まちの話題
今現在も白井高等学校には古関氏の直筆楽譜が保管されています!
2020年3月30日からNHKで放送されている話題の連続テレビ小説主人公のモデルである古関裕而氏は、白井高校との深い縁がありました。日本全国はもとより関東地方の校歌を数多く残した中で、千葉県内の県立高校では白井高等学校を併せて2校のみ。古関氏の直筆楽譜は、現在も白井高等学校にて保管されています。
古関裕而(本名、古関勇治)は、明治42(1909)年福島市大町に生まれ、昭和5(1930)年9月に日本コロムビア(株)に作曲家として入社、以来、作曲活動を継続し、戦前においては「露営の歌」(昭和12:1937)、「暁に祈る」(昭和15:1940)等の歴史的作品を残したほか、戦後の荒廃した社会の中にあっては「とんがり帽子」「長崎の鐘」等未来へ希望を抱かせる明るい歌謡作品を発表し多く人に愛唱されています。
さらに、菊田一夫氏とのコンビで昭和22(1947)年以降は放送作品に力をそそぎ、NHKラジオ・ドラマ「鐘の鳴る丘」「さくらんぼ大将」「君の名は」等の主題歌を発表し一世を風靡したことはあまりにも有名です。こうした数々の放送関係における業績により同28(1953)年NHK放送文化賞を受賞しました。また、昭和39(1964)年アジアで初めて開催されました東京オリンピックの選手入場行進曲「オリンピック・マーチ」 を作曲しました。作曲作品総数は、5,000曲にもおよび、スポーツ・ラジオドラマ・歌謡曲・演劇・校歌・社歌等、多岐にわたっています。こうした一連の功績によって昭和44(1969)年には紫綬褒章を受章しています。古関裕而の音楽に一貫して流れる清潔感は、スポーツ音楽という独特の世界にも表現されています。
昭和6(1931)年、早稲田大学第六応援歌として作られた「紺碧(こんぺき)の空」は、現在では第一応援歌として校歌とともに親しまれています。
『誰もが歌える健全な歌』をモットーに、庶民的でありながらも気品をそなえた古関メロディーは、やがてあらゆるジャンルのスポーツの祭典に欠かすことのできないものとなりました。高校野球、プロ野球、スキー、スポーツ番組テーマ曲など名曲の数々…。その集大成ともいえる作品が、昭和39(1964)年の東京オリンピックのために作曲された「オリンピック・マーチ」でした。
昭和54(1979)年4月には福島市名誉市民第一号となり、その功績と栄誉をたたえられています。
(出典:福島市古関裕而記念館)ホームページへリンクしています。
「出典:昭和58年4月8日読売新聞掲載」※一部抜粋
11日に開校する県立白井高等学校(当時:寺内清校長)の校歌が完成した。作詞家 故 宮本旅人氏が校歌を作詞したのは白井高等学校(以下同校)と敷地続きであった、白井中央病院に病で入院したことがきっかけだった。宮本氏が入院中の病床から「富士山と筑波山が見えるこの場所に、高校ができるのはすばらしい」と同校の環境の素晴らしさに感動して作詞され、親友だった作曲界の大御所、古関裕而氏(72)が曲をつけられた。詩は白井中央病院(当時:飯島勝一病院長)を通じ、秋本衛久町長へ渡り、その素晴らしさと宮本氏の心意気に打たれ同校へ働きかけ採用される事になった。作曲は病気で依頼を断っていた古関氏も、宮本氏の熱意に動かされ、古関氏は「私の最後の曲になるかもしれない」と引き受け、今年2月に完成させた。開校式では入学生45名が歌い、秋本町長は「著名な方が、好意で作ってくれた素晴らしい校歌。生徒は、曲の調子のようにのびのび育ってほしい」と祝した。
沿 革(開校並びに入学式挙行まで)「出典:平成31年度千葉県立白井高等学校学校要覧 抜粋」
昭和57年10月12日 「設置条例(千葉県立高等学校設置条例の一部を改正する条例)」が県議会において可決。校名「千葉県立白井高等学校」
昭和57年10月14日 開設準備委員長寺内清・副委員長2名発令。
昭和57年10月19日 「設置条例」千葉県条例第35号として公布。この日を開校記念日とする。
昭和57年10月22日 「千葉県教育委員会告示第8号」により、昭和58年度第1学年生徒募集定員告示。全日制の過程 普通科360名。
昭和57年10月28日 開設準備委員6名発令。
昭和58年3月1・2日 昭和58年度入学学力検査を千葉県立鎌ヶ谷西高等学校において実施。
昭和58年3月7日 入学許可候補者発表。(362名)
昭和58年3月23日 本校舎第一期工事竣工。
昭和58年4月1日 「設置条例」施行により開校。初代校長に寺内清発令。
昭和58年4月11日 開校並びに入学式挙行(会場:白井町立南山中学校体育館)。361名入学 ー校旗・校歌制定式挙行ー
白井高校の野澤則之校長は、「白井高等学校校歌は白井市の財産です。コロナウィルスでの自粛期間を鑑み、学校生活の調整が落ち着きましたら、この大変貴重な古関裕而氏直筆の楽譜を公開展示して、広く市民の皆さまにもご覧頂けるよう、行政等関係機関のご指導を仰ぎながら慎重に進めて参ります」と仰っておられました。
現在放送されている、連続テレビ小説をご覧になっていらっしゃる方も多くいらっしゃると思います。編集部Kもその一人です。モデルとなった主人公古関裕而氏が、白井高校校歌に携わっておられていた事に親近感にも似た感動を覚えました。お二方の友情で紡いだ楽譜が公開される日を楽しみに待ちたいと思います。
県立白井高等学校校歌は、日本音楽著作権協会(JASRAC)という著作権を管理する団体によって厳重に管理されています。その為、作品(校歌含)は同協会の許可なく撮影及び掲載提示することはできません。この記事は日本音楽著作権協会(JASRAC)にご相談をしつつ記載させて頂きました。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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