白井市の事業を紹介します
2025年6月26日、七次台中学校でオポッサム研究グループ(千葉大学・芝浦工業大学・国立環境研究所)協力のもと、特別授業「しろい脱炭素・未来ワークショップ」が開催されました。
あなたは「しろい未来市長」に就任しました。
おめでとうございます!
でも……未来には、
いろいろな課題が山積みになっていました。
OPoSSuM (オポッサム)とは
多世代参加型ストックマネジメント手法の普及を通じた地方自治体での持続可能性の確保(Open Project on Stock Sustainability Management : OPoSSuM オポッサム)といいます。
科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)「持続可能な多世代共創社会のデザイン」研究開発領域に26年度に採択されました。
【代表責任者】
千葉大学大学院人文社会科学研究科教授 倉阪秀史
【実施機関】
千葉大学、芝浦工業大学、国立環境研究所
「白井カーボンニュートラルシミュレータ」生徒一人ひとりがタブレット端末を使用しながら授業しました。
千葉大学大学院人文社会科学研究科教授 倉阪秀史氏
白井市の未来カルテ(このまま何もしなければ、どのような2050年になるか)の説明を受けた後、温暖化のメカニズム・影響・対策について受講し、2050年のさまざまな課題を読み取り、「白井カーボンニュートラルシミュレータ」などを活用して「どんな白井になっていて欲しいか」、そのためには2023年の現在にどんな対策をとれば良いのかをグループで考えて、直接、市長や教育長に提言する特別授業です。
*生徒たちが使用したカーボンニュートラルシミュレーターが一般公開されています。
ぜひ挑戦してみてください↓↓
各グループ内で出された沢山のアイデアは・・・、
1: 付箋で書き出します。
2: 模造紙上で分類します。
午前中は座学、グループとしての提言内容を固めていきます。そして午後からは、提言をグループごとに市長や教育長を前にして行います。白井市が抱える問題や気候変動について、しろい未来市長はどこに課題を見つけ、そして提言とするのでしょうか。
多少の緊張はあったように見えましたが、未来の白井市長たちは、自分たちの考えを笠井市長、井上教育長に堂々と発表していました。
時間の都合上、各クラス2グループずつの発表でしたが、他のグループも自分たちの考えを整理し、しっかりと提言をまとめられていました。
白井市をもっと多くの人に知ってもらうには、まず観光施設を整備することが大事だと思います。観光を通じて市の魅力を発信すれば、訪れる人も増えて、地域の活性化につながるはずです。
また、人口減少が進んでいる現状を踏まえて、例えば市内にスポーツ施設を整備して、住みたい・暮らしたいと思ってもらえる街づくりが必要だと思います。
さらに少子化対策として、子どもを1人出産するごとに150万円を出産祝い金として支給する制度を導入してはどうでしょうか。
労働力不足の問題については、働ける年齢の上限を80歳まで引き上げれば、労働人口を増やすことができるのではないでしょうか。
廃棄物の増加に関しては、ゴミの処理施設を増やすことで対応できると考えました。
また、エネルギー使用量の問題については、「一日あたりの電気使用量に上限を設ける」といったルールを設ければ、無駄な消費を減らせるのではないかと思います。
空き家の問題に対しては、老朽化した住宅などを解体し、その跡地に公園などの公共施設を整備することで、街の景観も良くなり地域の魅力も高まるのではと考えました。
白井市の将来について、いくつかの課題とその解決策を考えてみました。
まず、人口減少と少子高齢化が進んでおり、子どもの数が少なくなっています。このままでは、保育や教育の分野でも、生徒数が減って教員が余ってしまうという問題が出てきます。また、医療や介護の分野でも、将来的に私たちが高齢者になったときに、支えてくれる若い人が少なくなることが心配です。
次に、廃棄物の問題です。最近では一人当たりのゴミの量が増えており、地球環境への影響も大きくなっています。これについては、リサイクルできる素材を使って商品を作ることで、廃棄物の量を減らし、温暖化の防止にもつながると考えました。
農業の分野では、就農人口が減っており、地球温暖化の影響で作物が採れにくくなっています。そこで、農家一軒あたりの耕地面積を2倍に増やすことで、少ない人数でも十分な収穫ができるようにするのが一つの方法だと思います。
エネルギー問題については、大型ショッピング施設の駐車場に太陽光パネルを設置すれば、再生可能エネルギーの活用が進み、環境にも優しいまちづくりができるのではないかと考えました。
そして、白井市をもっと多くの人に知ってもらうためには、白井市の良いところを具体的に発信していくことが大切だと思います。たとえば自然が豊かで、静かで暮らしやすいことなど、魅力をきちんと伝えれば、移住や観光で訪れる人が増えるかもしれません。
私たちは、今の日本、そして白井市も、少子高齢化が進んでいて、人口が減ってきているのではないかと感じました。そこで、これからの白井市をもっと元気にするために、2つのアイデアを考えてみました。
① 子育てしやすい環境をつくること
まず1つ目は、子どもを産みたい、育てたいと思える環境をつくることです。特に、お母さんたちが安心して過ごせる場所が必要だと思いました。たとえば、お母さん同士が気軽に集まって、子育ての悩みを話し合ったり、先輩ママからアドバイスをもらえたり、保育士さんなどの専門家に相談できるような、そんな「ほっとできる場所」があったらいいなと思います。そういう場所があれば、子育てへの不安が少しでも減って、「子どもを産んでも大丈夫かな」と思える人が増えるんじゃないかと考えました。
さらに、白井市には空き家が多いという問題もあるので、そういった場所を空き家を活用してつくることで、地域の課題解決にもつながるんじゃないかと思っています。
② じねんじゃーを活かして、白井市の知名度アップ!
