地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、白井の地域情報サイト「しろいまっち」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

白井の地域情報サイト「しろいまっち」

白井市の事業を紹介します

アデコ株式会社及び株式会社プリマジェストとの包括連携に関する協定締結式

2022年11月17日(木)、白井市はアデコ株式会社及び株式会社プリマジェストとの包括連携に関する協定を締結しました。

包括連携に関する協定締結式

白井市とアデコ株式会社及び株式会社プリマジェストが緊密な相互連携と協働による活動を推進し、地域のニーズに迅速かつ適切に対応することにより、白井市の地域の活性化や市民サービスの向上を図ります。

 

内容

1. 人材育成に関すること

2. 地域コミュニティの活性化に関すること

3. 地方創生SDGsの推進・実現に関すること

4. その他、本協定の目的を達成するために必要と認めること

白井市 笠井市長挨拶

本日はアデコ株式会社様と株式会社プリマジェスト様との三者間での包括連携協定を締結させていただきました。

私は、良い社会、まちを作るには行政はもとより、地域住民そして企業の皆さまのお力が必要であり、そのお力をお借りしながら進めることで、まちの発展に寄与できるのではないかと考えています。地域コミュニティを担う役員の皆さまの高齢化や担い手不足も懸念されていますが、大きな災害が発生した場合など地域コミュニティは大変重要な団体であります。

そこで行政、そして地域コミュニティの効率化をいかにしていくかが重要な課題として捉えていました。その中で今回5月にアデコ株式会社様の方から職員人材育成、さらには地域課題に対して「自分たちも何かできないだろうか」というお話がありました。このお話は非常に市にとってもありがたい話ですし、先ほど言いましたようにこれからの市民サービスの向上また地域貢献には、皆さまのような企業が持っているノウハウや技術が必要と考えています。

世の中で社会の流れが大きく変化しており、課題に的確に対応するための職員の能力、行政の効率性そして社会課題に迅速に対応する体制が大事です。

そして一方で地域コミュニティの問題に今までのように様々なデータを駆使しながら解決に当たる、これを職員がやるだけではなく色々な機械や様々な技術を駆使すれば、効率よく問題解決にあたる環境作りが実行できるはずです。

負担も減れば若い人も地域活動に参加しやすくなります。この協定を機会にしまして白井市の地域発展と、そしてまちの発展に大いに貢献していただきたいと期待申し上げます。

白井市はまだまだ若いまちですし、色々な資源をたくさん持っていますので、それをさらに高めていただきたいと思っています。皆さまのお力をお借りして、さらに白井市を盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

アデコ株式会社 代表取締役社長 川崎健一郎氏

特に私たちが強みとしていますのは人材育成に関することです。また地域住民の皆さまとのコミュニティが創成していることもあり、この点について特に我々としてしっかりと貢献したいと考えております。

 

我々アデコグループが考えている現在の社会情勢は、残念ながら我が国は特に人口減少社会に突入しております。更には65歳以上の方々の人口比率が28%を超えるという、世界でも例を見ない超高齢化社会へと進んでいる状況です。

 

一方で現在の労働生産性という観点からみると、残念ながら決して世界の中で高い競争力を持っている状況ではありません。このような環境の中で我々は2022年スタートする新しいビジョンを掲げました。それは2025年に向けてですが、人材躍動化を通じて社会を変えるということです。

 

株式会社プリマジェスト様が提供されるデジタルトランスフォーメーションに活用するようなAIなどのテクノロジーも今後発展して行くと思っています。このテクノロジーで生産性を高めることはもちろんですが、テクノロジーを作り出すのも、また活用するのもやはり最終的には人であると考えます。

 

昨今政権でも人への投資というキーワードが言われておりますが、実は私たちは2019年後半ぐらいから「我が国の最大の守護は人である」「その人々がどれだけ生き生きと幸せに躍動的に働ける環境を作れるか」が今後持続可能な社会を築いていくために必ず必要であると考え、人材躍動化をテーマに取り組みをスタートしております。特に人々がどういった時にモチベーションを高く持って働き続けることができるのかです。

 

私たちの会社で調査を行いました。「今生き生きと働けますか?」とご質問したところ、イエスと答えられた方は25%です。一方で「今ご自身が働く上で、自分の人生の中において大切にしている価値観やそれを実現するためのキャリアに関する具体的なイメージやビジョンをお持ちですか?」と伺ったところ、お持ちだと答えられた方が35%です。諸外国と比較しているわけではありませんが、残念ながら決して高い数字ではないと思っています。

 

私たちが取り組み始めましたのが白井市に受けていただいた「スリースキルズ(3 skills)」というプログラムです。人への投資・人材育成というところが極めて大切な要素です。一方でどんなに優れた教育のプログラムを用意したとしても「何を学ぶか」よりも「なぜ学ぶのか」という内発的な動機をセットアップすることが最も効果的であると私たちは捉えています。

 

わが国にもすばらしい教育コンテンツは備わっていますが、実践の場まで活かせるか...残念ながら活かせていません。私たちのプログラムは「なぜ自分はここで一生懸命働こうと思っているのか?」「そもそもどんな人生を歩むためにこの仕事を選んだのか?」などの疑問を、もう一度立ち返って内発的動機づけを高めることが最初になっています。

 

市民の皆さまへの行政サービスをより良いサービスに変えていくためには「どこに課題があるのか」「どうやって課題を解決していくのか」を、人が自ら考え意思決定をしていかなければなりません。課題解決をしながらより良いまちづくりにしっかり貢献して行きたいと思います。

株式会社プリマジェスト CTO執行役員 小泉忠嗣氏

本日は白井市様ならびにアデコ株式会社様と弊社の三社間連携協定締結式ができましたことを大変嬉しく思います。

 

社会情勢を見ると少子高齢化という、ひいては日本は若干一人負けじゃないかなと僕は思っています。労働生産性が下がっており円安もあって、日本人が輝いていた頃に戻るのはなかなか難しいのではと思います。テクノロジーというソリューションがありますので、もっと飛躍できるのではないかと思う一方で足元を見ると、私たちの働き方も大きく変わり、白井市民の皆さまへの接し方並びに窓口の業務も大変変わってきているのではないでしょうか。

 

業務をデジタル化へシフトすることなども一緒になって構築できれば良いと考えています。職員の皆さまにとっての価値向上が、市民へのサービス向上につながります。アデコ株式会社様は人材育成並びにそのソリューションを担われますが、私たちはそこからデジタルというところのDX化という部分を担当させていただきます。

 

「変革して行く時代の中をお客様と一緒に新たな価値を創造する」が私たちの強みであり、長年のキーワードですので、ぜひともそういったところでご支援させていただければと考えております。

 

今日は本当にありがとうございました。

包括連携に関する協定締結式終了後、三者間の情報共有は尽きることがなく別室で更に討議が重ねられていきました。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。