白井市の学校給食の舞台裏
学校給食に美味しい野菜を提供している農家さん、色々な野菜を育てるなかで農園維持の大変さが見えてきました!
取材した農家さんは、中村さん、山崎さん、松丸さんです。
この農園見学は、JA西印旛やおぱぁくさんが企画し、学校給食に関わる栄養士の皆さん、実際に毎日給食を作っている調理員の皆さんも一緒に参加しました。
そして特にここ数年、異常気象による作業の大変さや、害虫・害獣被害、生産者の慢性的な不足など…。
様々な悩みも見えてきました。
当日の様子をご紹介します。
この1面で約1トンほどの収穫が、見込みの長ネギ畑
青々と立派に育っているこのネギは、「夏扇パワー」という品種です。
特徴は、暑さや寒さに強いと言われ、太りも良い品種です。また、この時期の長ネギはシャキシャキとしていて、薬味などにも最適です。
しかし、すでに暑い日が続いていて、作業するにも苦労が絶えません。松丸さんも、「毎日が暑さとの戦いだね。」と語られていました。
そして、長ネギの成長を妨げてしまう「モンガレ」という病気や、根っこ付近から栄養を吸ってしまう害虫の対策にも気は抜けません。
さと芋畑
イネを緑肥として利用。水やり風景
成長途中の緑肥
この炎天下、ビニールハウスの中は灼熱のようになります。中に入っただけで汗が滴る状態での作業はとても過酷なため、注意が必要です。また、美味しい野菜を作るためには、肥料は欠かせません。土にふんだんに栄養を与えるために、野菜を育てない時期をあえて作り、そこに緑肥となるイネをある程度育ててから、土を掘り返し肥料にします。こうしていい土ができ、子ども達が口にする小松菜が出来上がります。
小松菜をパッキング体験している様子
枝豆畑
トウモロコシ畑
毎年子ども達に人気の枝豆やトウモロコシは、その数を確保するのが大変です。
例えばトウモロコシは、甘みを集中させるため、芽かきをして一本の枝から一つの実しか収穫できないようにします。
しかし美味しい野菜は害獣や害虫も大好きなため、毎年かなりの被害が出ているとの事です。
そのため確実に学校給食に提供するには、倍以上の苗を植えて数量を確保するので、広大な農地と労力が必要となります。
品種名「湯あがり娘」香りと甘みが強い逸品です。
害獣被害にあったトウモロコシ
学校給食に野菜を毎年提供していくには、ある程度安定的に収穫が見込める農地とそれを支える担い手の人数が必要となります。しかしここ数年の異常気象や害獣等の被害による問題や、安定的に生産量を確保することの難しさから、なかなか担い手が確保できないという問題が大きいと感じました。
現在、学校給食に提供している農家さん達も「子ども達に美味しい野菜を食べてほしい」という思いや実際に笑顔で食べてくれている子ども達の姿をモチベーションに何とか現在も作り続けているとの事でした。
農家さん達は、「何十年先の子ども達にも白井の美味しい野菜を食べてほしいので、今少しでも学校給食に提供する野菜を育ててみたいと思ってくれる方がいれば、いろいろな方法で協力は惜しまない。」と語られました。
農業についてご興味を持たれた方は、白井市産業振興課農政係に相談をしてみてくださいね。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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