2つ目は、白井市の知名度をもっと上げよう!という提案です。
白井市には「なし坊」という公式キャラクターがいますが、それだけじゃなくて、「じねんじゃー」ももっと目立たせていきたいと思いました。たとえば、じねんじゃーのグッズを作って販売したり、イベントに出てもらったりすれば、梨だけじゃない白井市の魅力をもっと発信できると思います。そうすれば、白井市のことを知ってもらえるきっかけが増えて、実際に来てくれる人や、住んでみたいって思ってくれる人も増えるかもしれません。
私たちの班では、「資金不足」と「介護士の人手不足」という2つの大きな課題があると考えました。
まず、介護の面での課題としては、病院のベッドの数が足りなかったり、介護の仕事をしている人が少なかったりすることがあげられます。高齢化が進む中で、こうした問題は今後もっと深刻になっていくと思います。
それから、資金面の課題としては、白井市の税収が少ないために、行政の予算も限られてしまっていて、十分な支援が行き届かないという点が気になりました。
そこで、私たちの班では、白井市内で使える「ポイントアプリ」の導入を提案します。このアプリは、ボランティア活動などに参加することでポイントがもらえ、そのポイントを市内の買い物や病院での支払いなどに使えるようにする仕組みです。こうすることで、家計の負担を少しでも減らせるのではないかと考えました。
また、介護の人手不足を解決するためのアイデアとしては、ボランティアの活動をもっと広げたり、中学生や高校生が介護の職場で1週間ほど職業体験をする機会を作ったりするのはどうかと考えました。実際に現場を見て、介護のやりがいや楽しさを知ってもらうことで、将来的に介護の仕事を目指す人が増えるかもしれません。
以上のように、ボランティアを活かした仕組みと、介護の魅力を伝える教育的な取り組みで、白井市の抱える課題にアプローチできたらいいなと思っています。
私たちは、白井市をより良くするために、3つの改善策を考えました。
① 熱中症対策として、体育館や錬武館にクーラーをつけてほしい!
最近の暑さって本当にすごくて、体育館での集会や体育の授業中に、暑さで集中できなかったり、準備運動をしただけで頭がクラクラしたりすることがありますよね。
そこで、私たちは体育館や錬武館にクーラーを設置してほしいと考えました。クーラーをつけることで、熱中症になる人が減るし、集会や部活にも集中できるようになると思います。安心して活動できる環境が必要です!
② なし坊をもっと有名にして、白井市をPRしたい!
白井市には「なし坊」っていうかわいいキャラクターがいるのに、あまり知られていないのがもったいないなって思いました。実は家族もいるのに、ほとんど知られていないんです。そこで、なし坊に「声」や「動き」をつけて、もっと魅力的に発信していこう!というアイデアを出しました。声は有名な声優さんにして、動画やSNSで発信したら、なし坊の人気がもっと高まると思います。そしてそれが、白井市や白井の梨の知名度アップにもつながるはずです!
③ 白井総合公園にバスケットコートをつくって、もっと楽しい場所に!
最後に、白井総合公園の活用についてです。公園の敷地は広いのに、遊具が少なくて、身体を動かしたくても遊べないって感じたことはありませんか?
