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イベント取材に行ってきました!

令和8年スクールサミット~わたしたちのウェルビーイング~

2026年8月20日、白井市文化会館なし坊ホールにて「スクールサミット」が開催されました。市内の小中学生が日頃の学習や活動を通して考えたことを発表する場です。

「わたしたちのウェルビーイング」をテーマに、市内小中学校の代表児童・生徒がプレゼンテーションを行う「スクールサミット」。児童・生徒のスピーチ力やプレゼンテーション力を高めるとともに、他校の発表を聞き、互いの考えや学びを共有することを目的に開催されています。

 

今年も、各校の児童・生徒が、ウェルビーイングやSDGs、地域とのつながり、環境、平和、これからのまちづくりなどをテーマに、学校で取り組んできた活動や、そこから生まれたアイデアを発表しました。子どもたち自身の視点から、より良い学校や地域、そして未来の白井について考える、充実した発表の場となりました。

スクールサミット~わたしたちのウェルビーイング~

白井市笠井市長あいさつ

本日は、令和8年度「スクールサミット~わたしたちのウェルビーイング~」を開催できますことを、心からうれしく思います。

 

白井市は、千葉ニュータウンの開発などによって大きく発展してきました。そして、まちの発展から間もなく半世紀を迎えようとしています。これからの白井市には、これまで大切にしてきた伝統や地域の良さを守りながら、時代の変化に対応し、新しいまちづくりを進めていくことが求められています。今日、皆さんがどのようなことを考え、どのような提案をしてくれるのか、私も大変楽しみにしています。皆さんの発表からは、白井市の現在、そして未来について、さまざまな視点から考えた提案が出てくることと思います。皆さんが大人になり、このまちの中心となって活躍する頃には、白井市は今とは違う、新しいステージを迎えていることでしょう。その未来をつくっていくのは、まさに皆さんです。ぜひ今日のスクールサミットをきっかけに、「自分たちのまちをどうしていきたいのか」「どんなまちで暮らしたいのか」を、これからも考えてみてください。

 

皆さんが考えたことを、ぜひ言葉にし、行動に移してほしいと思います。今回の発表の中から、素晴らしい提案があれば、白井市としても、実現できるものは実現に向けて取り組み、計画的に進めていきたいと考えています。今日は、皆さん一人ひとりの「白井市をもっと良くしたい」という思いを、ぜひ思い切り発表してください。皆さんの素晴らしい発表を期待しています。

【第一部】

 

1 白井中学校:白井中学校の取り組み~私たちの市のためにできること~

 

2 大山口中学校:Differences Are Doors~違いは壁ではなく新しい世界への扉~

 

3 七次台小学校:どの世代もみんなつながるまち~白井市を日本一ウェルビーイングな働きができるまちへ~

 

4 白井第二小学校:二小のウェルビーイング~学校を好きになるイベントを考えよう~

 

5 池の上小学校:池小☆ウェルビーイング~私たちにできる2つのこと~

 

6 桜台小学校:「よりよい未来」のために、今、学ぶべきこととは?~話し合おう、考えよう~

 

7 白井第一小学校:ぼくたち・わたしたちのウェルビーイング~2つのK「環境」と「感謝」~

白井市のこれからのまちづくりについて「環境を生かすまち」「自ら学び育ち、チャレンジできるまち」に着目し、白井の豊かな自然や農地を活用したイベント、若者が参加しやすい地域活動などを提案していました。

 

小学生から20代を対象に行ったアンケートでは、地域のイベントに「参加したことがある」「参加したことがない」がほぼ半数ずつという結果に。そこから、友達と一緒に申し込める仕組みや1日数時間だけでも参加できるイベント、同世代と交流できる機会、自分の得意なことを生かせる活動などを提案。具体的には、白井のさまざまな場所を巡るスタンプラリーや、小中高生が参加するクイズ・謎解きイベントなどを発案していました。

 

「若者が地域活動に参加することで、地域とのつながりや白井への愛着が深まり、将来の定住にもつながるのではないか」と、未来の白井を見据えた提案です。

「新しい世界への扉」をテーマに、ウェルビーイングと校外学習で訪れた「TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)」での体験をもとに発表者全員が英語で発表しました。英語を使った体験型学習を通して、生徒たちはホテルやレストランなど、さまざまな場面を想定した英語でのコミュニケーションを体験しました。その中で気づいたのが、「当たり前」は人によって違うということだったそうです。

 

日本では普通だと思っていることも、外国の人にとっては普通ではないかもしれません。反対に、自分たちが不思議に感じることも、別の文化では当たり前かもしれません。生徒たちは、異なる文化や考え方を理解するためには、一つの「普通」に当てはめるのではなく、それぞれの違いを知り、認めることが大切だと考え「違いを知ることが、新しい世界への扉を開く」という学びが伝えられました。

感謝をテーマにしたグループが取り組んだのは、「ありがとうボックスプロジェクト」。全校に活動を知らせ、各クラスに「ありがとうカード」とボックスを設置しました。そこに、友達や先生などへの感謝の気持ちを書いて入れてもらいます。集まった「ありがとう」は、なんと全校で335枚!

