きらめく人たちにインタビュー
池の上小学校1年の千石 陽葵(せんごく ひまり)さんが、2022年8月に開催された第46回ピティナ・コンペティション全国大会に出場しました。
千石陽葵さんが出場したA1級(小学2年生以下)の出場者は毎年5,000~6,000人以上。
陽葵さんは、2022年度、鎌ヶ谷前期地区予選(A1級 通過ライン8.24)において予選優秀賞及び全音楽譜出版社賞を受賞。そして続く東日本千葉2地区本選(A1級通過ライン8.6)では本選第2位及び伊藤楽器賞を受賞し、見事全国大会出場を果たしました。
全国大会には82名しか進出できないという狭き門を通過した小学生ピアニストです。
ピティナ・コンペティション 東日本千葉2地区A1級本選第2位に入賞し、全国大会に出場した千石 陽葵さん
ピティナ・ピアノコンペティション(外部リンク)とは
趣旨
1.ピアノ学習者およびピアノ指導者の学習・研究の一つの目標となること。
2.国際感覚を持った指導法の研鑽。
3.優れた音楽的才能の発掘・育成。
4.ピアノ教育レベルの地域間格差解消、全国的な音楽文化の普及と向上。
特長
指導者/参加者/運営者 三者で作る世界最大規模のピアノコンクール
ピティナ・ピアノコンペティションは、参加者のべ約45,000組(予選~全国計)を誇る、世界でも最大規模のピアノコンクールです。
ピアノ指導者の全国組織であるピティナの特長を生かし、企画立案、課題曲設定、審査等に積極的にピアノ指導者が加わることにより、参加者と事務運営者との関わりに留まらない、複合的な実施効果を生み出しています。また、運営・実施事務局として、全国の楽器店・音楽団体のほか、各地のピアノ指導者から成るグループが加わり、多面的なサポートで参加者の学習効果を高めています。「出典:ピティナ・コンペティションホームページより一部抜粋」
全国決勝大会:入選
地区本選:本選第2位&伊藤楽器賞
地区予選:予選優秀賞&全音楽譜出版社賞
Q:ピアノはいつからなぜ始めましたか?
3歳半くらいからです。初めて聞いたピアノの音が良い音で、上手に弾けるようになってピアニストになってみたいなと思いました。将来はピアニストになりたいです。
Q:ピアノの練習はどのくらいしていますか?
練習の内容によって違いますが、1時間集中の時もあるし、時間を決めないで練習に集中して気が付いたら2時間や3時間になることもあります。
Q:ピアノのおもしろいところはどこですか?
手の力を入れたり弱めたりすることで、キレイな音が出たり、力強くて響く音が出るところが好きです。色々な弾き方で違う音になるところがとても面白いです。
Q:曲の暗譜もしますか?
コンペティション直前などの練習中には譜面はもう見ませんが、新しい曲に挑戦するときには譜面を見て歌ったり弾いたりするように自分で決めています。
Q:好きなピアニストや作曲家は誰ですか?
フレデリック・ショパンが大好きです。ママはショパンが弾けるので憧れています。ショパンの「幻想即興曲」が好きですが、まだ指が届かないんです。あ、それと「鬼滅の刃」の曲も好きです。
Q:今小学校でお友だちとはどんな遊びをしていますか?
マンカラっていう遊びが楽しいです。ビー玉のような石と、石を入れていく穴6個が2列に並んだボードに石を入れていって穴が並んだボードの上で、自分の陣地の穴から石を早く無くした人が勝つゲームです。
Q:学校の勉強は好きですか?
はい!とても好きです。全部の教科が好きで、これからどんな勉強ができるのかも楽しみです。だけど、やっぱり音楽の授業でピアノに触れられることが一番好きです。鍵盤を抑えるピアノと、鍵盤を押しながら吹かなきゃいけないピアニカは全然違いますが、とても楽しいです。
Q:次のピアノ大会はいつですか?
日本バッハコンクール予選大会です。
Q:日本バッハコンクール予選大会に向けて、どんな挑戦をしたいですか?
難しいところを細かく少しずつ挑戦していって、次につなげられるように練習を頑張ります。
練習した通りに弾けるように、落ち着いて緊張しないように、いつも通りに弾けるように頑張ります。
Q:コンクール前に必ずしていることはありますか?
全国大会の時もそうでしたが、静かな場所に行って、イヤフォンで曲を聞きながら力が抜けるようにゴムボールを使って「むぎゅむぎゅ練習」をしています。「キレイに弾くぞ!」って気持ちを切り替えるようにしています。
Q:将来はどんなピアニストになりたいですか?
世界で一番上手に弾けるピアニストになりたいです。ショパンコンクールに出場したいです。
Q:お父さんとお母さんにメッセージをお願いします。
ママへ。いつも練習を教えてくれてありがとう!
パパへ。ママがお買い物に行って、一人で練習している時に、アドバイスをしてくれてありがとう!
千石陽葵さん、ありがとうございました。
謝意:白井市でまた素晴らしい逸材にお会いできました。小学1年生ピアニストの千石陽葵さんは、とても明るく元気で楽しく取材させて頂きました。質問に対して、しっかり自分の中で考えて、自分の考えを言葉にして応えてくれる姿に感銘しました。取材にご協力いただきました千石さんご家族の皆様に心から御礼申し上げます。取材日:2022年8月30日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。