少子高齢化が進む中で、子どもたちが外で遊ぶ場所やきっかけってすごく大事だと思うので、私たちはバスケットコートの設置を提案します。バスケができる場所があれば、子どもから大人まで、いろんな人が集まって楽しめる公園になると思います!
私たちは「暑さへの対策」「キャラクターによるPR」「公園の活用」という3つの視点から、白井市をもっと暮らしやすく、楽しいまちにしたいと考えました。
私たちの班では、白井市をもっと住みやすく、楽しいまちにするために、6つの課題とそれに対する改善策を考えました。
① 子どもが過ごせる場所が少ない
最初に出た課題は、公園が小さい・少ないことや、保育園や幼稚園の数が減ってきていることです。「アンデルセン公園みたいな、子どもがのびのび遊べる場所が欲しい」という意見も出ました。でも、新しく保育園や幼稚園をつくるには土地やお金がかかるという問題もあります。そこで私たちは、市内の会社や企業が子どもを預かれる施設を持てるようにするという提案を考えました。これなら新しい土地を用意しなくてもいいし、費用も抑えられると思います。
② 観光客が少ない
次の課題は、観光客が少ないことです。その解決策として、海外からの留学生を市内の小中学校に受け入れるという提案をしました。これによって、白井の子どもたちは外国の言葉や文化を学ぶチャンスになりますし、留学生も日本について学ぶことができます。留学生が母国に帰ったあとも、白井市のことを紹介してくれるかもしれません。
③ 白井市の魅力や知名度が足りない
白井市にはあまり有名な観光地がなく、「いまから有名な場所をつくるのは難しい」と思いました。そこで、今あるものをうまく活かして、それをテレビなどのメディアに取り上げてもらうという提案を考えました。「ここ、いい場所だな」と思ってもらえるように、まずは白井市の良さを発信していくことが大事だと思います。
④ 高齢者が安心して過ごせる場所が少ない
病院の数やお医者さんの数が減ってきていて、高齢者が入院できる場所が足りなくなってきているという課題もあります。でも、病院をたくさん建てるのは現実的に難しいので、私たちは、おじいちゃん・おばあちゃんの「憩いの場」をつくることを提案します。人との交流が増えれば、認知症のリスクを減らすことにもつながると思います。
⑤ 体育館や錬武館にクーラーがない
夏の暑さがどんどん厳しくなっている中で、体育館や錬武館にクーラーがないと、体調を崩す人が出てしまいます。そこで、クーラーの設置を希望します。熱中症を防ぐためにも必要なことだと思います。
⑥ 遊ぶ場所が足りない
最後に、子どもたちや若者が身体を動かして遊べる場所が少ないという課題があります。白井総合公園にバレーボールコートを設置してほしいと考えました。広い敷地をもっと有効に活用して、みんなが楽しめる場所になってほしいです。
このように、私たちは子ども・高齢者・観光・まちの魅力というさまざまな視点から白井市をもっと良くするための提案を考えました。どれも、少しの工夫で実現できることばかりだと思うので、ぜひ実現してほしいです!
私たちの班では、発電するときに地球温暖化の原因になる温室効果ガスが出てしまうことに注目しました。まずは電気の使用量を減らすことが大切なんじゃないかと考えました。そのために、白井市のホームページで「節電の方法」を紹介するというアイデアを出しました。
たとえば、エアコンって短時間の外出なら消すよりもつけっぱなしにした方が電気の使用量が少なくて済むことって、意外と知らない人が多いと思います。私たちも調べて初めて知ったんですが、こういう情報をホームページに載せることで、もっと多くの人が節電を意識できるようになると思いました。
また、農業人口が減っているという問題についても話し合いました。農業を始めたいと思っても、道具をそろえたり、準備にお金がかかるのがハードルになっているんじゃないかと感じました。白井市が農業に必要な道具を支援・支給する仕組みをつくれば、農業に関わる人が増えるきっかけになるんじゃないかと思います。
私たちは、2050年の白井市を考えたときに、特に「空き家問題」と「太陽光発電」に注目して、2つの政策を提案します。
① 空き家を活用して、移住を促す政策
1つ目は、空き家を行政が買い取り、最低限のリフォームをしたうえで、移住希望者に格安で提供するという政策です。白井市では今、空き家が増えているという問題があります。空き家がそのまま放置されると、不法侵入や窃盗などの事件が起きてしまう可能性があり、それによって治安が悪くなってしまいます。
