しろいの梨
梨を育てるうえでの「せん定」や「病害虫」などについて、知識の向上を図ります
白井市梨業組合(秋本享志組合長)とJA西印旛が協働で開催した「せん定講習会」に、30名の梨農家の方たちが集まりました。
県印旛農業事務所職員の方から、今年の梨の出来について説明を受けます。
農林総合研究センターの「幸水」満開日は4月2日で平年より6日早く、昨年より10日早かった。
・白井市の満開日は、
「新高」が3月29日(昨年4月9日)
「豊水」4月3日(昨年4月11日)
「幸水」4月5日(昨年4月13日)
「あきづき」4月3日(昨年4月13日)頃であった。
・「幸水」は7月の干ばつの影響により小玉傾向から始まったが、収穫最盛期には肥大が進んだこと、着果が良かったことから収穫量は昨年より多かった。
・「豊水」のみつ病は平年と比べて少なかった。
・「あきづき」のコルク状果肉障害が平年と比べて多かった。
要因になる条件:高温、水分不足、大玉生産、熟期の遅延、細胞数が少ない
・「新高」の日焼けによる収量減少が著しかった。
※出典:印旛農業事務所資料より抜粋
せん定講習会は、白井市梨センターで開催されました。
「せん定講習会」を主催した白井市梨業組合 山崎研究部長より開催のあいさつ
梨農家には欠かせない工具などを扱う業者の方々の紹介がありました。
せん定講習会に集まった梨農家さんは、長年にわたって梨づくりをしている超の付くほどベテランの方々ばかり。作業方法は目視するだけで一目瞭然のようです。
日本一の「しろいの梨」を作り続けている皆さんです。そう思うと、取材する側としても感慨深いものがあります。
EV散布機「ゼウスR120」の紹介もありました。離れた場所から簡単に操作でき、吸引被害も抑えられます。
【謝意】普段は一般が立ち入ることのない講習会。今回、梨農家の方々が「美味しい梨」を育てるために、研鑽を進めている場に立ち会うことができました。せん定の方法や、もっと生産量を増やすための知識や努力を、農家さん同士で共有していることを知る機会になりました。
白井市梨業組合秋本組合長を始め、梨業組合のみなさま、JA西印旛関係者のみなさまへ、この様な機会を与えてくださり心よりお礼申し上げます。
取材日:2023年12月1日
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。