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白井市の事業を紹介します

白井市と麗澤大学(柏市)との包括連携に関する協定の締結式

相互に緊密な連携を強化して人材の育成や地域の活性化を図ります。

(左から)麗澤大学 徳永 澄憲(とくなが すみのり)学長、白井市 笠井 喜久雄 市長

2024年5月24日、白井市は学校法人廣池学園麗澤大学(柏市)との間において、包括連携に関する協定を締結しました。締結式は、麗澤大学にて執り行われました。

協定事項

(1)人材育成に関する事項

(2)産業の振興、まちづくり、観光の促進に関する事項

(3)IT、ロボットなど先進技術の導入・普及とそれによる課題解決に関する事項

(4)教育及び文化の振興に関する事項

(5)地域の国際化に関する事項

(6)その他前条の目的を達成するために必要な事項

※出典:白井市と麗澤大学との包括連携に関する協定の締結式報道資料

包括連携に関する協定の締結式

 

麗澤大学 徳永 澄憲学長あいさつ

本学はこの地に1935年(昭和10年)道徳科学専攻塾として柏市に開塾いたしました。

1959年(昭和34年)麗澤大学を開学(外国語学部イギリス語学科・ドイツ語学科)

1992年(平成4年)国際経済学部(国際経済学科・国際経営学科)開設

2020年(令和2年)国際学部(国際学科・グローバルビジネス学科) 開設

2024年(令和6年)工学部(工学科)、経営学部(経営学科)を開設しました。

 

学⽣と教職員あわせて4,000⼈にも満たない規模ではございますが、白井市で抱える社会課題、経済課題を考えさせていただいて、そして学生を鍛えていただけることを幸いと思っております。

 

本学は「教育力」「研究力」に注力しており、ここに「社会貢献」という三本柱を大きく立て、今年度から工学部を開設いたしました。白井市と一緒になって「社会貢献」していきたいと思う次第です。

 

白井市といえば「しろいの梨」が有名ですが、梨を媒体にして産業や観光で人材を育て、工学部の知見を踏まえた形で、新しい地域おこしができると思っております。その中に学生も参加させていただいて、鍛えていただければ本当にありがたいと思います。

 

この締結を機に、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

白井市 笠井市長あいさつ

私はまちづくりの中で行政・地域課題を解決するためには、やはり行政機関のみでは問題解決できないと考えております。産・官・学連携によって、まちの課題や行政サービスの拡充を図っていきたいと思っています。

 

今回の包括連携協定の中には、白井市が抱えている人材の育成、国際化問題、農業振興についてはこれからの白井市の「伸びしろ」には必要な事項です。

 

白井市は成田国際空港と羽田空港を直接つなぐ北総鉄道があります。成田国際空港拡張事業が始まっており、2029年は現在の倍の面積になりますので、さらに白井市を往来する外国人旅行客が予想されます。これを契機にして、外国人旅行客の方に白井市にお越しいただいて、流通を促していきたいと考えており、市も観光にも力を入れていきたいと思っています。

 

そして人材の育成です。昨今では教職員もそうですが、公務員のなり手がいないのも現状です。大学と協定を締結することにより、お互いの人材確保・人材育成として麗澤大学の学生さんが白井市役所へ出向することや、白井市職員が麗澤大学で学ぶことによって相互連携が出来ればと思います。

 

農業の面において白井市は100年続く梨の産地であり、これを次の世代にどう残していくのか、今のままでは梨農家さんの後継者へ繋がらないと思っています。私は新しい時代に即した梨の「生産」のあり方、「作業」のあり方、「管理」のあり方に着目をして貴学工学部で進めておられる、ロボット工学やICT(情報通信技術)を果樹関係に活かすことを、進めていきたいと思います。この研究を通して、農家さんにもメリットがありますし、就農したいと思う学生さんの受け皿を白井市が担えると考えています。

 

この協定締結を機にその第一歩が始まり、実務的な連携協定につながっています。お互い研究しあい、次の世代に新しいものをどう残していくのか、人材を育成するのかの研究を進めていけると大いに期待をしております。

 

これが新しい農業のあり方、これが新しいまちづくりのあり方、につながるようなビジネスモデルを作っていきたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。

麗澤大学 工学部 工学科

包括連携に関する協定締結式後、工学部キャンパス内の紹介がありました。工学部は今年2024年4月に開設(外部リンクします)されたばかりです。

 

開放感があり各階のフリースペースも多彩で、友人とのおしゃべりも、研究の創造力も湧きやすそうな環境でした。

学生さんの実験作業室も広い空間で、デザインも考慮されているんですね。

とても優秀な学生プログラマーさんを紹介されました。今や先生にも負けず劣らずのアイデアの宝庫だとか。

「木製ブロックを摘まんで積み上げるプログラム作れますか?」と聞いたところ「その位であれば問題ありません!」と一言!

自らロボットアームのプログラミングして、自由に且つ繊細な動作プログラムが組める優秀な学生さんの研究も見学しました。

BGMに合わせて「キーボード演奏」と「ヲタ芸/サイリウムダンス」をするロボットアームを紹介してくれました。

天井の高さ8mの実験空間では、無人航空機プロトタイプなどの実験にも対応できるんですね。

白井市長は、既に制作した機器のデモンストレーションを見学し、案内役の教授とも様々な情報を共有していました。

取材日:2024年5月24日

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。