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白井市の事業を紹介します

しろいフレイル予防プロジェクト「フレイル予防講演会」が開催されました

定員120名を上回る145名が参加。心身ともに健康でいたい気持ちは皆同じですね。

2023年6月1日、白井市文化会館かおりホールで令和5年度フレイル予防講演会が開催されました。

しろいフレイル予防プロジェクトの始まり

今日の講師でフレイル予防の第一人者である飯島 勝矢先生のお話は、参加者の皆さんが笑いの中で楽しく理解できる内容でした。

フレイル予防講演会で頂いた配布資料です。

参加者の皆さんが続々と来場してきます。

市民の皆さんにフレイル予防講演会を受講して、健康でいつまでも若々しくいきいきと生活して欲しいとの願いを込めての開催です。

参加者の皆さんが前のめりで受講されている姿が印象的でした。

まずは参加者全員で、ご当地「梨トレ体操」!

白井市 笠井市長あいさつ

今日はフレイル予防の講演会に多くの皆さまのご参加をいただきまして、誠にありがとうございます。

今日の講師、飯島 勝矢(いいじま かつや)先生はNHKのテレビ番組にも出演されている非常に有名な方です。お忙しい中、白井市にお越しいただき心から感謝を申し上げます。

 

現在、白井市の高齢化率は65歳以上で28.1%です。日本の高齢化率は29%ですから1ポイントほど白井市は低い状況にありますが、白井市はこれから高齢者が増える傾向にあります。17年先の2040年、白井市の65歳以上高齢化率予想が37.2%、3人に1人以上が高齢者になる現状になります。この状況を踏まえ、高齢になっても元気で楽しく暮らせるまちづくりを、私は皆さまと一緒に進めていきたいのです。

 

私は平均寿命にスポットを当てるより健康寿命にスポットを当て、皆さまが年齢を重ねても、自分らしく元気で暮らせる地域社会を築いていきたいと思っています。

 

今日は「フレイル予防」というテーマで、これから皆さまの生活に少しでも役に立つ情報や取り組みを紹介いたしますので、この講演を聞いて、できることはすぐに実行に移していただきたいです。皆さまの人生がより豊かになるような講演会になればと期待しております。

 

新型コロナ感染症が3年半以上続き、行動が制限され非常に苦しい生活でした。しかし、今年5月8日に新型コロナ感染症もインフルエンザと同じ5類感染症へと移りましたので、市としましては感染予防に注意しながら色々な事業やイベントを再開していきます。ぜひ皆さまのご参加・ご参画をお願いいたします。

 

結びにあたりまして、ここにおられます皆さま方のご健勝ご多幸、そして協賛をいただいている企業の皆さまのご発展を祈念しまして、私の挨拶とさせていただきます。

フレイル予防でめざせ健康長寿!
~人生100年時代を元気で乗り切るために~

 

「フレイル予防講演会」の講師は、フレイル研究第一人者の飯島先生(東京大学高齢社会総合研究機構 機構長、未来ビジョン研究センター 教授)です。人生100年時代を元気で乗り切るポイントについて分かりやすく解説されていました。

フレイルって何だろう?
年をとって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態を「フレイル」と言います。フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」を語源としてつくられた言葉です。多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。

 

「外出の機会が以前より減った」「おいしいものが食べられなくなった」「活動的ではなくなった」という人は、フレイルの危険信号が灯っていると考えられます。

 

フレイルの兆候を早期に発見して日常生活を見直すなどの正しい対処をすれば、フレイルの進行を抑制したり、健康な状態に戻したりすることができます。

 

何もしないと、筋肉は衰えます。
フレイルの最も大きな原因の一つが筋肉の衰えです。年をとるにつれて筋肉が衰える現象を「サルコペニア」と言います。サルコペニアは、①両手足の筋肉量、②握力、③歩行速度の3つの指標で判断します。筋肉の衰えは、栄養不足、転倒・骨折、認知症になるリスクを高め、要介護状態へとつながっていきます。

 

フレイル予防を行うためには、自分の筋肉の衰えを知ることが大切です。

 

東京大学飯島研究室「フレイルを知ろう」より抜粋

飯島勝矢教授「フレイルを予防しよう!」

写真をタップもしくはクリックしてください。飯島 勝矢教授「フレイルを予防しよう!」動画にリンクします。

飯島 勝矢教授

高齢社会総合研究機構 機構長
未来ビジョン研究センター 教授
専門:老年医学、在宅医療、 虚弱予防、医学教育

 

※出典:東京大学 高齢社会総合研究機構HP

フレイル予防講演会開催を支えた皆さんをご紹介

 

撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

フレイル予防講演会受付の皆さん、多くの来場者を手際よく会場へ案内されていました。さっすがですね!

血管年齢が測定できるコーナーは、明治安田生命のスタッフさんが支えていらっしゃいます。

ベジタブルチェックです。野菜一日摂取量350gしっかり摂れてますか?

握力測定もできました。介護予防推進員の皆さんです。皆さんと会話をしながら握力測定を数十年振りでやってみようと思いました。楽しかったです!

「フレイル予防講演会」参加者のみなさんにインタビュー

・講演会は大変良かったと思います。参考になりましたので、これを機に生活を変えていきたいと思います。

 

・知らないことをたくさん楽しく教えていただきましたので、とても教養の一部になりました。

 

・飯島先生の話も前からよく存じ上げていまのでぜひ参加したいと思い参加させていただきました。講演会でフレイルについて、より深く知ることができました。

 

・自分の身体のことをわかってるはずなんですけど、お話の内容も素晴らしくて本当に最後までずっと勉強になりましたね。

 

・タンパク質足りてないなと思いました。講演会はとてもおもしろかったです。

フレイルチェック、してみませんか?!

まちかどフレイルチェックイベントが開催されています!


体組成計測や握力測定、指輪っかテストなどを行い、フレイルの状態かどうかを簡単に確認できる「まちかどフレイルチェックイベント」が下表のとおり行われています。

事前に電話申し込みの上、ぜひチェックしてみてください。

 

【お申込み先】

白井市高齢者福祉課 地域包括ケア推進係

047-497-3484

受付日時:平日 8:30~17:15

実施場所と日時:下表のとおり

定員:各会場20名(要事前申し込み)

対象:市内在住の方

【フレイル】という言葉の認知度について

 

白井市高齢者福祉課のお話です。

 

65歳以上の一般高齢者で介護認定をお持ちでない方2,500人を対象に「フレイル」という言葉をご存知かどうかアンケートを実施しました。

 

回収できたのは1,887人で、結果は

・フレイルについて知っている…22%

・言葉を聞いたことはあるが内容まではよく知らない…21%

・初めて聞いた、知らない…50%以上

 

これが今の白井市民の認知状況であります。

市民に向けて普及啓発することで、少しでも「知らない」とのお答えが減るように取り組みたいと思います。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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