一度は読んでほしい本特集
図書館では、毎年8月に「戦争を語り継ぐ」の展示をおこなっています。
白井市立図書館の司書の皆さんに「これ絶対読んでほしい!」というお勧めの本を教えていただくこのコーナー。
終戦から79年を迎える今年の8月は、戦争をテーマにした本と映画をご紹介いただきました。
人びとの暮らしを中心に描いた本と映画をひとつずつ、平和の尊さと戦争のない未来を願い、後世に伝え継ぎたい作品です。
図書館は今年の10月7日に、開館30周年を迎えます。これを記念して様々なイベントが企画されています。こちらからご覧ください。
ここで紹介する本と映画以外にも、おすすめの作品が展示されています。是非ご覧ください。
黒柳徹子/著 講談社/出版者
1981年に発刊され、国内800万部・全世界で2500万部の大ベストセラーとなった『窓ぎわのトットちゃん』。
2023年12月には、アニメで初めて映画化もされました。
今も世代をこえて世界中で愛され続けている “トットちゃん” のその後が、42年ぶりに発刊されました。
続編は、東京大空襲の数日後に疎開した青森での生活からはじまります。
バイオリン奏者である父の出征と帰国、日々の生活を時に逞しくもエレガントに彩る母。
疎開先を離れて入学した東京の音楽学校での生活、NHK専属のテレビ女優第1号としての活躍の日々、
そしてニューヨークに留学するまで。
笑いあり、涙ありの等身大の青春記です。
表紙とイラストは前作と同じく、いわさきちひろさん。
優しく、やわらかく、愛情いっぱいのイラストが、
トットちゃんの物語をあたたかくつつみこみ、彩ります。
図書館では、没後50年になるいわさきちひろさんの本の展示もおこなっています。
あわせて手に取ってみてください。
展示リストは以下からご覧いただけます。
片渕須直/監督・脚本(バンダイビジュアル )
こうの史代/原作
舞台は第二次大戦下の広島。
絵を描くことと物語作りが得意な少女・すずは、昭和19年2月、18歳で軍港の街・呉に嫁ぎます。
徐々に配給物資も少なくなり、生活も厳しくなるなか、すずは工夫をこらして日々の食卓をつくり、衣類を直します。
しかし次第に戦況は悪化、呉の街は何度も空襲に襲われ、街も破壊され、
すずも大切なものを失ってしまいます。
そして迎えた昭和20年8月―。
戦争を背景にしながら、すずを中心に市井の日々の暮らしを丁寧に描いた作品です。
どこにでもあるささやかな暮らしを、一瞬で奪う戦争の脅威。
日々のありふれた小さな幸せが、どれほどかけがえのない、尊いものであるか。
そのことに、あらためて気づかされます。
この世界の片隅で、懸命に生きる明かりを灯す人たちの物語です。
白井市立図書館では引き続き30周年記念展示を行っており、30年間のベストリーダーや時事、白井市立図書館のあゆみなどを展示しています。(全6回)
7月26日からは第3回目として、2005年(平成17年)~2009年(平成21年)の本を展示中です。展示リストは以下からご覧いただけます。
白井市立図書館開館30周年記念展示【第3回】2005年(平成17年)~2009年(平成21年)
また、記念イベントも開催中です。
↓↓詳細はこちら↓↓
暑いと出かけるのがおっくうなりますよね。
そんな時には文化センターに出かけましょう。文化センターは今年で30周年を迎えます。
文化センターには図書館以外に、文化会館やプラネタリウム・郷土資料館があり、各施設で様々な記念イベントを開催しています。
詳しくは、白井市のサイトをご覧ください。
中高年の皆さんへ ~2024年9月の図書館司書さんおすすめ本 ~
心ゆたかに生涯読書 ー敬老の日に薦める本ー
戦争を描いた映画~2024年8月の図書館司書さんおすすめ本&DVD ~
図書館では、毎年8月に「戦争を語り継ぐ」の展示をおこなっています。
夏休み特集・小学生編~2024年7月の図書館司書さんおすすめ本 ~
夏休みに、この本を!