴う福島第一原発の事故をきっかけに、エネルギー問題を人任せにせず「地域に再生可能エネルギーを増やそう」「省エネを推進しよう」と発足した団体です(出典:白井再生可能エネルギー協議会資料)
ソーラーシェアリングしろい富塚発電所見学会&収穫祭に参加された皆さん。
ソーラーシェアリングしろい富塚発電所(ブログにリンク)
出力:49.5kW(100W×パネル504枚)
年間発電量:50,000kWh
設備面積:1,019平方メートル
運転開始:2015年6月
設置者:川上利一
施工者:(有)藤田商事
パネルは畑の4m上(空中)に504枚あり太陽光発電をしつつ、畑(地上)では農作物の栽培!太陽光発電で売電もできますし、農作物の収穫で地元野菜の販売と両方からの収益が得られます。
白井再生可能エネルギー協議会の皆さん
「今日はお集まり頂き、誠にありがとうございます。
畑をソーラーパネルで覆ってしまうと日が地面まで届かなくなりますので、このソーラーシェアリングの場合は30%以内ですき間のところにあります。日が陰って作物が育たないんじゃないかと心配をされる方がいらっしゃいますが、野菜を見ていただくとわかります通り全く遜色はありません。学術的にも証明され普及し始めていて、千葉県では匝瑳市が非常に活発にソーラー発電と畑の事業を進めておられます。ぜひソーラーシェアリングが白井市でも普及してくれるといいなと思っています。農地をただ放棄するのではなく、活かせてもらえるよう応援をしています。」
ソーラーシェアリングしろい富塚発電所でしっかり育った大根を収穫しました。
無農薬で栽培されています。なので、大根の葉もおいしく頂けちゃいます!
収穫祭に参加した白井っ子たちも、こんなに大きな大根を収穫していました。
どの大根にしよっかなー。大きく育った大根を見つけたね!
お母さんと一緒に参加した白井っ子は、こんなに大きな大根をお母さんの分とあわせて2本ゲーット。重たいのに、撮影させてくれてありがとう!!
姉弟で参加した白井っ子も撮影させてくれました!
皆さん本当にありがとうございます。嬉しいですぅ(^O^)
あれ?ここ大根畑なのに?「これは、いいダイコンだー!」って。ソーラーシェアリングしろい富塚発電所見学会&収穫祭のゲストで、自然薯畑から来たんだって。
そんな感じで収穫祭を盛り上げてくれたじねんじゃーと記念撮影!ありがとうございました。
「葉を見ると立派な良い大根かどうか分かるよ。」
白井再生可能エネルギー協議会 横山会長とじねんじゃー、記念撮影♪
白井再生可能エネルギー協議会
■福島原発の事故を契機に自らエネルギー創出や省エネルギーに関わっていこうと発足■脱炭素化への道のりを正しく理解し、再エネを推進したい
■地域にソーラーシェアリングを増やしたい
設立10周年目を迎え、講演会・映画会などを企画中。市内富塚のソーラーシェアリングでは定期的に集い活動している。脱炭素宣言をした白井市と連携し再エネ推進をするために市長に聞く会、市民としての取り組みの模索をしていく。
・自分のペースで参加できます。
・メンバー募集中!
代表者:横山久雅子
謝意:編集部も大根を収穫して帰り、早速食してみましたが、最初から最後まで苦みの全くない甘くて瑞々しい大根でした。
太陽光発電は日照頼りですが、白井市は降雨も近郊に比べても少ない地域だと思いますので、このような設備には向いていそうです。簡単な事ではありませんが、白井市は農業も盛んなまちですし畑で野菜、空間で太陽光発電という選択肢も良いように思います。特に市内にある放棄地などを利用してこのような再生可能エネルギー施設を、民間企業や民間団体の手で、市内のエネルギー循環の一助になれば良いと思いました。ソーラーシェアリングしろい富塚発電所見学会&収穫祭に参加された皆さま、関係者の皆さまには、取材を快諾頂きました事に、心から感謝申し上げます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。