白井市の事業を紹介します
官民が一緒になって持続可能なまちづくりを...
まちづくりの指針である白井市第5次総合計画・基本構想に掲げた将来像「ときめきと みどりあふれる 快活都市」の実現に向けて、令和2年度までの5年間を対象とした前期基本計画に基づき、官民が一緒になって持続可能なまちづくりを進めています。この方針に従って白井市総合計画審議会委員委嘱状交付式及び令和2年度第5回白井市総合計画審議会が開催されました。
総合計画について
総合計画は市が総合的、計画的な行政運営を進めていく上での長期的な基本方針となるもので、市の最も上位に位置付けられる計画です。総合計画は、基本構想、基本計画及び実施計画の3つで構成されています。
【基本構想】目指す将来像やその現実に向けた基本的な施策の方針など、まちづくりの方針を定めます。
計画期間:平成28~令和7年度の10年間
【基本計画】基本構想に基づき、将来像を実現するための具体的な施策を定めます。
計画期間:前期;平成28~令和2年度の5年間、後期;令和3~令和7年度の5年間。
【実施計画】基本計画で定めた施策に基づき、具体的な事業を定めます。
計画期間:前期;平成28~令和2年度の5年間、後期;令和3~令和7年度の5年間
白井市 笠井喜久雄市長
白井市笠井市長は冒頭、白井市が今抱えている問題、更には新型コロナウィルス感染に関する問題について触れられ、より良い市を目指す具体的な取り組み、具体的な実働について、現状を分かりやすくお話されていました。(中略)
千葉ニュータウンの開発により短期間に人口が急増したため、今後急速に高齢化が進みます。持続可能な魅力あるまちづくりを進めていくため、出産や子育てへの支援の充実、職住近隣の推進、若い世代がすみたくなる住宅や、暮らしやすい環境を整える事で、白井市に魅力を感じる若い世代を増やして定住を促進し、世代間バランスのとれた活力あるまちづくりをし、そして次世代につなげていきたい。とお話されていました。
これからの街づくりは、多岐にわたるお一人お一人の存在、そしてその皆さんとの繋がりがとても重要になってくる。
市内には資源や人材が豊富で、この方々とのマッチングが重要であるともお話されていました。
委員のメンバーは、以下の方々です(敬称略・順不同)。
関谷 昇/野水 俊夫/宇賀 博/田中 里奈/福田 純子/鎌田 元弘
手塚 崇子/黒添 誠/松本 千代子/鈴木 康弘/秋本 茂雄
中原恵子/宇賀 弘道/酒井啓史/近藤 恭子
白井市総合計画審議会は、任期3年間で開催されるそうです。
室内環境を良くするために30分に一度休憩をとり、室内換気も徹底されていました。
出席委員より、関谷昇委員が会長として選出され満場一致で決定されました。さらに関谷会長より、これまでの経歴や専門性の観点から、野水俊夫副会長の選任が可決しました。
第5次総合計画後期基本計画について、事務局からの報告を確認しました。
【若い世代が魅力を感じるゆとりある住環境の形成】
企業などと連携した住宅のリノベーションや菜園などが近接した良質な住宅の供給を促進します。公園・広場を活用し、親子で楽しめる環境を整えます。
【定住を希望する若い世代の支援】
多世代での近居や大学進学時の定住など、若い世代の希望に応じて定住を支援します。
【地域資源を活用した魅力ある暮らしの促進】
官民連携により白井市の見所や文化資源、イベントなど、様々な地域資源の情報発信を充実します。
【工業団地などへの就業支援】
工業団地見学ツアーや高校・大学との連携などにより、市内外での市内企業の認知度を高め、市内での就業を促進します。近隣市と連携して市民の就業を支援します。
【異業種・異分野間のネットワークづくりによる交流・連携の支援】
農商工や産学官の連携をはじめ、事業者、市民団体などの交流・連携の機会をつくります。
【起業希望者に対する相談・支援】
起業を希望する若い世代に対して関係機関と連携した相談・支援を行い、起
業を支援します。
【利便性の高い場所での保育機会の確保】
駅周辺など、利便性の高い場所で、小規模保育など多様な保育サービスを充実します。
【子育てに係る経済的負担の軽減】
子ども医療費を助成するなど、若い世代の経済的負担を軽減します。
【地域での親や子どもたちの居場所づくりや子育て支援のしくみづくり】
放課後子ども教室など地域での親や子どもの居場所をつくるとともに、妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を進めます。
