白井市の事業を紹介します
公園で誰でも簡単にできる健康づくりのコツなどを実践しながら学べます
2023年10月7日(土)、白井市文化会館かおりホールで、簡単に健康づくりに取り組むコツを伝える講演会『公園でなかまと楽しく健康づくり』が開催されました。
一般社団法人ケア・ウォーキング普及会代表理事 黒田恵美子氏
黒田恵美子 プロフィール
健康運動指導士
健康経営エキスパートアドバイザー
生活習慣病、介護、ロコモの予防改善を中心に、病院や自治体などで健康寿命延伸のための身体活動の運動の必要性を啓発し、運動弱者を支援する講演や運動指導を行っている。人生の最後まで、自分の足で歩くことを目的とした「ケア・ウォーキング®」「ひざちゃん体操」などを考案し、簡単で痛みの起こらない体の使い方、修正法、動作改善を提案している。運動の実践には理論の理解が必要であるとして、わかりやすい理論と実践を結び付けた講演、セミナー、教室には定評がある。
年間の講演、セミナー、教室の回数は、約300回に及ぶ。
東海大学体育学部体育学科卒
一般社団法人 ケア・ウォーキング普及会代表理事
東海大学医学部客員教授
公益財団法人 健康・体力づくり事業財団理事
NPO法人日本健康運動指導士会会長
一般社団法人足育研究会理事
NPO法人WISH理事
日本糖尿病対策推進会議幹事(日本医師会)
一般財団法人チームケア学会倫理委員
ミズノ株式会社ブランドアンバサダー
本日は白井市健康づくり講演会に、このように多くの皆さんにご参加いただきまして、心から感謝申し上げます。
今日は『公園でなかまと楽しく健康づくり』というテーマの講演で、日頃運動不足な方はこの場にはいらっしゃらないと思いますが、健康づくりというのは運動・栄養・休養と言われています。そこにもう一つ、なかなか一人で運動することが厳しい時もありますので、今回のテーマにもあるように仲間と楽しくという「仲間」を加えていただければと思います。
白井市は自然に恵まれていますし、さらに市内には公園が50弱ございます。この公園を使いながら、仲間と体を動かして楽しい時間を過ごしていただければと思っています。
ここで少し白井市の現状をお話させていただきますと、白井市で100歳以上の方が現在19名おられます。日本全体では9万2千人おられ、そのうち9割が女性です。女性の平均寿命は87歳を超えています。
一方で男性の平均寿命は81歳ですから、女性の方が元気で活発に過ごされております。ただ健康寿命になってきますと、男性は72歳、女性は75歳で、平均寿命の80歳代からは、少し差があるような状況です。
人生100年時代と言われますが健康で楽しく過ごすためには、やはりこの健康寿命というのは大切だと思っています。そのためには今日の講演でもお話がありますが、健康づくりが大切な要素になりますので、ぜひ黒田先生の話を聞いて実践できるものは実行して、少しでも健康づくりに役立てていただけたらと思います。
白井市内には総合型地域スポーツクラブが4カ所あります。これは県内でも珍しいです。この総合型地域スポーツクラブというのは、子どもから高齢者までが自分に合った種目を選んで、そして学校体育館等を使って活動できる場所があります。ぜひ皆さん、そのような活動に興味がありましたら、総合型地域スポーツクラブそしてスポーツ推進委員がやっている、いろいろな教室もありますので参加を検討してください。また、食生活改善推進員の皆さんの事業もありますので、ぜひそういう事業にも参加をしていただいて、少しでも自分の健康づくりに役立てていただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症が2020年1月、日本で発見されてから4年近く経ち、5類感染症となった今、日常の生活を取り戻して、仲間と楽しく過ごす時間を多くしていただきたいと思います。しかしここにきて、インフルエンザが流行っています。基本的な感染予防対策と、そしてインフルエンザワクチン接種を10月から始めますので、対策をしていただきたいと思います。
最後に、ここにおられます皆様方の益々のご健康とご多幸を祈念いたしまして、簡単でございますが、私のあいさつとさせていただきます。どうか皆さん、今日学んだことの実践をお願いしたいと思います。
公園は健康づくりに最適の場
公園では3つの健康要素を育めます。
●体を動かして(身体的健康)=ロコモ予防、メタボ予防
↓
●仲間がいて(社会的健康)=孤立予防
↓
●心が喜ぶ!(精神的健康)=心の安定
公園には他にも健康づくりのメリットがあります。
●誰でも使える!
