しろいの梨
今が旬♪ JA西印旛白井中央梨選果場で豊水梨の出荷現場を取材しました。
白井中央梨選果場では、しろいの梨が昨年より出荷量が増えたそうです。今年は通年より梨の花の開花が早く成長が心配されていましたが、全ての梨農家さんの懸命な努力によって今年も「しろいの梨」は美味しくて瑞々しい梨です!しろいの梨ならまちがいなし!
取材当日は「豊水(ほうすい)梨」の出荷がピークを迎え、日本全国に出荷されるのを待っていました。
白井、梨づくりの起源
白井での梨づくりは、明治38年に鎌ケ谷から移住した浅海久太郎氏が梨の木20本余を植えたことに始まり、100年を超える歴史があります。
現在、梨の収穫量全国1位の千葉県において、白井市は収穫量トップを誇っています。主な品種は、幸水、豊水、あきづき、新高です。
幸水が8月から出荷が始まり、お盆時期に最盛期を迎え、その後、豊水、あきづき、新高と順次出荷され、10月中旬に収穫がほぼ終わります。※出典:白井市ホームページ(外部リンクします)
「しろいの梨」ファンとしては、日本全国の方に一度食べて、違いを知ってほしいです!
幸水(こうすい)《8月上旬~下旬》
酸味がほとんどなく甘みが強い、人気のある品種です。日持ちは冷暗所で5日程度です。冷蔵庫での保存をお勧めします。
豊水(ほうすい)《8月下旬~9月中旬》
果実は「幸水」より大きくなり、果肉は柔らかく、果汁がとても多くて甘味と酸味のバランスの良さが特徴です。日持ちは冷暗所で10日程度です。
あきづき《9月上旬~下旬》
梨界期待のサラブレッド、幸水・豊水・新高の3つの品種交配でできた梨で、豊水の果汁の多さ、新高の形の良さ、幸水の甘みを合わせ持ちます。果肉は柔らかく果汁もたっぷりで、糖度が高く酸味が少ないのが特徴です。日持ちは冷暗所で14日程度です。
かおり《9月中旬》
白井市のキャラクター「かおりちゃん」の名前になっている品種です。香りが良いことから「かおり」と呼ばれています。甘みは普通ですが、さわやかな香りと食感が楽しめます。大きくて緑色の果皮も特徴的です。幸水や豊水ほど出回っていないため、ぜひお近くの直売所でさわやかな香りをお試しください。日持ちは冷暗所で3日程度です。
新高(にいたか)《9月中旬~下旬》
大型の梨で、中には1kgを超えるものもあります。甘みが強くて柔らかく、風味豊かな高品質の梨です。日持ちが良く、新聞紙などで包みポリ袋にいれて冷暗所で保存すれば1か月以上持ちます。
新興(しんこう)《10月上旬~下旬》
やや大きめの品種で、果汁が多く、酸味は弱めで、食感はシャリシャリとした歯触りです。新聞紙などで包みポリ袋にいれて冷暗所で保存すればお正月までもつという日持ちの良さです。
繊細な梨を手早く箱詰めする作業、女性の手早さが必須ですね!
とても手際よく箱詰めしています。
取材日9月1日は、幸水が終わり豊水の出荷で選果場は大忙しでした!
白井市の梨農家さんは丹精込めて「しろいの梨」を育てておられ、直売もしています。市内各所に直売所があります。皆さんも、ぜひしろいの梨を味わってみてください。
出荷されるしろいの梨の品質は「秀・優・良」というランクがあります。
謝意:出荷作業でお忙しい中、取材のご協力をいただきましたJA西印旛白井中央梨選果場の皆々様には心中より御礼申し上げます。近く「あきづき」も出荷されるとお聞きしました。一度食べたら忘れられない甘みやシャリ感、お近くで「しろいの梨」を見つけたら、ぜひ食してみてください。個人的には早く「秋満月(あきみつき)」が食べてみたいです。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。