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白井高校写真部が「書道部とのコラボ写真展」を開催しました!

今回は「安藤美希子写真展」

県立白井高等学校写真部が白井駅前センターで書道部とのコラボ展を開催し、写真と書を組み合わせた作品が展示されました。

 

今回は、白井市出身で東京オリンピック2020銅メダリスト安藤美希子さんを題材とした「安藤美希子写真展」です。

ご挨拶

これまで白井高校学校写真部は、白井駅、千葉ニュータウン中央駅で写真展を行ってきました。それまでに数々の反響があり、特に昨年7月には白井駅コンコースで「(本校)校歌と古関裕而展」を行った際にはたくさんのメディアに取り上げていただきました。この古関裕而展に限らずさらなる進化を求め広い視野と豊かな感性をつけるべく、特に若い人たちにもっといろいろな者に対する理解をもとめてもらおうとこのホールでの開催を考えました。数回にわたり写真展を行ってきた白井駅を卒業し、今回がホールを使っての初めての開催となります。

沼山 尚一郎(白井高等学校写真部顧問)

白井高校写真部のみなさんと(向右)写真部顧問沼山先生。駅前センターの一室で、写真部員のみなさんが手作りの写真展を開催しました。

今年16名入部し、21名の部員が活動!写真部沼山先生にお聞きました!

 

Q:今回の作品展を開催された経緯を教えてください。

 

白井高校写真部が独自で行っている「書道部とのコラボ写真」は、今回初めて白井駅前センターをお借りし、11月18日と12月18日の2回に分けて開催しました。

 

東京オリンピック2020でウェイトリフティング銅メダルを取られた安藤選手について教えて頂き、白井高校写真部でも取り上げさせて頂けるようにウェイトリフティング協会や、安藤選手の所属会社の方と打合せ「ぜひ取り上げてください!」ということになり、白井高校にもお越し頂きました。

 

展示している写真は、写真部の生徒たちと撮った作品です。今回は「安藤美希子写真展」として開催しました。白井高校に来校された白井市出身の東京オリンピック2020銅メダリスト安藤美希子さん(女子ウェイトリフティング59キロ級銅メダル)が来校したときの様子や、文字入り写真なども展示しました。

Q:写真を作品にすることは難しくないですか?

 

カメラの知識のあるなしに関わらず、外に出て撮影して歩くことが大好きかどうかという事が重要なのです。外に出てたくさん写真を撮ることが一番重要だと思います。

プロジェクターを使用して、紹介する準備中!

写真と書道部とのコラボ!ユニークな取組を紹介していました。

Q:書道と写真の融合はおもしろいですね。

 

開催当初は白黒写真に文字を入れていたのですが、カラー作品ができないかと思うようになり、白井高校にある印刷機を使用して印刷してみたところ、とても上手く印刷できることがわかりました。

 

通常のようにプリンターを使用しただけでは、文字はうまく表現できず作品にはなりません。色や手書きの文字がにじんでしまうのです。

 

あらかじめ白黒写真で書道部に持っていき、その上を半紙でなぞり、さらに一度プリントした時に手差しコピーで印刷しています。

 

しかし背景が明るくなると、思うような色はのりません。性能の良いプリンターとインクが最も重要で、期間が過ぎるとすぐ色あせてしまいますので、良い作品として残せない事が難しいです。

Q:撮影はスマートフォンですか?

 

現代で「*写ルンです」の見直しにより、写真に対する関心は高くなっています。そのながれでスマートフォンで撮影する方が増えています。コンパクトデジタルカメラよりいい画像を撮れるものがありますが、連続写真やコマ送り写真などカメラでないと撮れないものもあります。

また若い人たちはカメラ=一眼レフ、というイメージがありますがコンデジでもいい写真は十分撮れますよ。

 

*写ルンです=1986年に発売されたレンズ付きフィルム

「安藤美希子写真展」として開催しました。白井からメダリスト!!

Q:作品コンクールに出展することもありますか?

 

白井高校写真部は、コンクールなどには出展していません。芸術性など最初から良いものをたくさん見て、それからうまく撮ることを考えてもらいます。技術はその次です。

白井駅センターの展示に集まった、白井高校写真部のみなさん(※写真撮影時のみマスクを外しています。)

Q:写真部のみなさんにメッセージをお願いします。

 

とにかく外に出て、色々な被写体にカメラを向け写真を撮ってください。その回数を多く重ねた上で、個々の夢を持ってやってもらえれば嬉しいです。写真部員の皆と、一緒に盛り上あげて行きたいと思います。

 

白井高校写真部のみなさん、ありがとうございました!


謝意:白井高校写真部のみなさんの作品展は、白井駅などの展示で目にしたことのある方々もいらっしゃると思います。プリントなどの経費についても苦労されておられるそうで、写真部にあるカメラ台数も十分ではないこともあって、先生の所有するカメラを借りるなど創意工夫されているそうです。沼山先生からお聞きした写真という芸術について、撮影する事の多い編集部にとっても、勉強になる事が多かったです。

 

来年以降の作品展は未定との事ですが、写真部独自な視線で白井のまちを作品にされる活動に共感しました。

 

取材させて頂き、誠にありがとうございました。(2021年12月18日取材)