きらめく人たちにインタビュー
白井市平塚に拠点を置いて20年!2000年4月に設立、2001年9月NPO法人しろい環境塾として認証されました。NPO法人としては今年の9月で20周年となりますが、設立からは21年を迎える、しろい環境塾の5代目理事長渡邊康夫さんと事務局長後藤泰良さんにお話をお聞きしました。
「NPO法人しろい環境塾 創立20周年記念誌」発行の報告に、笠井喜久雄白井市長を表敬訪問された5代目理事長の渡邊康夫さんと事務局長の後藤泰良さん。笠井市長は、「本市を代表する市民活動であるとともに、里山保全などの環境分野では、千葉県を代表する市民活動団体へと発展している事に対して、心より感謝と敬意を表します。」と話されました。
活動理念・事業計画等
NPO法人しろい環境塾は、環境の悪化が進む白井市などの北総地域で、里山の自然や耕作放棄された田畑を再生・保全する事業に取り組むことにより、次の世代により良い環境を引継ぎ、安らぎのあるまちづくりに貢献することをめざしています。
目 標
緑豊かな「里山を生かしたまちづくり」をめざします。
荒廃する里山の再生活動に取り組んで、多様な生きものを呼びもどし、里山の循環システムの復活を進めます。
里山から恵みを受ける市民が、農家や自治体と共同で里山保全に取り組みます。
地球的視野を持って環境を守るために、行動する市民を育成します。~出典:しろい環境塾ホームページ~
しろい環境塾創立20周年記念誌の発行にあたって
渡邊理事長:本誌を発行できましたのは多くの皆さんの助けがあったからこそで、このような日を迎えられた事を感謝しています。
記念誌には多くの方からご投稿をいただき、ほぼ修正することなく掲載させていただきました。この記念誌がNPO法人しろい環境塾の活きた記録と、今後の活動の指針等の参考になれば幸いです。
第5代目理事長 渡邊康夫さん
渡邊理事長:一時期は会員さんの減少も見られましたが、近年は「しろい環境塾」へ新しく入会される方々も増加傾向です。近年の新型コロナウィルス感染防止対策の観点から蜜を避け、子ども達の遊び場として親子で一緒に安心安全な「環境塾」を見つけ、入会にお越しになられる事も増えています。
世代交代も徐々に見受けられるようになり、女性の入会者も10名近くに増加しています。
また、白井市フィルムコミッション(ドラマ・映画撮影場所)の舞台として、しろい環境塾旧平塚分校は利用されています。映像を見たきっかけで白井市を知って下さる事もあるので、今後も協力していきたいと思います。
事務局長 後藤泰良さん
Q:しろい環境塾はとても組織的に活動されていますね。
後藤事務局長:しろい環境塾には、トラクターや芝刈り機などの保有機材も十分な台数があります。組織としては、里山保全部・農業支援部・子どもの環境教育部・市民交流部・施設管理部・事務局部・会計部を置き、各部署には部長を筆頭に、チームリーダーへと、しっかりと徹底した組織を形成しています。各部長を中心に、しっかりとした企画や計画・作業予定も設定してもらっています。
渡邊理事長・後藤事務局長お二人とも、非常に人情味ある懐の奥深い方々です。
渡邊理事長:定年退職後に何をすればいいかをお考えの方々も多く、「広報しろい」をご覧になった方や、しろい環境塾ホームページ等々をご覧になって、ご夫婦で来られる方もいらっしゃいます。奥様が先に入会をお決めになり、ご夫婦で活動をされる事が多いと思います。男性は全身を使うと老化防止にもつながり、特に環境塾では圧倒的に後期高齢者の皆さんが、とにかく元気なんですよ。
Q:しろい環境塾の魅力や今後どういう方に来て欲しいとお考えでしょうか?
従来から継続している「子どもの環境教育」で、小学生位の親子で一緒に活動して頂きたいと考えています。小学生の頃にしろい環境塾で活動した経験を持ち大学を経て成人になった、当時の子ども達が大人になって環境塾の会員さんになられている事もあります。そういう世代間を超えた活動を一緒に出来ればいいと思います。
そして少し幅を広げ、今までも千葉ニュータウン地区と平塚地区との交流はありましたが、白井市の皆さんにもっと活動に参加して頂けるように、まちづくり協議会として農家ではない方々とも一緒に活動できるよう、共同体的に取り組んでいきたいと思います。
渡邊理事長、後藤事務局長ありがとうございました。
「NPO法人しろい環境塾創立20周年記念誌」は、1冊300円で販売されています。
お申込み・お問い合わせは、下記しろい環境塾の事務局までお願いします。
NPO法人しろい環境塾(ホームページにリンクします)
【事務所】白井市平塚960(旧平塚分校内)
【活動拠点(ベースキャンプ)】白井市平塚945 延命寺北側の林内
【活動日】月・水・土曜 10:00~15:00
【連絡先】047-404-3298
【メールアドレス】shiroikankyojyuku@kce.biglobe.ne.jp
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。