みんなで考えよう! 地域の防災について!
災害が起きたとき、自分にできることは何だろう?

地震や豪雨など、いつ起こるかわからない災害。そんなときに自分の命を守り、周りの人を助けるためには、日頃から防災について学んでおくことが大切です。
2026年9月12日(土) と13日(日)の2日間にわたり 、楽しみながら防災を学べる「みんなで学ぼう防災キャンプ」が開催されました。一泊二日で防災を学ぶ体験型イベントに小学4~6年生の8人が参加し、高校生ボランティアも加わり、防災講話や災害VR体験、避難所生活の体験など、さまざまなプログラムを通して防災について学びました。
開会式では、眞水実行委員長や井上教育長のあいさつがあり、青少年相談員や危機管理課の職員が紹介されました。
眞水実行委員長あいさつがありました。
青少年相談員と危機管理課職員が紹介されました。
白井市教育委員会井上教育長あいさつ
防災のエキスパート、米田危機管理監による防災講話です。
防災講話では、地震の仕組みや風水害、富士山の噴火など、さまざまな災害について学びました。講話は、話を聞くだけではありません。子どもたち自身が考え、発表する場面もあり、災害を自分のこととして考える時間になりました。
最初は少し緊張していた子どもたちも、アイスブレイクのゲームを通して少しずつ打ち解けていきます。名前を覚えたり、声を掛け合ったりしながら、みんなで学ぶ準備も整いました。



千葉県のVRゴーグルを使った災害体験では、豪雨や津波の様子を疑似体験しました。
映像を通して災害の迫力を感じた子どもたちからは、驚きの声も。普段の生活ではなかなか体験できない災害の様子を知ることで、その怖さや、日頃から備えておくことの大切さを実感する機会となりました。


避難所生活を想定したプログラムでは、パーテーションの組み立てに挑戦しました。周囲からの視線を遮る空間をつくることは、プライバシーを守り、少しでも安心して過ごすために大切です。

避難所でパーテーションを使う理由を学んだ後、実際に自分たちの手で組み立てます。

避難所では、多くの人が同じ空間で過ごすことになります。



また、断水や下水道の被害で水洗トイレが使えなくなった場合に備え、凝固剤を使った簡易トイレの使い方も学習。発電機や投光器など、いざというときに役立つ備蓄品についても紹介がありました。


災害時に役立つ調理方法として教わったのが「パッククッキング」です。
危機管理課の保健師に教わりながら、クリーム煮、ひじきの煮物、アルファ米、フルーツ寒天を調理しました。

限られた道具や水で食事を用意する工夫を学びます。

災害への備えというと、道具や食料を準備することを思い浮かべがちですが、いざというときに役立つ調理方法を知っておくことも大切な備えの一つです。
できあがった料理をみんなでおいしくいただきました!


災害時には、インターネットが使えなくなることもあります。そんなときに情報を得る手段となるのがラジオです。ラジオ講座では、自分たちの声を収録して番組を制作。実際に聞いてみるところまで体験しました。


さらに、すぐに持ち出せる「防災ボトル」づくりにも挑戦しました。
小さなボトルに、何を入れておけば災害時に役立つのか。子どもたちは必要なものを考え、発表しました。限られたスペースだからこそ、何が必要かを自分で考えることが重要です。

「防災ボトル」づくりにも挑戦しました。

本村先生(日医大救命救急医師)の「こどもQQ防災ハント」に子どもたちは興味深々です。
子どもたちが楽しみながら取り組んだプログラムの一つが、「こどもきゅうきゅうのかい」による「こどもQQ防災ハント」です。

災害時に役立つ備品や設備を探し出します。

普段何気なく利用している施設にも、防災に役立つものが隠れています。どこに何があるのか、どんなときに使うのか。子どもたちは周囲をよく観察しながら、仲間と一緒に探していきました。

「こどもきゅうきゅうのかい」による「こどもQQ防災ハント」
プログラムには、のどにものを詰まらせた赤ちゃんを助けるアトラクションや、倒れた人をAEDで助ける体験、クイズも登場。楽しみながら、いざというときに人を助けるための知識や行動を学びました。
さらに、公衆電話の使い方も体験。携帯電話やインターネットが使えない状況でも、家族や大切な人と連絡を取る方法があることを学びました。




参加した子どもたちの主な感想
「富士山が噴火したときのことを知ることができて良かった。」
「災害VR体験で、豪雨でガラスが割れたり、津波に襲われて怖かった。」
「おしっこを固めて匂いも消す携帯トイレを見てビックリした。」
「パッククッキングが美味しかった。」
「ラジオ講座は、最初難しかったけど、使い方に慣れて、また聞いてみたいと思った。」
「自分たちで組み立てたパーテーションで、みんなと一緒に寝れて楽しかった。」
「防災ハントで、駅前センター全体を探したり、クイズやイベントが多くてわくわくした。」
「いつ起こるかわからない災害のために、備えておかないといけないと思った。」
「もう一泊したかった。来年も開催されたら、また参加したい。」


防災キャンプ修了証が授与されました

今回の防災キャンプでは、講話を聞くだけでなく、実際に体験し、自分で考え、仲間と協力することを通して、さまざまな防災の知識を身につけました。子どもたちを見守り、一緒に活動したのは、青少年相談員や市の職員、高校生ボランティア、そして防災や救急の専門家たちです。
青少年相談員は、千葉県独自の制度として、親や学校の先生とは異なる立場から地域の子どもたちに寄り添い、健やかな成長を支えています。今回のキャンプも、地域の大人たちと子どもたちが一緒に学び、交流する機会となりました。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。