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みんなで考えよう! 地域の防災について!

白井第二小学校で体験型防災授業が実施されました!

2024年6月20日、AR技術等を用いた洪水災害や火災時の避難を想定した体験授業が白井第二小で開催されました。

2024年6月20日白井第二小学校で、洪水や火災を想定した体験型防災授業が開催されました。

この取り組みを支援するために、三和商事株式会社NTT東日本両者がこれまで培ってきた防災・減災のの取り組みからICTやDXを活用した体験型の防災訓練となりました。

 

当日の様子をご紹介します♪

目的<一部抜粋>

白井市教育委員会および白井第二小学校は、市の地域防災計画に基づき、市民一人ひとりが「自らの命は自ら守る」とする目的と「自分たちの地域は地域みんなで守る」とする共助の重要性を認識することや、家庭・地域などと連携して幼少期からの災害教訓の伝承を行うことで防災教育の充実に繋げています。

 

※出典:NTT東日本報道資料

水害についてどこまで知っていますか?

主に、「土砂災害」、「浸水」がこれに該当します。

激しい大雨の発生回数を示したスライドを真剣にみている6年生。ここ30年で1.45倍になっているという事実におどろきを隠せませんでした。その後過去の日本でおきた台風での被害の話などの説明がありました。

白井市内でおきた水害について、当時を知る方からクイズの出題!

当時のお話を聞かせてくれたのは、白井第二小卒業生でもある今井庄一郎さん。

Q1:「過去に白井市の今井地域で記録に残る水害がありました。それはいつといつでしょうか?

A.昭和13年、昭和16年

B.昭和39年、昭和45年

C.昭和58年、平成13年

 

Q2:過去の体験から今井さんご本人がした対策はなんでしょうか?

A.天気予報を見るためにテレビを買った

B.1年分の食べる量のお米を残していた

C.白井市から他の町へ引っ越した

 

正解は……↓↓↓

Q1の正解はA.昭和13年、昭和16年

Q2の正解はB.1年分の食べる量のお米を残していた

 

でした。田んぼが水害を受けるとお米が取れなくなるので、事前に1年分の食べる量を確保しておきながら、他にも高台にある水塚(みずか)に畳やタンスなど生活必需品を事前に避難させていたんだそうです。

水塚(みずか)とは?

水塚(みづか)とは河川や湖沼の氾濫から生活を守るために築かれた土盛りや、その上に建てられた建造物を総称していいます。千葉県内では野田市や印西市など、大きな河川の下流域にみられます 市内には金山落としに沿った低地に広がる今井地区にのみ11基が所在し、そのうち7基が市指定文化財に指定されています。

 

※出典:今井の水塚(市指定文化財)

 

避難するときのポイント!

●避難時の服装はヘルメット、手袋、目立つ色のレインコート、はきなれた靴。そして荷物は最小限に。

●単独行動は危険です。みんなで助け合い集団で行動しましょう。

●避難は徒歩で! 車は交通渋滞を招きます。そして浸水したら動きません。

●危険な場所(がけや塀のそば)はさけましょう。

●足元に注意! 浸水すると足元が見えません。足元を確認しながら歩きましょう。

災害の種類に合わせた対策と準備が必須なんだと改めて感じました。

AR技術を使って水害をリアルに体験してみよう!

 

専用のゴーグルつけて、足元を確認するために傘で探りながら歩くように説明を受けました。

実際に見える映像ががこちらです。二小が水浸しに!!

AR技術を用いた浸水災害を想定した体験

子ども達も実際に体験してみます。

この体験を終えた直後の子ども達に感想を聞いたところ…。

 

「ちょっと怖かったけど、体験できてよかったです。」

「リアルに水浸しに見えました。」

「すごかった。」

など興奮しながら教えてくれました。

火災時の煙幕下を想定して脱出してみよう!

火災による煙幕下を想定した避難を体験できる「GENSAI(減災)迷路」

防災士の方からGENSAI(減災)迷路の説明がありました。

 

「この迷路には途中、防災知識に関するマルバツクイズが用意されています。正解することでゴールに近づいていけます。ただし煙が出ていると仮定して、だいたい膝ぐらいの高さで移動できるように頑張ってください。迷路の中には一部、暗闇ゾーンもあります。その時にこのヘッドライトを活用することであかりの大切さも感じてもらえると嬉しいです。」

ゴールを目指して低い姿勢で進んでいきます。

この防災体験の感想を聞きました!

6年生Nさん

「水害の体験では、傘で障害物を見つけるのも大変でした。水位が高くなるのが怖いと思いました。

今まであまり水害は想像できなかったけど、確かに西白井だとありえるのかなと思いました。」

6年生Aさん

「いろいろな災害の体験ができて、勉強にもなったし楽しかったです。でも本当に水害が起きたら怖いなと思いました。家に帰ったら、災害が起きた時の対策はすごい大切だよって伝えたいです。」

白井第二小学校鈴木先生

「 子ども達には、放送で地震の音が流れて避難する形の避難訓練し か防災教育はやってきてませんでした。 今回視覚を取り入れた防災ということで、また違った刺激になった のではないかと思います。あと、楽しみながらも怖いっていう体験 ができるのはとてもよかったのではないかと思います。」

最後にこの体験に参加されていた保護者の方にもお聞きしました。

 

「子ども達が楽しそうに防災について学べたのが本当に良かったなと思います。」と語られていました。今後もどんどん子ども達が正しい知識をもっと学べる場ができるといいなと思えました。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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