一度は読んでほしい本特集
白井市立図書館の司書の皆さんに「これ絶対読んでほしい!」というお勧めの本を教えていただくこのコーナー。
15日で終戦から78年を迎える8月のテーマは「戦争を知る」です。
戦時下、時代に翻弄されながら精一杯生きた人たちの物語です。是非お読みください!
瀬戸内海に浮かぶ美しい小豆島。
昭和3年、分教場に赴任した新任女性教師の大石先生は、12人の無垢な瞳の新入生と出会います。
成長を重ねるにつれ、それぞれの環境や時代の渦に巻き込まれていく子どもたちに、大石先生は優しく、強く、真っ直ぐに寄り添い、いつの日も変わらぬ愛情を注ぎ続けます。
今の私たちに託されていることは、この瞳の輝きが決して奪われることのない世界をつくっていくことではないでしょうか。
希望に満ちた平和を願ってやまない不朽の名作です。
「二十四の瞳」は壺井 栄(つぼい さかえ)さんの原作です。多くの出版社から出版されていて、図書館も多数所蔵しています。小学生・中学生・高校生・大人向けの本が出版されていますので、ご家族で同じタイトルの本を別バージョンで読んでみてはいかがでしょうか?
図書館所蔵の本は以下の通りです。出版社名をタップ(またはクリック)して図書館の情報をご覧ください。
出版社 | 出版年 | ページ数・サイズ |
フォア文庫 | 1980 | 308p 18cm |
講談社青い鳥文庫 | 1983 | 260p 18cm |
1985 | 312p 19cm | |
1986 | 333p 22cm | |
ポプラ社 アイドル・ブックス | 1987 | 302p図版 20cm |
金の星社 日本の文学 | 1987 | 286p 20cm |
ポプラ社 日本の名作文庫 | 1994 | 270p 18cm |
1995 | 366p 22cm | |
1995 | 309p 19cm |
旺文社 愛と青春の名作集 | 1997 | 310p 18cm |
角川文庫クラシックス | 1996 | 220p 15cm |
新潮文庫 | 2005 | 282p 16cm |
岩波文庫 | 2018 | 282p 15cm |
太平洋戦争末期。東京都立日比谷図書館(現・千代田区立日比谷図書文化館)の館長は、一冊でも多くの図書を守るために古書鑑定の第一人者の協力を仰ぎながら、図書館の蔵書の一部や民間から買取した貴重書を、奥多摩や埼玉県の土蔵に疎開させました。
後世に貴重な文化財産を残すべく、動員された学徒たちは、電車や大八車またはリュックを背負って徒歩で、必死に図書を運搬しました。
戦火を逃れ、彼らが命がけで守ってくれた40万冊の図書は、今日も私たちの知を支え続けてくれています。
著者が監督制作を手がけた同タイトルの映画DVDも白井の図書館に所蔵があります。併せてご覧ください。
『疎開した40万冊の図書 ドキュメンタリー映画』(DVD)
金髙 謙二/監督・編集
シネマボックス(2013年制作)
酷暑が続く毎日。図書館に出かけて涼みながら読書するのもオツです(笑)。
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