 

「荷物を持ってくれてありがとう」「頑張っているところが素敵だった」「いつも配り物をしてくれてありがとう」など、日常の何気ない場面にある感謝の言葉がたくさん集まりました。活動後のアンケートでは、「ありがとうを言えるようになった」と答えた児童が89%に達しました。

 

児童たちは、この活動を通して「普段は気づかなかった、感謝するべきことを考える時間ができた」と振り返り、これからも感謝を言葉にして伝えていきたいと話しました。

「人の健康と幸せを支えられる薬剤師になりたい」「食品ロスについて学んだ経験を将来につなげたい」など、自分の興味やこれまでの学びを将来の仕事に重ねながら考える姿が印象的でした。

 

また、桜台小学校の公式キャラクター「リオン」も画面上に登場。会場を和ませながら、子どもたちの討論を盛り上げました。

平和について考えた「白井市中学生平和学習派遣」

市内の中学生12名が、8月4日から6日までの3日間、広島市を訪れ、平和について学びました。世界で初めて原子爆弾が投下された広島で、歴史や平和の尊さについて話を聞き、資料館を見学し、全国の中学生たちと意見を交換しました。

 

発表では、「平和は当たり前のようで、当たり前ではない」という気づきが語られました。戦争の悲劇を繰り返さないためには、過去を学ぶだけでなく、一人ひとりが自分のこととして受け止め、自分の言葉で周囲に伝えていくことが大切です。

 

「人を思いやること」「違いを認め合うこと」など、日常生活の中にも自分たちにできる平和がある。今回の経験を「平和のバトン」として次の世代へつないでいきたいという、中学生たちの強い思いが伝わる発表でした。

 

今後は、派遣された中学生による発表や、小学校でのレポートの共有などを通して、学んだことを地域へ発信していく予定です。

【第二部】

 

1 桜台中学校:備えあれば憂いなし~防災学習を通じて~

 

2 七次台中学校:わたしたちのウェルビーイング~白井市の発展にむけて考える3つの提案~

 

3 南山中学校:相模湖周辺の自然から学ぶ白井市や私たちにできること

 

4 清水口小学校:わたしたちのウェルビーイング~きれいなまちを作るために、私たちができること~

 

5 白井第三小学校:ウェルビーイングな白井市~知名度を上げ、人口を増やしてみよう~

 

6 南山小学校:南山のウェルビーイングをデザインしよう~幸せづくりプロジェクト~

 

7 大山口小学校:もし白井が100人の村だったら~誰もが幸せなくらしを送るために~

「防災」をテーマに、日本で起こりやすい災害について調べ、災害が起きたときに自分たちはどう行動すべきかを考えました。災害や減災について学ぶことで、いざというときに落ち着いて行動できるようになることを目指し、災害時の連絡手段や避難方法、家庭での備えなどを紹介しました。特に、災害用伝言ダイヤル171の利用方法や、非常用トイレの準備、避難経路の確認など、日常生活の中でできる具体的な備えを取り上げました。また、避難情報の警戒レベルについても説明し、レベル4までに避難することの重要性を呼びかけました。火災や浸水などの場面を想定し、周囲の状況を確認しながら、焦らず安全に避難することが大切だと訴えました。

学校をよりよい場所にするための「挑戦」をテーマに、児童自らが考え、行動するプロジェクトについて発表しました。これまでの総合的な学習の時間で、荒れていた学年園をきれいにした経験を踏まえ、再び雑草が生い茂ったことをきっかけに、学校全体で雑草をなくす取り組みを企画しました。全校児童に動画で参加を呼びかけるなど、自分たちだけでなく学校全体を巻き込む工夫も行いました。学校をきれいにすることを出発点として、学校と地域が一緒に笑顔になれる南山をつくっていきたいという思いを示しました。

 

