一度は読んでほしい本特集
科学者の生き方・考え方・科学のおもしろさ・素晴らしさを知ろう!
白井市立図書館の司書の皆さんに「これ絶対読んでほしい!」というお勧めの本を教えていただくこのコーナー。
2024年2月は、科学道100冊プロジェクトが紹介している理化学研究所が選んだ傑作選「時代を経ても古びない良書100冊」から、小学3~4年生向けと一般向けに各1冊ずつ選んでいただきました。
科学道100冊は、書籍を通じて科学者の生き方・考え方、科学のおもしろさ・素晴らしさを届ける事業です。日本で唯一の自然科学の総合研究所である理化学研究所(理研)と、本の可能性を追求する編集工学研究所(編工研)が手をとり、2017年に展開を開始。2019年秋からは、毎年恒例の企画としてリスタートしました。「科学」と「本」という両研究所の強みを生かし、中学生・高校生を中心とした幅広い層に科学の魅力を多様な視点から継続的に伝えるべく、活動を続けています。
※科学道100冊ホームページから引用
白井市立図書館は「科学道100冊プロジェクト」に参加していて、図書館のサイトでも「科学道100冊傑作選」を紹介しています。こちらからご覧ください。
舞台のように描かれた絵本で、地球の誕生から現在までの物語が動物や植物を主役に描かれています。
太陽が生まれ、46億年前に地球が生まれました。生まれたばかりの地球にいきものは住んでいませんでしたが、5億年前に海の中で三葉虫が現れます。
海で生まれた生物は陸に上がり、さらなる進化を遂げます。恐竜の時代から人間の時代へ、そして未来へと繋がる壮大な命の物語です。
バートンの細部まで工夫を凝らして描かれている美しい絵は、ページをめくるたび新しい物語の場面が描かれています。
子どもから大人まで楽しめる科学絵本です。
今年の7月に発行される新千円札紙幣の顔となる「北里柴三郎」とはどんな人物だったのでしょう。
柴三郎は嘉永5年(1853年)肥後国(現熊本県)に生まれました。元々は軍人か政治家を目指していましたが、両親の勧めで熊本医学校に入学し、そこで出会ったオランダ人医師、マンスフェルトの影響で、医学の道を志すことになります。
明治19年(1886年)ドイツに留学し、ノーベル賞を受賞した細菌学者ローベルト・コッホに師事し、明治22年(1889年)に世界初の破傷風菌培養に成功しました。
日本に戻った柴三郎は明治27年(1894年)にペスト菌を発見するなど、日本医学の発展に貢献しました。
日本近代医学の父として知られる北里柴三郎の生涯を描いた伝記小説です。
近年は科学をテーマにしたテレビ番組が放送されていますが、子ども達に科学に興味を持ってもらうためにどんな本を選んでいいのか分からないなか、こういうプロジェクトがあると嬉しいです。
ぜひ図書館にもお出かけください。
図書館の詳細は下記で紹介しています。