白井市の事業を紹介します
白井市は令和8年度『(仮称)白井市景観とみどりの基本計画』の策定に向け検討を進めています。
キックオフシンポジウムは、市民や市内関係者の皆さんへ情報を提供、また景観・みどりに関する認識を共有するため開催されました。
登壇者の方から、それぞれ話題提供や取り組みについての紹介がありました。
千葉大学名誉教授 北原理雄氏
1947年横浜市生れ。1970年東京大学工学部都市工学科卒。
1977年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。名古屋大学工学部助手、三重大学工学部助教授を経て、1990年より千葉大学大学院工学研究科教授。
【著作】
実現されたユートピア(共著、鹿島出版会、1980年)
都市設計(「新建築学大系」17、共著、彰国社、1983年)
国際比較による大都市問題(共著、ぎょうせい、1990年)
都市の個性と市民生活(岩波講座「都市の再生を考える」3、共著、岩波書店、2005年)
観光の社会心理学(共著、北大路書房、2006年)
公共空間の活用と賑わいまちづくり(共著、学芸出版社、2007年)※出典:ウィキペディア
「景観・みどり・まちづくり~市民と行政のコラボレーション~」と題して、話題を提供されました。
白井市都市計画審議会にも参加しています。
他市の事例などを織り交ぜながら、豊かな市民生活の実現に向け計画に参画しています。
NPO法人しろい環境塾 理事長渡邉 康夫氏
北総地域の里山や田畑の再生・保全に取り組み、次世代により良い環境を引きつぎ、安らぎのまちづくりに貢献します。
白井市平塚を拠点に月・水・土の週3回活動しています。
ナガエツルノゲイトウ群落の駆除を地域の高校生や、市民活動団体の皆さんとともに活動する現状を紹介していました。
しろいふるさとガイドの会会長 市川 善美氏
歴史や文化、自然や生活、地形や地名の生い立ちなど、白井の魅力を学び、それを伝える活動をしています。
現地を見て歩きながら、市内小学校などで資料や写真を見ながら解説をして、白井の魅力を実感してもらう散歩の達人です。
一般社団法人まどかこどもレグル代表理事 嶋本祐子氏
“家でも学校でもない子どもの新しい居場所” となる「子ども第三の居場所」事業として、まどか幼稚園の敷地内に「CoMADO」を開設しました。
けやき台多目的広場に作られたビオトープで生き物観察会や、田植えを体験しました。機械ではなく、子供たちの手で実際に植える体験を通じ季節の変化や動植物の魅力に触れる体験活動の運営や環境整備をしています。
NPOフュージョン長池創設者 富永 一夫氏
都市公園の指定管理業務を軸として、住民の暮らしを様々な角度から支援することを目的に、NPO活動を行っています。
地域の方々との協働による活動を行うことで、誰もが“幸せを実感できる”、そんな地域づくりを目指しています。
パネラーがそれぞれの立場で考える、白井市での暮らしに対する景観・みどりとの関わりと、計画策定に向けて白井市で重視すべき事項について話し合われました。
【コーディネーター】
千葉大学名誉教授 北原 理雄氏
【パネリスト】
NPO法人しろい環境塾理事長 渡邉 康夫氏
しろいふるさとガイドの会会長 市川 善美氏
一般社団法人まどかこどもレグル代表理事 嶋本 祐子氏
NPOフュージョン長池創設者 富永 一夫氏
白井市長 笠井 喜久雄氏
白井の環境を守る立場、白井を歩き調べ上げる立場、子ども達の生活を見守る立場の皆さんそれぞれの立場で想う「白井の暮らしに対する景観・みどり」を語り合い、お互いの活動からより良い景観計画の策定、推進等が進められていきます。
取材日:2024年9月28日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。