一度は読んでほしい本特集
白井市立図書館の司書の皆さんに「これ絶対読んでほしい!」というおすすめの本を教えていただくコーナーです。
第10回目は「千葉県」がテーマです。
今年2023年6月、千葉県は150周年を迎えます。
千葉県誕生150周年を記念して、図書館では4月~5月に「千葉県150周年」をテーマにした企画展示を行います。その中から2種類5冊の本をご紹介いただきました。
ハレの日に作りたい千葉の郷土ずし
明治時代の建物を銅板画で表現した珍しい本
千葉県に伝わる太巻きずしは、房総地方で受け継がれてきた伝統料理です。
全国各地に郷土ずしはありますが、これほど華やかで祝いの席にピッタリなものはめずらしく、ぜひ伝承していきたいお寿司です。
道具や食材集めなどの基礎編、ていねいな説明を加え40作品を掲載した実践編、すしの歴史を解説した伝承編に分かれて掲載されています。
ホームパーティなどに親子で挑戦してみてはいかがですか。
龍﨑英子/著 東京書店/出版者
明治20年頃の千葉県の寺社や工場、豪農の邸宅などの建造物を描いた銅板画集です。
ドローンもない時代に空から見下ろすような鳥瞰図の技法を使用し、周辺の背景や生垣なども精密に描かれています。作業する人や馬車も描かれ、その時代の生活を窺い知ることができます。
白井では唯一、「印旛郡白井村富塚 中村善太郎」宅が掲載されています。
貴重書のため普段は書庫に保管しています。期間中はご自由に閲覧可能ですので、ぜひご覧ください。
国書刊行会/編 国書刊行会/出版者
桜も終わり、新緑が映える季節がやって来ます。図書館のある文化センター周辺は緑に囲まれ、白井総合公園もすぐそばに。気分転換やお散歩がてら、ぜひ図書館にお出かけください!
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