「世界がもし100人の村だったら」という視点から白井市を捉え直し、そこに暮らす一人ひとりがより幸せに暮らすためには何が必要なのかを考えました。白井市の人口や年齢構成、交通、農業などを「100人の村」に置き換えることで、普段は意識しにくい地域の特徴を身近な問題として捉えました。そのうえで、経済的に困っている家庭や子どもたちへの支援について調べ、子ども食堂など地域で行われている取り組みを紹介しました。

「白井市のこれから」を若い世代の視点から考えました。市民が安心して交流できる場所を増やすこと、若者が継続的に過ごせる場所をつくること、そして若い世代が地域づくりに参加できる仕組みをつくることを柱に、具体的な提案を行いました。市内の施設には十分に活用されていない部屋もあることから、そうしたスペースを市民に開放し、手作りのお菓子などを囲んで交流できるイベントを開催する案を示しました。また、若者へのアンケートを通して、白井市で働きたいと思う若者が少ないことや、若者向けの店や施設を求める声があることを明らかにし、白井市の魅力を若者に伝えるための新しいキャッチコピーづくりや、市内企業を知る工場見学なども提案しました。

 

自然や生き物との共生をテーマに学習を進めました。熊の出没が増えている背景について調べ、森林伐採による餌の減少や、人間の生活圏に食べ物が増えていることなど、人間の活動が野生動物との関係に影響していることを考察しました。そのうえで、農作物を放置しないことや、生ごみを適切に管理すること、荒れた草木を整備することなど、地域でできる対策を提案しました。また、地域の生物多様性についても学び、さまざまな生き物がつながり合って生態系を形成していることを踏まえ、人間と自然が共生していくために何ができるのかを考えました。

地域のごみ問題をテーマに、実際に地域を歩いてごみの種類や場所を調査しました。交通量の多い場所ではペットボトルなどのプラスチックごみ、駅周辺では袋やたばこ、スーパーの駐車場周辺では飲料容器などが多く見られる一方、地域住民による清掃活動が行われている場所では、ごみが少ないことも確認しました。さらに地域の人へのインタビューを行い、不法投棄やごみ処理に対する困りごと、日頃からごみ拾いを続けている住民の思いを聞き取りました。調査を通して、ごみ問題は環境だけの問題ではなく、地域で暮らす人々の意識や行動にも関わる問題であることを学び、一人ひとりが「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識を持つことの重要性を伝えました。白井市で行われている「ゴミゼロ運動」や「パチピカ大作戦」、3Rの取り組みなどにも触れ、地域全体で協力してきれいなまちをつくることを呼びかけました。

麗澤大学・津村教授からの講評と新しい取り組み

津村教授からは、学生たちが取り組んでいる「植物マップアプリ」について紹介がありました。麗澤大学の緑豊かなキャンパスを舞台に、学生たちはスマートフォンのGPSやジャイロセンサーを活用し、現在地周辺の植物を地図上で確認できるアプリを制作しています。

 

地図上のピンをタップすると、その場所にある植物の情報を見ることができ、スマートフォンを動かすことで地図も連動して動きます。さらに現在は、キャンパスを3Dマップ化する取り組みにも挑戦しています。

 

その実証実験として、白井市内の梨園を対象に3Dマップを作成。動画から静止画を切り出し、複数の3Dモデルを作成して、それらをつなぎ合わせることで、より大きな3Dマップを構築していくというものです。学生たちの技術を地域の魅力発信につなげる、新たな取り組みとして紹介されました。

スクールサミットで各校の発表を聞いた講評・感想

 

「本日は、皆さんの発表を聞かせていただき、本当にレベルが高くて驚きました。皆さんが、自分たちのまちや社会について、こんなにも真剣に考えていることがよく伝わってきました。今日の発表を通して、皆さんにはぜひ自信を持って、これからも自分たちの活動に取り組み、続けていっていただきたいと思います」と話されました。

【最後に】なし坊ホールという大ステージに立ち、緊張しながらも、堂々と自分たちの考えを伝える姿はとても頼もしく感じました。子どもたちの発表を聞きながら、これからの白井市をつくっていくのは、まさにこの子どもたちなのだと実感。今回のスクールサミットが、子どもたちの「考える力」「伝える力」、そして「地域を変えていく力」を育てる貴重な機会になっていることを感じました。素晴らしい発表を披露してくれた皆さん、本当にお疲れさまでした!これからも、皆さんの視点で見た「白井のまち」を、ぜひ私たちにも教えてください。

取材日:2026年8月20日

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。