株式会社バカン様におかれましては、白井市との間に「災害時の避難施設に関わる情報の提供に関する協定」を締結いただきまして、本当にありがとうございます。

皆様には日頃から市の防災並びに行政につきまして、ご理解とご協力いただきこの場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。近年の災害を振り返りますと、12年前の東日本大震災、そして千葉県におきましては令和元年の台風15号災害等もあり、甚大な被害が国内に発生しております。

幸いにして白井市は、東日本大震災の時にも令和元年の台風15号災害の時にも、被害が少なかった市でもあります。これは幸いと申しますか、運が良かったと私は捉えています。

これから都市直下型地震や南海トラフ地震が30年以内に7割の確率で発生すると言われています。これはいつ起きてもおかしくない、今起きてもおかしくない状況にあります。

このような中で、市としまして安全安心なまちづくりを築いていきたいと考えています。そのために当然「自助・共助・公助」も大事ですが、そこに民間企業の皆さんと一緒に手を取り、いろいろな面からサポートをお願いしたいと考えています。

今現在まで民間事業者さんと本協定を含めて89の協定を締結させていただきました。今回このように最先端のテクノロジー技術をもつ株式会社バカン様と協定を結び、避難所の可視化ができることは非常に嬉しく思っております。

もし避難した際には市民の皆さんも職員も、情報共有に苦慮することが想定されますので、今回の協定は非常に嬉しく思っています。今後とも株式会社バカンの皆さんと協力しながら、白井市が市民にとって、さらに安全で安心なまちになることを願っています。本当にありがとうございました。

このような貴重な機会をいただきまして、誠にありがとうございます。

社名の由来は、英語の「vacant」日本語で（空いてる）からなぞらえ会社名をバカンとしました。我々は「今、空いてるか？」を1秒でわかる優しい世界つくる、という思いからスタートした会社です。元々は民間向けに大型商業施設や百貨店、空港、駅やオフィスで空き状況をリアルタイムに可視化して、その空間をマネジメントしているということをやってきました。

近年の新型コロナ禍に入って、ある自治体からご相談いただき、この民間向けに使っているシステムを、自治体向けに避難所に適用できないかというご相談を頂き、初めてそういう課題があるんだということを認識するようになり、今回このように自治体向けサービスを徐々に提供する体制を築いて参りました。

現在200を超える自治体の皆様にご使用頂いて、導入していただき一万カ所を超えるような避難所の空き状況の可視化を行っていく中で見えて来たことがあります。我々が提供するサービスは導入されて終わりではなく、もちろんこのようなシステムが使用されない環境が一番良いことですが、導入後にどのように運用しているかが重要なポイントになってくると思います。

その上で二点だけぜひ事前にお願いしたいことがあります。一点目は市民の方に認知していただいて、可能であれば実際に使ってもらう事で、一回でも良いのでアプリを開いてご覧いただくことです。すごくシンプルな操作で、スマートフォンやパソコンなどで読み込めばいいだけになっています。

二点目は、このいかにこの情報配信の運用を正しく行うのかということです。可能であればこのツールを防災訓練等で実働していただいて、正確な情報発信ができるのかをご理解いただきたいです。

市内全体で誰がやっても同じような基準で、情報配信が簡単にできるようになります。一回やってもらえれば必ず理解できるようなものと思いますので、いざというときにも安心できる。そういうツールになるんじゃないかと我々も確信を持っております。

私たちもこれからが本番だと思ってますので、ぜひ伴走させていただきます。よろしくお願いします。本日はありがとうございます。