一度は読んでほしい本特集
東日本大震災から14年。震災の記憶をいつまでも風化させないために...

白井市立図書館の司書の皆さんに「これ絶対読んでほしい!」というお勧めの本を教えていただくこのコーナー。
2025年3月のテーマは「東日本大震災と防災」です。
今年3月11日、東日本大震災から14年目を迎えます。あの日の記憶を忘れないために、震災からの復興を遂げた実話と防災のスペシャリストに学ぶ豆知識に関する本2冊を、ご紹介いただきました。
紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場
本の未来を照らす、震災と復興のノンフィクション
パッと見! 防災ブック 家族を守るための準備と生存率を上げる豆知識!
もしもに備えるための防災豆知識
佐々 涼子/著・早川書房/発行者
日本の出版文化を大きく支えてきた、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場。2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災は、この工場にも壊滅的な被害をもたらしました。
津波にのみこまれ、資材も流され、膨大な瓦礫とヘドロで埋まった工場。未曽有の大災害を前に再開は絶望的と思われましたが、「石巻工場を必ず復興させる」という社長の力強い復興宣言のもと、工場長は半年で一機を再稼働させることを決意。地域の基幹産業である石巻工場の復興に向けて、従業員一丸となって奮闘します。
生活再建の目処もつかない中での復旧作業。それでも石巻工場でしかつくることができない紙を待っている人たちのために、想像を絶する困難をひとつひとつ乗り越えていきます。そしてついに半年後、希望の光の紙がつながります。
普段私たちが何気なくページをめくる本の向こうには、読み手に寄り添いながら"良い紙で良い本を提供したい"という、紙造りに携わる現場の人たちの技術や誇り、願いも込められています。その想いを受け取りながら本を読めることに、心から感謝したくなる一冊です。
巻末には、本文、口絵、カバー、帯それぞれの【使用紙】が記されています。紙の触感もぜひ一緒に味わってください。
本書に登場し、復興の象徴と言われた抄紙機(しょうしき=紙をすく機械)「N6マシン」は、将来的な需要縮小のため、惜しまれつつ2022年に停機しました。
渾身のノンフィクションを執筆した佐々 涼子さん。闘病の末、2024年にご逝去されました。
野村 功次郎/著・大泉書店/発行者
防災のスペシャリストの著者は、元消防隊員。
地震、火災、風水害への対応から、避難所で役立つアイデアまで、とにかくわかりやすいイラストで書かれた防災本です。
正しいと思い込んで意識せずに行ってしまいそうな行動が、実は安全とは真逆で命の危険を伴う場合もあります。
いつどこで発生するかわからない災害。もしもの時に正しい判断と行動ができるように、日頃から防災の意識を高め、知識を深めておくことが大切です。

防災の資料とあわせて、白井市ホームページの防災のページや、しろいまっちの「みんなで考える!地域の防災」のページも、ぜひ参考にしてください。
気象庁の予想では、今年3月の気温は平年より高くなるそうです。春の訪れが感じられる陽気となる日が増えますね♪ 半面、花粉の飛散が心配ですが...。
下旬頃には、桜が満開になるでしょうか。図書館のある文化センター周辺は、この時期、本当に桜が綺麗です。お花見がてら、ぜひ図書館にお出かけください!
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