●人と集える!
●いつでも使える!
●お金がかからない!
●体力も年齢も関係ない!
●遊具がある!
●誰かと一緒にできる!
●ベンチがある!
●歩ける!
身近な公園を有効活用して健康寿命を延ばしましょう。
※令和5年度白井市健康づくり講演会『公園でなかまと楽しく健康づくり』配布資料より抜粋
立ったときの正しい姿勢や良い歩き方、公園でできるストレッチの方法などを実践を交えたレクチャーがありました。
「では、みなさん立ちましょう!」と言われて即座に立てますか?「え~?」と思うかどうかだそうです。
立っていると自然に自身の身体が楽な姿勢を保とうとするのですが、お腹が前に出ていませんか?!
黒田先生のスマートな立ち姿勢を維持するためのヒントを伝授。その後は、皆さんの姿勢にびっくりするほどの違いがありました!
とても自然体でありながら、とてもスッと立っていらっしゃいます。ホントにびっくり!
運動は食事と同じように考える!
●主食=歩くこと(有酸素運動:長く動くのが有酸素運動。そのエネルギーになるのは炭水化物)
●主菜=筋トレ(筋肉を作るにはたんぱく質を摂って筋トレすること)
●副菜=ストレッチ(野菜もストレッチも体を整える役割)
良い歩き方をすると、自然と姿勢も良くなっていくんですね。前傾姿勢や後傾姿勢のみなさんにもオススメの講演会でした。
内容の濃い講演で、最初から最後までなんとなく当てはまるお話ばかり。
ひざ痛=高齢者と思っていませんか?
若い頃からの膝の使い方が原因となり、早い方は50代ぐらいからひざの痛みを感じているそうです。
歩き方にもちょっとした工夫! 参加者の皆さんがとても楽しそうでした。
1.公園de健康づくりを進めよう~公園でできるみんなで健康づくり~
2.日常の姿勢をチェックしよう~健康づくりのキホンは普段の生活から~
3.公園de健康づくりのコツを知ろう~気軽にできるストレッチ・筋トレメニュー~
4.健康づくりプログラムを活用しよう~グループで行う公園での健康づくり~
5.健康づくり継続のヒントを取り入れよう
以上の項目がわかりやすく見ながら挑戦できる冊子「公園de健康づくり」(黒田恵美子先生監修)が公開されています。下記ボタンからアクセスして、ぜひ挑戦してみてください!
白井市にも運動を行っている団体があります。
「興味がある」「やってみたい」と思われた方は、以下までお問い合わせください。
●総合型地域スポーツクラブ(外部リンク)
生涯学習課 047-401-8953
●白井ウォーキング倶楽部
健康課健康づくり推進係 047-497-3494
※地域ぐるみで健康づくりを始めたいという方は、健康課健康づくり推進係の保健師にご相談ください。
「自然に体を動かすっていうのが大事だと思ってます。今日の先生のお話しで意識しないでできるかなと思ってるんですよ。とても楽しく面白い内容でした。過去に他で聞いた内容もまとめて話して下さって良かったです。」
「 ちょっとひざ痛があるので、ぜひこれをやってみようと思ってすごく参考になりました。どちらかというと胸を前にだして歩く方だったから、教えてもらったとおり、ちょっと緩めて実践してみようと思ってます。」
「歩く姿勢など気にしたこともなかったですけど、自分がどんな姿勢で歩いているのかなって思いました。自己診断ができないので、人にみてもらいたいですね。気をつけていても実際の姿勢はどうなってるのかなぁと思います。」
「説明と実践でよりよく理解できる講演です。自身で姿勢はそんなに悪いと思っていなかったですけれど、言われてみると反り腰だったりしていることに気づきました。」
「歩くこと、筋肉を作ること、ストレッチとその三つが大事だっていうことがよくわかりました。歩くだけっていう人や、ストレッチだけでいいとか見聞きしましたが、講演にあったとおりこの3要素がすごい大事だということがわかりました。」
「寝つきが悪く、深夜3時半になったら目が覚めて5時ぐらいまで寝られないことがあります。講演を聞いて「あ!そういうことか」っていうのを結構気づいたことがありました。」
お答えいただいたみなさま、ありがとうございました。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。