皆さん、治安が悪い場所に住みたいと思いますか?…住みたくないですよね。でも空き家が減れば、治安は良くなっていきます。そして、格安で住める家があると「住んでみたい」と思う人も増えてくるはずです。さらに人が増えると、コンビニや駅、お店などを利用する人も増えて、地域の活性化につながります。人が集まると、企業も進出しやすくなりますよね。もしかしたら、中高生のみなさんが「こんなお店あったらいいな!」と思っていたような場所ができるかもしれません。格安で家を提供しても、地域が活性化して税収が増えれば、結果的に市の収益は黒字になる可能性もあるんです。
② 太陽光発電の設置・交換に補助金を出す政策
2つ目は、ソーラーパネルの設置や交換に対して補助金を出すという政策です。ソーラーパネルは一度設置すれば、20年程度は使い続けられると言われていますが、設置費用はだいたい80万~130万円と高額です。考えてみてください。せっかく家を建てたばかりでローンもある中、「ソーラーパネルもつけようかな…」と思っても、
「高すぎる」「20年後にまた交換?」「災害で壊れるかもしれない」って、ためらってしまいますよね。でもし行政から補助金が出るとしたら、設置のハードルはぐっと下がります。個人の負担も減るし、環境にやさしいまちづくりにもつながります。
しかも、ソーラーパネルは15~20年で元が取れると言われているので、長期的に見ればとても合理的な選択です。
以上のことから、私たちはこの2つの政策、「空き家を活用した移住促進」と「太陽光発電への補助金制度」を提案します。
私たちは人口とエネルギーの観点から提案を発表します。現在のままでは人口が減少し、少子高齢化がさらに進んでしまいます。そこで私たちは、観光地や転入者を増やすために、イベントや施設の充実を提案します。
具体的には、「梨の食べ比べイベント」を開催し、梨を使ったスイーツをSNSなどで発信していくことで、新たな魅力を創出します。また、『なし坊スタジアム』の建設により、来場者を呼び込み、白井市に遊びに来る人を増やしていきたいと考えています。さらに、流れてくる梨をどれだけ多く獲れるかを競う「流れ梨」イベントを実施し、多くの観光客を呼び込むことが重要だと考えました。
少子化対策としては、余った教室を活用した少人数授業の実施や質の高い教育環境の整備、子どもに優しいまちづくりを提案します。
エネルギー面では、再生可能エネルギーの利用がまだ十分ではないため、駐車場にソーラーパネルを設置し、公共施設の電力を再生可能エネルギーに切り替えることを提案します。また、温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に向けて、住宅を建てる際には必ず木を一本植えるルールの制定も提案します。
私たちは、資金不足が大きな課題だと考えました。そこで、「ふるさと納税」を活用することを提案します。ふるさと納税を通じて白井市の魅力を広く知ってもらうと同時に、財源の確保が可能になります。
私たちは特に「梨の食べ比べセット」の販売が効果的だと思います。なし坊ファミリーの梨をはじめ、幸水・豊水・秋月・新高・かおり・秀麗・新興などを詰め合わせたセットで食べ比べを楽しんでもらえれば、多くの人に喜んでもらえると考えています。
白井市の人口は2020年をピークに徐々に減少しています。しかし、白井市ツアーを開催することで、より多くの人に白井市の魅力を知ってもらい、人口増加につなげることが重要だと思いました。具体例として、「なし坊キッチンツアー」や「そろばん博物館」、「梨園見学ツアー」などを提案します。
これは私たちが宿泊学習で訪れた経験に基づいています。山梨県の民宿村に泊まった際、空き地が増えている問題を知りました。そこで、白井市の空き地を活用して民宿村のような施設に改築すれば、多くの観光客を呼び込み、地域の活性化につながると考えました。
医療面では、患者数の増加に対し病院のベッド不足が課題となっています。私たちは他市との連携によってこの問題を解決できると考えています。例えば、入院患者が増えてベッドが足りない場合、他市の病院に受け入れてもらう体制を整えれば対応可能です。症状や重症度に応じて適切な病院へ振り分ける仕組みを作ることで、この課題を解消できるのではないかと思います。
謝意:生徒の皆さんはごく当たり前のようにプレゼンしていて、堂々としている姿に驚きました。今の我々大人が、貴重な七次台中生のような逸材たちに未来を託すための「まちづくり」をしていかなければならないと感じました。取材させていただきましたオポッサム研究グループ(千葉大学・芝浦工業大学・国立環境研究所)の皆様、市立七次台中学校の皆さまに改めてお礼申し上げます。
取材日:2025年月6月26日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。