【確かな学力、豊かな心、健やかな体など未来を生き抜く力を育む学校教育の推進】
多様な人材を活かした授業、ICT環境などの教育環境の充実を通して、未来を生き抜く力を育む学校教育を一層充実します。
「出典:広報しろい7月1日号」
【多様な形態の農業経営と担い手の支援】
地域での多様な形態での農業経営のしくみづくりを進めます。また、農業事業者と連携して新規就農者を育成するための講習会を開催するなど、農業の担い手づくりを進めます。
【農商工や産学官の連携による農産物の高付加価値化やブランド化】
農商工や産学官が連携することにより、付加価値の高い農産物の開発や販売ルートの確保を進めます。
【白井産農産物の販売の場や販売形態の充実】
駅周辺や地域のほか、近隣市をはじめ広域的に販売の場を充実するとともに、消費者ニーズに応じた販売形態の多様化を進めます。
【だれもが農に親しめる環境づくり】
農家などと連携して、市民農園・体験型農園の開設を支援するとともに、農業体験など農に触れる場づくりを進めます。
【白井の自然環境の豊かさを知り育むための環境学習の推進】
学校や市民団体などと連携し、みどりが形成されてきた歴史やその貴重さなどに関する学習機会を充実します。
【市民によるみどりのネットワークづくりに対する支援】
市民団体が自ら、道路沿いなどの身近なみどりを育て、みどりのネットワークをつくる活動を進めます。
【地域での環境保全や創出の取組としてのグラウンドワークの推進】
みどりの地域資源を守り、育む活動など、地域や市民団体などが連携した取組を進めます。
【自然とのふれあいや癒しの場としての里山の保全と活用】
市民や市民団体などと協働し、(仮称)谷田・清戸市民の森など、里山を積極的に保全・活用します。
「出典:広報しろい7月1日号」
早々より闊達な議論もありました。「より良い白井市にするために・・・。」まさに心血注いでおられる委員の皆さん。
【市役所・白井駅周辺や西白井駅周辺などでの地域特性に合わせたにぎわいづくり】
市役所・白井駅周辺、西白井駅周辺で、商業施設などの進出を誘導するとともに、市民や市民団体がマルシェなどのイベントを開催することを支援するなど、にぎわいづくりを進めます。
【工業団地における産業機能の向上に向けた環境整備】
工業団地の活性化を図るため、工業団地へのアクセス道路の整備や、工業団地における土地利用の誘導と操業環境の保全を進めます。
【小学校区を基本的な単位としたまちづくり協議会の設立の推進とまちづくりの人材育成】
各小学校区で福祉・子育て・防犯・防災などのさまざまな分野について、地域の課題やその解決方法を協議し、実践するまちづくり協議会の設立を進めます。地域づくりを活性化するため、行政・地域住民・市民団体をコーディネートする
人材などを発掘・育成するとともに、地域で活躍できる学びの場や環境づくりを進めます。
【地域における助け合いや支え合いの促進】
各地域において、地域住民それぞれが持つ能力を活かし、災害時における共助による地域防災力を強化するとともに、日常生活における見守り・家事支援などの身近な生活サービスが提供されるしくみをつくります。
【ライフステージに応じた健康づくりの推進】
地域住民や市民団体などと協働し、各世代がライフステージに応じて健康づくりを実践できる機会を充実します。
【幹線道路沿道などにおける開発誘導】
羽田空港と成田空港の中間地点にあり、国道16号が通過しているという白井市の立地特性を活かし、企業などの進出を誘導します。構想道路の計画化を進めるとともに、北千葉道路のインターチェンジ周辺の活用方策を検討します。
【都市拠点と各地域を結ぶ道路ネットワークの構築】
市内を便利に移動できるよう道路のネットワーク化を進めるとともに、安全に移動できるよう幹線道路などの維持修繕を進めます。
【利便性の良い公共交通ネットワークの確保】
拠点間を移動しやすいよう、北総線運賃対策をはじめ、バス・鉄道・タクシーなど公共交通ネットワークの利便性の向上を進めます。
「出典:広報しろい7月1日号」
白井市第5次総合計画・後期基本計画審議会の内容の極々一部ですが、後半の内容は「広報しろい7月1日号」より抜粋させて頂きました。本審議会に参加させて頂き、事務局のご報告をお聞きし更には、委員の皆様のご意見を拝聴させて頂きながら、僅か一片でも、この白井市の魅力を配信する者として、どのように広く配信させて頂くべきなのかを考えるに足りる審議会でした。
取材にあたり関係各部署の皆様には、心より御礼申し上げます。