みんなで考えよう! 地域の防災について!
白井市危機管理課の内田危機管理監に市民のギモン「家族が離れている時のための備え」を聞いてきました!

内田さんは、白井市危機管理課の危機管理監として白井市の防災・危機管理に携わっている方です。白井市の現状を踏まえながら、震災に対する考え方と、アンケートにお寄せ頂いた質問に回答して頂きました。今回は家族が離れ離れになっている時(学校や職場)の考え方についてお聞きしました。
A:車で子供を迎えに行くのは控えてください。
子どもを学校等に迎えに行くのは発災後4日目以降が望ましいとされています。震災時の活動や道路状況を踏まえ、大地震発生時は、児童・生徒等は学校等に留置き処置になります。
普段一保護者として生活している記者自身が今まで見てきた学校での引き渡し訓練とはかけ離れた実情に正直驚きを隠せませんでした。この留置き措置の理由としては…
大規模地震発生時には、救命・救助活動、消火活動、緊急輸送活動などの応急活動を迅速・円滑に行う必要があります。大量の帰宅困難者が徒歩等により一斉帰宅を開始した場合には、緊急車両の通行の妨げになる可能性がり、応急活動に支障をきたすことが懸念されます。
このことから国は、「むやみに移動を開始しない」一斉帰宅抑制という基本原則を徹底するとし、白井市地域防災計画にも盛り込まれました。
まずは学校等の、児童・生徒の引渡し方針を確認し、学校等との認識を共有する必要があると感じました。そして今後ますます防災の意識や今後の訓練があらためて必要だと感じました。
帰宅困難者とは
震災発生時の外出者のうち、地震の発生により交通機関の運行が停止した場合に、自宅までの距離が遠く、徒歩による帰宅が困難な人を「帰宅困難者」とする。また、自宅までの距離が近く、徒歩による帰宅が可能な人を「徒歩帰宅者」とし、「帰宅困難者」及び「徒歩帰宅者」の両方を含めて「帰宅困難者等」とする。
※出典:千葉県ホームページ「千葉県 帰宅困難者・滞留者対策に関する基本的指針」
一斉帰宅抑制の基本方針
帰宅困難者等の発生による混乱を防止するための「むやみに移動を開始しない」という基本原則を徹底する。《一斉帰宅抑制を促していく。》
白井市地域防災計画《抜粋》
企業、学校などにおける施設内待機のための対策「むやみに移動を開始しない」という基本原則の徹底のため、企業、学校など関係機関に対し、従業員等や児童・生徒等を安全に待機させる場所の整備や、3日分の飲料水、食料及び生活物資の確保、並びに安否確認手段の確保などの対策を要請する。
※出典:「白井市地域防災計画より」
それでは子ども達自身が家族と一緒ではない時、どういった備えが必要かお聞きしてみました。
①「家族の防災会議」を定期的に行い、家族全員の認識を統一しておくこと。
②災害伝言ダイヤル171への登録・使い方を経験する。
③防災カードを作って携行する。
④どこにいても、自分の判断で、大きな揺れから命を守れる行動ができる。
子どもが通う保育園・幼稚園・学校など、対応の確認をまずはしておきましょう!その上で、家族が一緒でない学校・登下校の時はどうするか、連絡はどうするかを決めておくことが大切です。
NTTの災害伝言ダイヤル171(web171)を登録しておきましょう。災害用伝言ダイヤルは体験ができます。体験できる日は次の通りです。いざという時のために、お子さまと一緒に体験してみてください。
●毎月1日・15日 00:00~24:00
●正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
●防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
●防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
※他の通信事業者も災害用伝言板を提供しています。
詳細は、「家族が離れ離れになっているときの連絡方法」をご覧ください。
防災カードには、「自分・家族・親族の情報」、「子どもへのメッセージ」、「家族での決め事」、「健康情報」、「災害用伝言ダイヤルの使い方」が記入できます。ランドセルやカバンに常に携帯できるサイズなのでぜひ活用してみてくださいね。
ポケット防災カード
ポケット防災カードはいざという時に役立つカードです。日本語、英語、ポルトガル語、ベトナム語、ニュースLive!ゆう5時(さばいどる かほなん)5種類から選べます。自宅以外で被災した際は家族と離れ離れになってしまうことも想定されます。そんな時でも、少しでも落ち着いて行動するために、ランドセルや通勤カバンなどにカードを携帯しておくことができます。
教職員の指示を待つだけではなく、児童生徒が自ら判断し行動できることが重要です。そのためには、繰り返し訓練することが大切です!
どこにいても、どのような状況でも
●上から物が落ちてこない
●横から物が倒れてこない
●物が移動してこない
場所に素早く身を寄せて安全を確保→揺れがおさまってから安全な場所へ避難しましょう。

・「災害用伝言ダイヤル(171)」を使う。
・「災害用伝言板(Web171)」に書き込む。
災害伝言ダイヤル171への登録・使い方を経験してみる(利用方法)
-NTTドコモ「災害用伝言板」
-au(KDDI)「災害用伝言板サービス」
-ソフトバンク「災害用伝言板」
-Y!mobile:「災害用伝言板サービス」
-楽天モバイル「災害用伝言板」
・利用方法
・利用方法
インターネットが使える場合は、SNSを利用するのも一つの方法です。
被災地から被災地への電話は繋がりにくく、逆に被災地から被災地外への電話は繋がりやすいことが多いです。これを利用して、遠方に住む家族や親戚、知人の連絡先を中継地点として、家族の安否確認を取るのが「三角連絡法」です。災害が起きたとき誰の連絡先を中継地点にするか、事前に決めておきましょう。

三角連絡法のイメージ図
どこにいても自分の判断で、大きな揺れから命を守れる行動ができる。正しい防災・危機意識を持ち、正しい防災知識を得ることが大切だと改めて感じました。
※今回の記事は、市民の皆様からアンケートフォームを通じてお寄せいただいた疑問を元に、作成しております。
引き続き防災への疑問を受け付けております。不定期にはなりますが、できる限り疑問にはお答えしていきたいと思っています。下記アンケートフォームからご質問お待ちしております。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。