みんなで考えよう! 地域の防災について!
2025年5月17日、印西市大森地先利根川堤防で行われ白井市、印西市、四街道市の各消防団の合同で水防演習を行いました。
千葉県印旛土木事務所現地指導班、印西地区消防組合消防本部水防工法指導班、成田市消防本部水防工法指導班、栄町消防本部水防工法指導班の指導により各工法の演習が行われました。
当日は風雨の中、実践さながらの苛酷なコンディションでの演習となりましたが、各関係機関がそれぞれの役割を担い、協力体制を確認し合っていました。
主催:印旛地区水防管理団体連合会
演習担当:印西市
出動水防団:白井市水防団・印西市水防団・四街道市水防団
支援協力団体:陸上自衛隊第1空挺団、国土交通省利根川下流河川事務所安食出張所、千葉県印旛土木事務所、印西警察署、印西市交通指導員、成田赤十字病院、四街道市、白井市、印西市建設業災害対策協力会、印西市造園組合、印西地区消防組合消防本部、成田市消防本部、栄町消防本部、印旛利根川水防事務組合
『演習想定I』(水防団による訓練)
A)竹尖げ・杭拵え、土のう作り
B)表むしろ張り(ブルーシート張り)
C)積土のう・改良型積土のうⅡ※
D)印西市建設業災害対策協力会及び印西市造園組合による水防訓練
E)月の輪、釜段※
『演習想定Ⅱ』(印西地区消防組合及び陸上自衛隊による水難救助訓練)
※白井市消防団が演習実施
【演習想定Ⅰ】※水防演習配布資料を抜粋
『(略)台風は関東地方全域にわたり豪雨をもたらし、利根川では本川・支川とも増水が著しく最大の台風級の増水になる恐れがあります。(略)千葉県印旛利根川水防事務組合本部長は、水防準備の体制を整えるとともに、重要水防箇所を重点に堤防の内外を巡視するなど、洪水の発生に対して万全を期することとしました。
国土交通省関東地方整備局利根川下流河川事務所は利根川押付の水位が氾濫注意水位に達したことから、水防機関の出動を求める水防警報(出動)第2号を発表するという状況です。』
消防団は地域防災の要として災害から人命・財産を守り続けてきた、歴史ある有償ボランティアです。
火災・地震・台風などの災害が発生した場合に、消防署と協力し迅速な消火・救出活動を行い、また地域での火災予防活動やそのための教育・訓練などを行っています。
身分は非常勤特別職の公務員となり、火災などで出動した場合には手当が支給され、また5年以上勤務し退団した場合には退職報償金が支給されます。
また、消防団活動を通じて地域で多くの仲間と知り合うことができます。
入団できる方は、18歳以上で市内に居住、勤務または近隣に居住している方で消防団活動ができる方です。
※出典:白井市役所ホームページ
白井市消防団、長谷川則彦班長以下19名の団員が改良型積土のう工法及び積土のう工法に当たります。
白井市消防団、山口貴弘班長以下21名の白井市水防団員が釜段工法に当たります。
演習の実施は、前記の演習想定に基づき水防警報及び洪水予報の発令や、印西市都市建設部からの報告を考慮しながら指令及び命令を行います。
ただ今、巡視員から堤防の崩壊や、堤防から水があふれている箇所発見の連絡あり。水防団はただちに改良型積土のう工法及び積土のう工法をもって防御せよ。
白井市消防団、長谷川則彦班長以下19名の団員が一致団結して、改良型積土のう工法及び積土のう工法に当たります。
長谷川班長の指揮により、白井市水防団と四街道市水防団合同の改良型積土のう工法及び積土のう工法が始まりました。
【積み土のう工法】
増水が速く、堤防から水があふれるのを土のうを積むことにより防止する工法です。
土のうを積む場合には、堤防上端(うわば)の肩より50cm~1m程度離した位置から積み始めます。この際、下草をよく剥ぎ取り、堤防と土のうとのなじみを良くしてから積み始めます。
また、浸透水の防止と、強度を上げるために30cm程後方に、控え土のうを小口(こぐち)積みで積み、土のうと土のうの間に土砂を入れ良く踏み固めます。なお、積み土のうで3段以上積む場合には、土のう1体に付きパイル2本を打込み、強度を高めます。本日の積み土のう工法は、川側、3段長手積み、居住地側、2段小口積みで実施しております。
ただ今、巡視員から居住地側堤防斜面に漏水箇所発見の連絡あり、水防団は直ちに、月の輪工法並びに釜段工法をもって防御せよ。
白井市消防団、山口貴弘班長以下21名の白井市水防団員が釜段工法に当たります。
【釜段工法】
居住地側堤防斜面や小段などから漏水が生じた時に、表むしろ張り工法と平行して用いる工法で、土のうを積み漏水する水の圧力を弱めて、堤防の決壊を防止する工法です。
この釜段工法は、居住地側堤防斜面小段などからの漏水口を中心として、2m~4mの円形に積土のうの要領で長手積み、小口積みで積み上げていき、中に水を貯めることにより漏水の圧力を弱め堤防の土砂流出を防ぎます。
山口班長の指揮により、白井市水防団が一致団結して釜段工法が始まりました。
貯まった水は、塩ビパイプなどにより安全な場所へ流します。
流し口にはむしろと土のう(水たたき土のう)を置き、流水によって堤防が掘られないようにします。
月の輪工法・釜段工法で注意することは、土のうを積む場合に下草を良く剥ぎ取り、土のうと堤防の密着を良くすることと、漏水口は絶対に塞がないことです。
釜段工法の中の水位は、河川水位より高くしないことです。漏水口を塞いだり、工法の中の水位を高くすると、漏水した水が回転して土砂を洗い、漏水口を拡大し堤防の決壊につながりますので特に注意しなければなりません。
自分たちのまちは自分たちで守る!
白井市消防団では団員を募集しています。特に若者の力を必要としています。
消防団に関心のある方は、是非、お問い合わせください。
総務部 危機管理課
電話番号:047-401-4650
ファックス:047-491-3554
お問い合わせはこちらから
【最後に】令和7年水防演習に初めてお伺いし、改めて白井市消防団を始め、実践さながらの風雨の中で演習に臨まれた、使命感のある各市消防団の皆さまに心中より尊敬と敬意を表します。しろいまっちは、今後も白井市消防団の訓練・活動を出来る限り追いかけていきたいと思います。
取材日:2025年5月17日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。