イベント取材に行ってきました!
水田を守り水環境を保全しよう!と、11月3日・8日・9日・10日の4日間実施しました。
下手賀沼水環境保全事業実行委員会主催で「水草バスターズ」が再結集して、金山落(かなやまおとし)に蔓延る外来水生植物ナガエツルノゲイトウの駆除作業が行われました。
市民団体(下手賀沼水環境保全事業実行委員会)のみなさん、一般参加者のみなさん、「農水省 関東農政局 土地改良技術事務所・手賀沼農地防災事業所」の皆さん、白井市職員のみなさん、そして専門駆除業者のみなさんを合わせ、なんと延べ127名が参加されたそうです!
2024年11月10日は今井二号橋~今井橋~今井三号橋の区間を駆除し、43名が参加されました。
ナガエツルノゲイトウ
分類群:維管束植物 双子葉・離弁花類 ヒユ科(Amaranthaceae, Caryophyllales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名:Alternanthera philoxeroides
英名等:Alligatorweed
自然分布:南米
形態:多年生。茎は長さ0.5~1m、中空で太さ4mmに達する。基部は横に這いながら枝分かれし発根。葉は対生、無柄または1~6mmの短柄を持ち、倒卵形~倒広披針形、長さ2.5~5cm、幅0.7~2cm、細かい鋸歯を持つ。花は白色~灰白色。球状で12~16mm、1~4cmの柄があり、1~2個の花序が葉の腋につく。
生息環境:水路、河川、湿地等
温度選好性:温帯~亜熱帯
繁殖生態:繁殖期:4~10月に開花。茎切片から栄養繁殖可能。
生態的特性:水草であるが、乾燥に非常に強い。影響:在来植物との競合、船の運航の阻害など
影響を受ける在来生物:在来の水生植物※出典:国立環境研究所ホームページ
【市民団体】
下手賀沼水環境保全事業実行委員会
・白井環境ネットワークの会
・今井の桜保全プロジェクト
・白井第二小学校区みどりの里づくり協議会
・NPO法人しろい環境塾
【行政関連団体】
農水省 関東農政局 土地改良技術事務所・手賀沼農地防災事業所
千葉県 環境生活部水質保全課
手賀沼土地改良区
白井市 市民環境経済部環境課
白井市 市民環境経済部市民活動支援課
ヤンマーコーポレーション株式会社からナガエツルノゲイトウ駆除の専門家のみなさんです。
専門家のサポートのもと、胴長・ライフジャケットを身につけ、金山落の川の中に入って駆除します。脚立を使って、いよいよ川に入ります。川の水は既に冷たくて、川から上がると温かさすら感じるほどでした。
足を滑らせないように、慎重に降りていきました。
毎年駆除をしているエリアでも、既に川岸にはナガエツルノゲイトウ群が拡散をしています。
記者も胴長・ライフジャケットを身につけ取材しました。
場所にもよりますが、膝上か膝下までの水位がありました。茎は簡単に切れ水に浮くため断片が水流によって運ばれ、流れ着いた場所で定着・繫茂をするクセモノです。
ナガエツルノゲイトウは浮草ですが、とっても重たく、川面を移動させるだけでも重労働です。
全てナガエツルノゲイトウ
専門家の皆さんと一緒に共同作業を進めます。
非常に繫殖力の強い「ナガエツルノゲイトウ」。切れた茎が流れ着いた場所でも繁殖してしまうそうです。
ナガエツルノゲイトウを駆除する川岸にはたくさんの不法投棄も目につきました。タイヤです。
オフィスチェア(椅子)でした。左に見えるのは肘掛けですね。
扇風機が捨ててありました。とても残念な光景です。この扇風機は涼を与えてくれたはずです。
そんな中、白鳥の姿で癒されるのでした( ´∀` )この時期によく見ますね。同じ個体なのでしょうか・・。
外来水草ナガエツルノゲイトウの駆除作業に全集中!
それぞれに役割分担をして、協力して駆除を進めていました。
引き揚げたナガエツルノゲイトウをブルーシートに広げ少しでも多くの水分を除去します。
買い物かごは、あっという間に一杯になります。
これをトラックに積込みします。
どんな作業も指示系統や手順が分かっている方の先導があれば、混乱することはありませんね!!
軽トラックに一杯のナガエツルノゲイトウ。※安全第一で作業しています
繫茂エリアを少しずつ移動して、ポンプ場の駆除まで進みました。この箇所が終われば今日の作業は終了です。その他のエリア駆除はヤンマーコーポレーションの皆さんが作業され、手際よく終わっていました。
足元のぬかるみで転びそうな場所でした。
除去する人、安全かどうかを見る人、それぞれが大切な役割です。
白井第二小学校区みとりの里づくり協議会から豚汁が振る舞われます。
水草バスターズが終了すると、おまちかね!山本さん(左)の豚汁が最高に美味しい!
あっという間に胴鍋の底が見えてました(^_^;)
白井市今井地区の里山景色を見ながらの豚汁は格別に美味しかったです。
取材日:2024年11月10日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。